Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 教育

立教大で使徒聖パウロ回心日礼拝、宮﨑チャプレン「パウロの生涯全体が回心だった」

2014年1月25日21時30分 記者 : 内田周作
  • ツイート
印刷
関連タグ:立教大学
立教大で使徒聖パウロ回心日礼拝、宮﨑チャプレン「パウロの生涯全体が回心だった」+
使徒聖パウロ回心日礼拝で説教する立教大学チャプレンの宮﨑光氏=25日、立教学院諸聖徒礼拝堂で

使徒聖パウロの回心を記念した礼拝が25日、東京・池袋の立教学院諸聖徒礼拝堂で行われた。立教大学はスクールニックネームが「St.Paul's University」となっており、パウロの回心日の礼拝は同大にとって特に大切な礼拝の1つだ。

この日の礼拝では、同大学チャプレンの宮﨑光氏が説教を執り行い、パウロの回心について語った。

宮﨑氏ははじめ、「パウロは一体何をした人なのか?キリスト教はパウロを大切にしているが、なぜ大切にしているのか?」というような、自身の幼い頃に持っていた素朴な疑問を紹介した。成長するにつれ、パウロの回心について知るようになるが、その劇的なパウロの回心に憧れを持っていた頃を振り返った。しかし、宮﨑氏はパウロの劇的な回心に憧れてはいたものの、「凡人の私にはないだろう」と思い、パウロと距離感を感じていたと言う。

宮﨑氏は、「回心」という言葉は、ギリシア語で「立ち位置を反対側に置く」という意味を持ち、「悔い改め」などと訳される「メタノイア」という言葉だと紹介。「改心」ではなく「回心」と書くのは、心を180度反対側に置くという意味を込めたものであることを説明した。パウロはまさにキリストと出会ったことで、「迫害者」から「伝道者」に180度変わり、価値観が逆転したのだと語った。

こうしたパウロの生涯を見る時、宮﨑氏は、以前はパウロの回心を瞬間的な劇的なものとしか見ていなかったが、パウロの回心というのはあの瞬間だけではなく、パウロの生涯全体が回心の体験だと思うようになったと言う。パウロがその生涯全体を通して回心の生涯を遂げたと考える時、宮﨑氏は「パウロという人にようやく少し近づくことができるように気がしている」と語った。

宮﨑氏は続けて、キリスト教の最初の殉教者として記録されているステファノについて触れた。ステファノが石打の刑により殺される時、パウロはその現場に荷物番のような立場で、またステファノの殺害に賛成する立場で居合わせていた。当時、パウロはユダヤ教社会の国粋主義者で非常にエリートだったが、ステファノの殺害現場の光景が心の中に残像のように残っていたのではないかと語った。宮﨑氏は「なぜ、ステファノは死をも恐れずに、イエスという死刑囚をキリストだと信じることができるのだろうか」といった思いがパウロの心の中のどこかに常にあったのではないかと語った。

その後パウロは、ダマスコへ行く途上で、光に打たれ、地に倒れ臥し、「サウル(パウロの名)、サウル」と呼ぶイエスの声を聞くことになる。パウロは3日間目が見えなくなるが、3日後に目から鱗のようなものが取れて目が見える共に新しい価値観に目覚めるようになる。まさに「劇的な回心」を経験する。

しかし、宮﨑氏はパウロのその後に注目する。パウロは回心し、迫害者から伝道者に変わり、福音を宣べ伝えようとするが、キリスト教徒からは「迫害者であったパウロがなぜキリストを宣べ伝えているのか」「怪しい、怖い」という疑心の目で見られ、ユダヤ教徒からは「寝返った裏切り者だ」「反体制分子だ」と迫害の対象になる。そんなことから故郷で身を隠す時期も過ごし、イエスの直接の弟子達から理解を得るのもとても手間がかかった。

これらを踏まえて、宮﨑氏は「パウロが伝道者として務めを果たせるようになるまでは、とても勇気と決断が必要だった」と言う。「あの一瞬の回心体験だけでは、パウロの回心体験を集約できない」「パウロの回心は彼の生涯全体なのだ」と語った。

宮﨑氏は、パウロの回心がパウロの生涯全体のものだと捉えることが「私達に生きる意味でのメッセージにつながって行く」と言う。そして、宮﨑氏は、パウロの生涯全体が現代の人々に伝えるメッセージ(福音)について「逆説」というキーワードで説明。「学歴も知識も地位も、あらゆるものを放棄することによって、得られる本当のことが何かあるということ。失われたときに得られるものがあるということ。捨てたときに与えられる何かが必ずあるということ。弱いときにこそ強いということ。いずれも逆説。こえらがパウロの回心の生涯全体のメッセージとして捉えることができると言える」と語った。

関連タグ:立教大学
  • ツイート

関連記事

  • 「開拓伝道の実践事例と農伝の果たした役割」 農村伝道神学校が公開シンポジウム

  • アジア神学大学院日本校関西研修センター、冬学期コース「和協信条、梗概と根本宣言」を2月からスタート

  • お茶の水聖書学院、OCCと統合 新カリキュラムも

  • 関西聖書学院、開拓伝道者養成コース受講者を募集

  • 神学セミナー「宣教における連帯と対話」、来月関西大学で開催

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.