Skip to main content
2025年6月16日19時18分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際

スーダンで死刑判決を受けたキリスト教徒の母親が獄中で出産 同国聖公会とWCC・WEAは裁判所を非難

2014年5月28日19時19分 記者 : 行本尚史
  • ツイート
印刷
関連タグ:スーダン死刑世界教会協議会(WCC)世界福音同盟(WEA)

スーダンでキリスト教徒として育てられ、キリスト教徒の男性と結婚したことで今年2月に逮捕され、死刑と鞭打ち100回を宣告されたメリアム・ヤヒア・イブラヒム・イシャグさん(27)が、獄中で女の子を出産した。同国に関する英文ニュースメディアであるスーダン・トリビューンなど複数のメディアが27日付で報じた。

メリアムさんに対する判決については、同国首都のハルトゥームにあるスーダン聖公会内務管区が21日付で報道声明を発表し、判決を強く非難、同国法務省にこの事件を再調査し彼女を直ちに釈放するよう求めていた(下記参照)。それによると、彼女は出産後に処刑されるという。

一方、世界教会協議会(WCC)のオラフ・フィクセ・トゥヴェイト総幹事は23日、メリアムさんに対する判決に「深い憂慮」を表明し、スーダンのオマル・ハサン・アフマド・アル=バシール大統領に対し、「この不正で不当な判決の実施を防ぐ」よう強く要求した。

また、世界福音同盟(WEA)信教の自由委員会も16日、メリアムさんに対する判決は誤審であり、国際人権法やスーダン自体の憲法のみならず、イスラムとイスラム法にも違反していると主張した。

スーダン聖公会内務管区による報道声明の全訳は次の通り(ただし、主教のEメールアドレスは省略)。

スーダン ハルトゥーム
スーダン聖公会内務管区
報道声明
メリアム・ヤヒア・イブラヒムさんとスーダンの裁判所による死刑判決の件

はじめに

2014年5月15日(木)、ハジ・ユセフ裁判所で、メリアム・ヤヒアさんは、イスラム教徒からキリスト教徒に変わったことや、キリスト教徒の男性と結婚していることから姦通を犯したとして、死刑判決と鞭打ち100回を宣告された。

メリアム・ヤヒア・イブラヒム・イシャグさんはキリスト教徒の母親(エチオピア正教)とイスラム教徒の父親から生まれた。彼女の父親は彼女が6歳の時に彼女たちを置いて出ていったが、彼女はその母親によってキリスト教徒として育てられた。メリアムさんはスーダン系米国人でキリスト教徒の夫と結婚している。メリアムさんは、彼女の父親がイスラム教徒だったからというだけのことから、キリスト教に改宗したとして、死刑判決を受けた。実は、メリアムさんがキリスト教徒になっているのは、キリスト教徒であるその母親に彼女が育てられてからのことである。報告によると、メリアムさんと、その夫、そして彼女たちの息子は、自分たちの宗教を変えたことで、みな逮捕されたが、しかしその時、夫は釈放された。メリアムさんは自分の姦通によって死刑判決と鞭打ち100回を宣告されたが、それは彼女がキリスト教徒の男性と結婚することを受け入れたからだ。彼女たちの結婚は無効にされている。いま、メリアムさんと彼女の息子は、出産するまで仮入獄しているが、それから彼女は処刑される。

1. 上記によると、メリアムさんは生まれた時からイスラム教徒になったことが一度もない。彼女がイスラム教徒の父親から生まれたからといって、彼女がイスラム教徒だということにはいかなる場合においてもならない。なぜなら、彼女はその母親によってキリスト教徒として育て上げられたからである。

2. メリアムさんに対して裁判所が下した評決は、キリスト教徒とスーダンの教会に対する明らかな迫害である。

3. 裁判所による評決は、スーダンのキリスト教徒に対する人権と信教の侵害である。

4. この判決は、信条と礼拝の自由に関する2005年スーダン憲法の第38条にさえ反している。「如何なる個人も、法の定めと公共の秩序に従って、礼拝や教育・実践ないし実行によって、宗教的な信条と礼拝の自由に対する、そして自らの宗教ないし信条を公にしてそれと同じことを表す権利を有し、何人も自らの自由意思による同意をしていない信仰を採り入れることを強制されない」

5. きょう2014年5月21日のアルメグハール新聞によると、ハルトゥームのカラクラでは現在、イスラム教徒からキリスト教徒へ改宗したことで告発された若い男性に関する、もう一つの裁判が行われているという。この若い男性もメリアムさんと同じ運命に直面するかもしれない。

スーダン聖公会内務管区は、この裁判所の判決をここに強く非難するとともに、法務省に対し、メリアム・ヤヒアさんの事件を再調査し、彼女を直ちに釈放するよう要求する。彼女には自らが選んだ宗教を信じる自由がある。スーダン聖公会はまたカラクラの当局に対し、その若い男性を釈放するよう要求する。彼の信仰に対する最後の審判は、神のみにゆだねられるべきである。

この共和国の大統領が呼びかけた、対話と共存、そして愛の精神が、支持されるべきである。

2014年5月21日
次期首座主教
ハルトゥーム主教
エゼキエル・コンド

関連タグ:スーダン死刑世界教会協議会(WCC)世界福音同盟(WEA)
  • ツイート

関連記事

  • スーダン政府、キリスト教徒の母親に「背教」「姦通」で死刑判決

  • WCC、スーダンの教会取り壊しを非難

  • キリスト教徒、迫害でスーダンから脱国

  • 英バルナバスファンド、迫害されている教会のために祈り呼び掛け

  • エキュメニカル代表団、紛争下の南スーダンを訪問

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 自分の考えを大切に生きよう 菅野直基

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • ワールドミッションレポート(6月16日):アンゴラのクワンガリ族のために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.