仏シャルリー・エブド紙への抗議で教会襲撃される アフリカ・ニジェール

2015年1月20日13時43分 翻訳者 : 木下優紀 印刷

アフリカ・ニジェールのデモ参加者が現地時間16日、フランスの文化センターを襲撃、また複数の教会に放火し、キリスト教のグッズを取り扱う店を略奪した。西アフリカ地域のいくつかのイスラム教国で起こっているシャルリー・エブド紙の風刺画への抗議から起こった暴動だ。

先々週、預言者ムハンマドの風刺画を掲載し、イスラム教徒を怒らせてきたフランスの風刺週刊紙の社員が、武装したイスラム教過激派によってパリで殺害された。

ニジェールの南部にあり、同国の第2の都市であるザンデールの警察は16日、道路でフランス国旗とタイヤを燃やしていた数百人に催涙ガスを発射した。

「抗議者たちは、地域のハウサ語でこう叫んでいました。『シャルリーは悪魔だ、シャルリーを支援する者は地獄へ落ちろ』」と、小売店店主のアブバカル・ママネさんは電話で答えた。

目撃者は、抗議者がフランス文化センターと警察官の家をくまなく探していたと話した。

以前フランスの植民地であったマリ、セネガル、モーリタニアの首都では、イスラム教の金曜の祈りのあと、平和的な行進が行われた。

抗議者たちは、先々週に起こったパリでの殺人事件にもかかわらず、なお先週のシャルリー・エブド紙最新号の表紙にムハンマドの風刺画を掲載したことに対して怒っていると語った。

モーリタニアの首都ヌアクショットで行われた抗議行動で掲げられたプラカードの1枚には、「シャルリー・エブドをトイレに」と書かれていた。

ニジェール、マリ、セネガルの大統領は先週、シャルリー・エブド紙のパリ本社への襲撃に始まる一連の襲撃事件の犠牲者との連帯を示すため、100万人を超えるフランス国民と共に行進した。

しかし、そうしたムードの変化を示す兆候として、アフリカで最も民主主義が安定している国の一つセネガルのマッキー・サル大統領は15日の遅くに、「私たちの見解からいえば、報道の自由は無益な挑発の方向へ向かっていくべきではないと考えます」と述べた。

※この記事は英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。

関連記事

クリスチャントゥデイからのお願い

いつもご愛読いただき、ありがとうございます。皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。記事の一つ一つは、記者や翻訳者、さらに編集者の手などを経て配信されているものです。また、多くのコラムニストや寄稿者から原稿をいただくことで、毎日欠かすことなくニュースやコラムを発信できています。

この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、読者の皆様にはぜひ、祈りと共に、毎月定期的にサポートする「サポーター」として(1,000円/月〜)、また単発の「サポート」(3,000円〜)によって応援していただきたく、ご協力をお願い申し上げます。支払いはクレジット決済で可能です。申し込みいただいた方には、毎週のニュースやコラムをまとめた申込者限定の週刊メールマガジンを送らせていただきます。サポーターやサポートの詳細、またクレジットカードをお持ちでない方はこちらをご覧ください。


国際の最新記事 国際の記事一覧ページ

新型コロナウイルス特集ページ

人気記事ランキング

おすすめのコンテンツ【PR】

コラム

主要ニュース