Skip to main content
2025年11月8日11時23分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 文化

長崎県がサイト「おらしょ」を開設 キリスト教会堂に「教会守」の配置も

2014年6月11日09時15分 記者 : 佐藤憲一
  • ツイート
印刷
関連タグ:長崎の教会群とキリスト教関連遺産カトリック教会
長崎県がサイト「おらしょ」を開設 キリスト教会堂に「教会守」の配置も+
「Oratio おらしょ」サイトのトップページ

「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の世界遺産登録を目指している長崎県が、新しいウェブサイト「Oratio おらしょ こころ旅」(http://oratio.jp)を作成した。教会施設や歴史の案内にとどまらず、今に生きる祈りの姿や信徒の人々に取材したコラムなどを、美しい写真とともに親しみやすい文体で紹介している。

「Oratio」はラテン語で「祈り」を意味する。サイトには教会堂見学の際のマナーなどもまとめられており、観光地である前に、地元の人々の聖地であり祈りの場であることを訴える内容になっている。教会堂の建築物や歴史の概要を紹介するサイトはこれまでもあったが、外面的な情報にとどまらない価値観や現代に続く伝統にも焦点を当てて、キリスト教信仰への敬意と理解を伝えるものとなっている。

サイトを開設した長崎県世界遺産登録推進課の担当者によると、施設周辺で一部の観光客が騒いだり、心ない落書きをしたりする行為が見受けられることがあった。断りなく祭壇上の聖書に触れたり、鐘を鳴らしたりといった礼儀に反する事例も報告されており、世界遺産候補の貴重な文化財を守るためにも、マナーの向上を呼びかけることが急務と考えられた。

長崎県がサイト「おらしょ」を開設 キリスト教会堂に「教会守」の配置も
1882年に建てられた出津教会堂。靴を脱いで入る。

「教会堂見学時のマナー」と題されたページには、「教会堂は信者の方々の大切な祈りの場であり、観光施設ではありません」「祭壇があり一段高くなっている内陣は、最も神聖な場所です。絶対に立ち入らないようにしましょう」「聖書や鐘などは信者の方々がとても大切にしています。また、聖水はこころを清めるためのものです。むやみに手を触れないようにしましょう」と具体的な注意点が示されている。

サイトの見どころの一つが「コラム」。あまり知られていない聖地、礼拝施設、伝統文化などについての文章と写真からなる小さな記事150本ほどが掲載されている。「信仰のすがた」「受け継がれる風景」「祈りのふるさとを語る」などに項目分けされ、見出しには「教会は生きるための原点」「新天地をめざした信徒たち」「20年前に途絶えた儀式」といった記事が並ぶ。

「信仰の姿を通してキリスト教の物語を紹介することに重点を置いた」と長崎県の担当者は説明する。長崎とその教会群は、「隠れキリシタン」と「信徒発見」(1865年)の逸話によってキリスト教史上の奇跡として世界に知られ、最近は韓国をはじめとする外国人の来訪も増えている。海外からの観光客向けに、サイトの英語版や韓国語版なども公開を予定しているという。

長崎県は2016年のユネスコ世界文化遺産登録を見据えて、対象としている13教会のうち9教会に、見守りや簡単なガイドなどを行う「教会守」(きょうかいもり)を置く予算措置を進めている。今年3月からは試験的な先行配置として、出津教会堂(長崎市)と田平天主堂(平戸市)にそれぞれ1人ずつ「教会守」の委嘱を始めた(田平天主堂ではサポートの3人を含む)。

長崎県がサイト「おらしょ」を開設 キリスト教会堂に「教会守」の配置も
1918年竣工の田平天主堂。赤レンガ(一部木造)と瓦葺きの造り。

「教会守」は信徒の年配男性が務め、見学時間の朝9時から夕方5時まで、観光客の対応と案内などを行っている。長崎県は教会側と協議しながら管理体制を整備し、残りの7教会にも「教会守」を配置していく考えだ。出津、田平の教会ともに700人ほどの信徒がいるが、信徒数の少ない教会では非信徒の地域住民に委嘱することも考えられている。

一方、教会関係者からは「諸手を挙げての受け入れではない」という声もある。教会を守っていく体制づくりは不可欠ながら、「祈りの場よりも文化財として扱われる違和感」「より観光地化されていくことへの疑問」を覚える信徒もいる。世界“遺産”候補と呼ばれ、なおかつ「現役の信仰の場所」でもあり続けるための、最善を模索する試みが続けられている。

■  Oratio おらしょ こころ旅
http://oratio.jp
http://oratio.jp/manners(教会堂見学時のマナー)

関連タグ:長崎の教会群とキリスト教関連遺産カトリック教会
  • ツイート

関連記事

  • 「浦上キリシタン資料館」が5月5日にプレオープン 「浦上四番崩れ」などキリスト教弾圧の歴史を紹介

  • 安倍首相、ローマ教皇と面会 日本カトリック司教協議会会長も訪日要請コメント

  • バチカン、教会群の世界文化遺産登録で長崎県支援

  • ローマ教皇庁文化評議会議長、長崎の教会群の世界遺産登録支援で文化庁長官に文書

  • 教皇、ミサで長崎の殉教者に言及

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(251)聖書と考える「良いこと悪いこと」

  • 世界62カ国で宗教的「迫害」や「差別」 2年に1度の「世界信教の自由報告書」発表

  • ワールド・ビジョンがクリスマスキャンペーン、教会で酒井美紀さん登場のコンサートも

  • 主につながり主に求めよう 万代栄嗣

  • ワールドミッションレポート(11月8日):ブラジル 世界最大のカトリック国で起きている劇的な地殻変動(1)

  • ワールドミッションレポート(11月6日):ベネズエラ 福音冊子が切り開く新たな地平

  • 世界福音同盟(WEA)「ソウル宣言」全文和訳

  • 聖書が教える「行いによる義」 菅野直基

  • ひと足ひと足、主にすがりて 菅野直基

  • 都合の悪いお言葉(その2) マルコ福音書10章1~12節

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • 新総主事が就任、国際理事会が新体制に WEA第14回総会「ソウル宣言」採択し閉幕

  • 世界福音同盟(WEA)「ソウル宣言」全文和訳

  • 世界62カ国で宗教的「迫害」や「差別」 2年に1度の「世界信教の自由報告書」発表

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • 新総主事が就任、国際理事会が新体制に WEA第14回総会「ソウル宣言」採択し閉幕

  • 世界福音同盟(WEA)「ソウル宣言」全文和訳

  • 世界62カ国で宗教的「迫害」や「差別」 2年に1度の「世界信教の自由報告書」発表

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.