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人を愛するってどんなこと? 夫婦編と友達編と教会編 菅野直基牧師

2013年12月18日09時09分
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菅野直基牧師+

「人を愛する」とは、何も、聖書や他の宗教書、哲学者の言葉を引用しなくても簡単に言うことができます。

先日、「インターネットのオフ会とオン会」について書きましたが、その結論部で、「末永く宜しくお願いします」と使う言葉の真意をお話しました。「一生友達でいて下さい」さらに、「永遠に友達でいましょう」という心です。

ある芸能人のカップルが、「私たちは円満に離婚しました」と記者会見で語った言葉を思い出しました。円満に別れようが、憎しみ合って別れようが、互いに愛していない結果の行動です。

夫婦とは、一生涯付き合う人間関係です。だから、結婚する前によく目を開いて選んで下さい。

ある人は、「とりあえず結婚をして、後で合わなかったらその時は離婚をすればいい」と考えて結婚します。またある人は、「結婚する前に同棲をして、相手をよく知った上で結婚すればいい」と考えて、同棲から始めます。

二つとも愛ではありません。

愛とは、最初の決断を継続することです。「好きで結婚をし、嫌いになったら別れる」と考える程、結婚は軽いものではありません。結婚をしたら、多くの場合、子供が生まれます。いつ両親が離婚するかわからないような家庭で育つ子供は可愛そうです。情緒不安定な子に育ってしまいます。

同棲はどうでしょうか? 同棲の問題は、婚前交渉が伴うことです。性関係を結んだ二人はもう後戻りできません。二人は一つとなり、冷静に相手を見ることはできなくなります。そして、気がついたら妊娠をしていて、「できちゃった結婚」「おめでた婚」をすることになっても、かろうじて、子が夫婦のかすがいとなっても、その関係はもろいものです。

愛によって結婚をし、愛によって結婚を継続させるならば、夫婦関係は一生涯続き、しかも幸せです。

教会でキリスト教式の結婚式を挙げたカップルは、通常、次の成約をします。

(司式牧師)
新郎○○(名前)、あなたはこの女性と結婚し、夫婦となろうとしております。あなたは、健康なときも、そうでないときも、この人を愛し、この人を敬い、この人を慰め、この人を助け、その命の限り、かたく節操を守ることを誓いますか?

(新郎)
はい、誓います。

(司式牧師)
新婦○○(名前)、あなたはこの男性と結婚し、夫婦となろうとしております。あなたは、健康なときも、そうでないときも、この人を愛し、この人を敬い、この人を慰め、この人を助け、その命の限り、かたく節操を守ることを誓いますか?

(新婦)
はい、誓います。

これは単なる一儀式ではありません。大切な決断であり、成約です。この成約の言葉を、心が伴わなくても行い続けていくことで、夫婦関係は守られ、祝福されます。

知っていましたか? もしあなたが幸せな夫婦関係、幸せな家庭を築くならば、人生のほとんどすべての領域が幸せなのです。

愛は人を幸せにします。

また、友達を愛するなら、その友達と親しくなり、お互いに親友になることができます。

私は、「親友を何人持っているか?」が、その人の人生の成功をはかることができると言っても過言ではないと思っています。逆に言えば、それだけ親友を作るのは難しいし、人間関係を壊すことは容易いのです。

次に、教会に集まるメンバーは神の家族です。時には、実の家族よりも親密で良い関係を築けることもあります。

教会が「神の家族」というのは、夫婦が一生涯連れ添って付き合うように、牧師と信徒、そして、信徒同士は、一生涯付き合っていく心を持っているかどうかが、健全な教会か、そうでないのかをはかることができると言っても過言ではありません。

数ある教会の中には、長い伝統があって、立派な土地付きの建物があり、多くの人がその教会堂に毎週日曜日に集っているとしても、世の中の価値観の中では、伝統、建物や資産、教会員の数を誇ることができても、そこに神の家族の絆がないとしたら、神の前に誇ることはできませんし、単なるクラブやサークルに過ぎません。

イエス・キリストは、「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい」(ヨハネの福音書13章34節)と語られました。

夫婦が、親子が、友人が、教会において「互いに愛し合う」心を持つならば、すべてにうまくいき、すべてが幸せになり、何をしても成功します。

もちろん、それは容易いことではありません。むしろ、一番難しいことだと言えます。

キリストの次の言葉は、愛の難しさを教えます。

「敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい」(マタイの福音書5章44節)

「敵」とは、愛してないから敵なのです。

北朝鮮の金正恩第一書記が張成沢氏を愛していたら、まず死刑ありきの人民裁判をして、吊るし上げ、暴行を加えて自白を強要し、即日処刑させるようなことをするでしょうか。

簡単に言えば、金正恩第一書記にとって張成沢氏は、「目の上のたんこぶ」でした。

みんなが、自分の「目の上のたんこぶ」を次々と人民裁判にかけて、処刑するようなことが行われるとしたら、世も末です。

もちろん、聖書が言うように、「この世の終わりの日」が近づいています。北朝鮮は、それを私たちに感じさせてくれています。

ところで、神は完全無欠で絶対正義のお方です。罪を水に流して赦すことは断じてできません。しかし神は、同時に愛です。人間をこよなく愛しています。「正義」と「愛」という二つの「矛盾」を「統合」させたのが、イエス・キリストの十字架と復活です。

神の義は、一点の罪を見逃すことはできません。だから、一人子イエス・キリストをクリスマスのこの地上に遣わし、33歳の時に十字架に付けて殺し、よみに下らせ、3日の後に復活させられたのです。

神の裁きは、ただ一度、キリストが十字架にかかって死なれたことによって終わりました。信じる人は、誰でも罪が赦され、神の子とされ、永遠の命が与えられます。これが神の愛です。

「私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し、私たちの罪のために、なだめの供え物としての御子を遣わされました。ここに愛があるのです」(ヨハネの手紙第一4章10節)

キリストが十字架にかかって、神の前に「なだめの供え物」となったので、神の怒りは終わったのです。

例えば、あなたが横断歩道を歩いていた時に、急いで曲がってきた車にはねられて大けがをしたとします。最初は赦せない気持ちを持つのが普通です。しかし、相手の誠意を見たり、賠償をしてくれたり、お見舞いの品を持って謝罪しにきてくれたとしたら、怒りの思いは次第に消えて、「仕方がない。相手もわざと私をはねたのではないし、赦そう」と思えるものではないでしょうか。

もし、神が私たちの罪を罰する決断をされたら、今すぐ滅ぼされてしまうことでしょう。そして、その刑罰の重さは、イエス・キリストの十字架そのものです。しかし、キリストが身代わりにそれを引き受けて下さったので、神の怒りは消え、信じるだけで赦されるのです。

「愛する者たち。神がこれほどまでに私たちを愛してくださったのなら、私たちもまた互いに愛し合うべきです」(ヨハネの手紙第一4章11節)

聖書は、「神がこれほどまでに私たちを愛してくださったのなら、私たちもまた互いに愛し合うべきです」と、愛の恩返しを、人を愛するという形で行いなさい、と言うのです。

今日、愛された経験がない人がいるでしょうか?

愛された経験がない人はまずいません。少なくても、親の愛は神の愛に近い愛です。しかし、親の愛も、友達の愛も、恋人の愛も、夫や妻の愛も完全ではありません。だから、「心から愛されている」と感じられないでいるかも知れません。

しかし、キリストの十字架、ここに愛があります。この愛を信じて、この愛を受け入れて、この愛を味わって下さい。人を愛するのはその後でも遅くはありません。

今日、キリストの愛を即日受け入れて、即日救われて下さい。そして、人を愛する第一歩を踏み出しませんか?

その愛は、「一生涯付き合う覚悟」で相手と関わり、その愛を継続し、深めていくことです。

愛はあなたを救い、愛は夫婦や家庭を救い、愛は世界を救います。しかし、その愛は私たちが元々持っている愛ではありません。愛は神から来るのです。

神の本物の愛があなたに与えられますように。

◇

菅野直基(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッション等、地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での讃美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式等、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

■外部リンク:

新宿福興教会ホームページ
(メッセージをくだされば、みなさんの近くの教会を紹介致します。)

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※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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