Skip to main content
2021年1月26日12時26分更新
Go to homepage
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

いのちより大切なものはあるだろうか? 菅野直基

2015年2月13日07時37分 コラムニスト : 菅野直基
  • ツイート
印刷
関連タグ:菅野直基
菅野直基+

ある時、小型飛行機が飛行中に、エンジントラブルに見舞われた。パイロットは、「この飛行機はまもなく墜落します。私は事故の報告をする義務がありますので・・・」と言い終わると、4つしかないパラシュートの1つを背負っていち早く飛び降りてしまった。残ったパラシュートは3つ。残された乗客は4人。1人の男が、「私は医者だ。たくさんの人の命を救わなくてはいけない・・・」と言ってパラシュートを背負って飛び降りていった。次の男は、「私は弁護士だ。数々の難しい裁判を勝ち抜いてきた。私を必要としている人がいる」と言ってパラシュートを背負って飛び降りていった。

残ったパラシュートは1つだけ、しかし、残った乗客は牧師と少年の2人だった。牧師は言った。「私は長いこと神に仕えてきた。思い残すことはない。しかし、君には未来がある。パラシュートを持っていきなさい」少年は言った。「牧師さん、大丈夫です。パラシュートはまだ2個残っていますよ」「ええっ、なぜ?」と驚く牧師。「だって、さっきの弁護士さん、僕のリュックを背負って飛び降りていきましたから」

この牧師は、結果的にいのちが助かりましたが、パラシュートを少年に譲るという決断はなかなかできるものではありません。しかし、それができるとしたらその理由は何でしょうか。

聖書には、「キリストは、私たちのために、ご自分のいのちをお捨てになりました。それによって私たちに愛がわかったのです。ですから私たちは、兄弟のために、いのちを捨てるべきです」(Ⅰヨハネ3:16)と書かれています。

キリストが軍隊の長だとしたら、後ろに立って、「行け!」と言うのではなく、前に立って、「続け!」と言われるでしょう。キリストがまず最初に、私たちを救うためにいのちを捨てて下さいました。その愛が分かった人は、神が愛する兄弟を救うためにいのちを捨てることも可能になってきます。

もう一つの理由は、たとい今死んでも、行き先は天国であることを知っています。だから、他者のいのちを救うために自分のいのちを犠牲にすることも可能になります。もちろん、20億人以上いるクリスチャンのうち、どれくらいの人が人を救うために自分のいのちをささげられるかは分かりません。「できます!」と言っている人が土壇場で翻して、死ねず。反対に、「私は信仰が弱いので、たぶんそんな大それたことはできません!?」と言っている人が、人を救うためにいのちを捨てるかもしれません。

これは、「クリスチャンになるとそのようにしなければならない!」というのではありません。もし、「そうできなければクリスチャン失格だ!」と言われるなら、極少数の人以外はクリスチャンになれないでしょう。人にとっていのちが一番大切です。しかし、強いられてでもないのに、「いのちを捨てても惜しくない!」というように人を変えてしまうのは、それだけ本物の救いがあるということです。

詩人・画家である星野富弘さんは、大学を卒業して高校の体育教師になり、2カ月目に、勤務先の学校の体育館で宙返りに失敗し、頭の骨を折って大けがをしました。それが原因で体の自由を奪われ、首から下が全く動かなくなりました。その後9年間の入院生活をしますが、なお体が不自由なままで、精神的に耐えきれないほどの苦痛に苛まれます。しかし、新たなチャレンジを始めました。口にくわえた筆で絵を描き始めました。その絵の横に自分の詩を書きました。その星野さんが書いた詩を紹介します。

「いのちより大切なもの」

いのちが 一番大切だと
思っていたころ
生きるのが 辛かった

いのちより大切なものが
あると知った日
生きているのが
嬉しかった

「いのちよりも大切なもの」にどこに行ったら出会えるでしょうか。星野さんは、体が不自由になったときにそれを発見しました。今、それはどこで発見できるでしょうか。それは、教会にあります。日曜日は教会に行きませんか。いのちより大切なものとの出会いが、あなたの人生を変えます。

◇

菅野直基(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッション等、地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での讃美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式等、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

■ 外部リンク:

新宿福興教会ホームページ
(メッセージをくだされば、みなさんの近くの教会を紹介致します)

菅野直基牧師のフェイスブック

関連タグ:菅野直基
  • ツイート
▼関連記事を見る  ▼クリスチャントゥデイからのお願い

関連記事

  • ストレスは宝物 菅野直基

  • 命の重さ 菅野直基

  • ネットに始まり、リアルで会い、ネットで深める人間関係 菅野直基

  • 「この道しかない」 菅野直基

  • 有難う・ありがとうはツキを呼ぶ 菅野直基

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

新型コロナウイルス特集ページ

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • バイデン氏の大統領就任、米国のキリスト教指導者5人の反応

  • 日本から遠く離れた地の日本人伝道最前線 駐在員家族120人に福音伝える英語教室

  • バイデン新大統領誕生、聖書の詩篇を引用し「米国の結束」呼び掛ける就任演説

  • 誘拐された30代のカトリック神父、遺体で発見 ナイジェリア

  • 米国の大統領交代、トランプ氏の功績とは?

  • 改宗禁止条例、インド各州で相次いで施行 迫害監視団体が危惧

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(2)イエス様の愛はどんな愛?②

  • エチオピア北部紛争、教会で750人殺害 NGOが報告

  • カトリック東京大司教区の司祭1人が新型コロナに感染 隔離静養中

  • 世界宣教祈祷課題(1月22日):米国大統領選挙を終えて

  • バイデン氏の大統領就任、米国のキリスト教指導者5人の反応

  • 日本から遠く離れた地の日本人伝道最前線 駐在員家族120人に福音伝える英語教室

  • バイデン新大統領誕生、聖書の詩篇を引用し「米国の結束」呼び掛ける就任演説

  • 誘拐された30代のカトリック神父、遺体で発見 ナイジェリア

  • 改宗禁止条例、インド各州で相次いで施行 迫害監視団体が危惧

  • 米国の大統領交代、トランプ氏の功績とは?

  • 主の教えと助言 岡田昌弘

  • 世界宣教祈祷課題(1月22日):米国大統領選挙を終えて

  • 「海外宣教」と「ラディカル・リベラリズム神学」 第23回断食祈祷聖会2日目

  • 主の模範に倣い信仰生活を建て上げよう 万代栄嗣

  • バイデン新大統領誕生、聖書の詩篇を引用し「米国の結束」呼び掛ける就任演説

  • 米下院で「父」や「母」などの単語使用不可に フランクリン・グラハム氏「神の権威否定する」と批判

  • トランプ氏続投と「誤って預言した」 ジェレマイア・ジョンソン氏が謝罪

  • 群馬県太田市の教会クラスター、感染者78人に 県内最大規模

  • 群馬県内の教会でクラスター発生 40人が感染

  • 映画「聖なる犯罪者」に見るヨーロッパ的「救い」の危うさ

  • トランプ支持者が米議会占拠 米キリスト教指導者らが相次ぎ批判、祈り呼び掛け

  • コロナと自殺、必要なのは「絆」の再形成 精神科医の山中正雄牧師

  • 榊原寛氏死去、79歳 お茶の水クリスチャン・センター顧問

  • 米国の大統領交代、トランプ氏の功績とは?

編集部のお勧め

  • 「開拓伝道は失われた人々への憐れみの心」 第23回断食祈祷聖会1日目

  • クリスチャン画家の山田桂子さんが姫路市美術展に入選 日米でアートミニストリー展開

  • コロナと自殺、必要なのは「絆」の再形成 精神科医の山中正雄牧師

  • 「聖書通読、回重ねるごとに喜びがある」 『1年で聖書を読破する。』の鈴木崇巨牧師

  • 「母は中絶を拒否した」 アンドレア・ボチェッリの証し

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 論説委員・編集部
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 問い合わせ・アクセス
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • Twitter
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2021 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.