Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

人を愛するってどんなこと? 夫婦編と友達編と教会編 菅野直基牧師

2013年12月18日09時09分
  • ツイート
印刷
菅野直基牧師+

「人を愛する」とは、何も、聖書や他の宗教書、哲学者の言葉を引用しなくても簡単に言うことができます。

先日、「インターネットのオフ会とオン会」について書きましたが、その結論部で、「末永く宜しくお願いします」と使う言葉の真意をお話しました。「一生友達でいて下さい」さらに、「永遠に友達でいましょう」という心です。

ある芸能人のカップルが、「私たちは円満に離婚しました」と記者会見で語った言葉を思い出しました。円満に別れようが、憎しみ合って別れようが、互いに愛していない結果の行動です。

夫婦とは、一生涯付き合う人間関係です。だから、結婚する前によく目を開いて選んで下さい。

ある人は、「とりあえず結婚をして、後で合わなかったらその時は離婚をすればいい」と考えて結婚します。またある人は、「結婚する前に同棲をして、相手をよく知った上で結婚すればいい」と考えて、同棲から始めます。

二つとも愛ではありません。

愛とは、最初の決断を継続することです。「好きで結婚をし、嫌いになったら別れる」と考える程、結婚は軽いものではありません。結婚をしたら、多くの場合、子供が生まれます。いつ両親が離婚するかわからないような家庭で育つ子供は可愛そうです。情緒不安定な子に育ってしまいます。

同棲はどうでしょうか? 同棲の問題は、婚前交渉が伴うことです。性関係を結んだ二人はもう後戻りできません。二人は一つとなり、冷静に相手を見ることはできなくなります。そして、気がついたら妊娠をしていて、「できちゃった結婚」「おめでた婚」をすることになっても、かろうじて、子が夫婦のかすがいとなっても、その関係はもろいものです。

愛によって結婚をし、愛によって結婚を継続させるならば、夫婦関係は一生涯続き、しかも幸せです。

教会でキリスト教式の結婚式を挙げたカップルは、通常、次の成約をします。

(司式牧師)
新郎○○(名前)、あなたはこの女性と結婚し、夫婦となろうとしております。あなたは、健康なときも、そうでないときも、この人を愛し、この人を敬い、この人を慰め、この人を助け、その命の限り、かたく節操を守ることを誓いますか?

(新郎)
はい、誓います。

(司式牧師)
新婦○○(名前)、あなたはこの男性と結婚し、夫婦となろうとしております。あなたは、健康なときも、そうでないときも、この人を愛し、この人を敬い、この人を慰め、この人を助け、その命の限り、かたく節操を守ることを誓いますか?

(新婦)
はい、誓います。

これは単なる一儀式ではありません。大切な決断であり、成約です。この成約の言葉を、心が伴わなくても行い続けていくことで、夫婦関係は守られ、祝福されます。

知っていましたか? もしあなたが幸せな夫婦関係、幸せな家庭を築くならば、人生のほとんどすべての領域が幸せなのです。

愛は人を幸せにします。

また、友達を愛するなら、その友達と親しくなり、お互いに親友になることができます。

私は、「親友を何人持っているか?」が、その人の人生の成功をはかることができると言っても過言ではないと思っています。逆に言えば、それだけ親友を作るのは難しいし、人間関係を壊すことは容易いのです。

次に、教会に集まるメンバーは神の家族です。時には、実の家族よりも親密で良い関係を築けることもあります。

教会が「神の家族」というのは、夫婦が一生涯連れ添って付き合うように、牧師と信徒、そして、信徒同士は、一生涯付き合っていく心を持っているかどうかが、健全な教会か、そうでないのかをはかることができると言っても過言ではありません。

数ある教会の中には、長い伝統があって、立派な土地付きの建物があり、多くの人がその教会堂に毎週日曜日に集っているとしても、世の中の価値観の中では、伝統、建物や資産、教会員の数を誇ることができても、そこに神の家族の絆がないとしたら、神の前に誇ることはできませんし、単なるクラブやサークルに過ぎません。

イエス・キリストは、「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい」(ヨハネの福音書13章34節)と語られました。

夫婦が、親子が、友人が、教会において「互いに愛し合う」心を持つならば、すべてにうまくいき、すべてが幸せになり、何をしても成功します。

もちろん、それは容易いことではありません。むしろ、一番難しいことだと言えます。

キリストの次の言葉は、愛の難しさを教えます。

「敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい」(マタイの福音書5章44節)

「敵」とは、愛してないから敵なのです。

北朝鮮の金正恩第一書記が張成沢氏を愛していたら、まず死刑ありきの人民裁判をして、吊るし上げ、暴行を加えて自白を強要し、即日処刑させるようなことをするでしょうか。

簡単に言えば、金正恩第一書記にとって張成沢氏は、「目の上のたんこぶ」でした。

みんなが、自分の「目の上のたんこぶ」を次々と人民裁判にかけて、処刑するようなことが行われるとしたら、世も末です。

もちろん、聖書が言うように、「この世の終わりの日」が近づいています。北朝鮮は、それを私たちに感じさせてくれています。

ところで、神は完全無欠で絶対正義のお方です。罪を水に流して赦すことは断じてできません。しかし神は、同時に愛です。人間をこよなく愛しています。「正義」と「愛」という二つの「矛盾」を「統合」させたのが、イエス・キリストの十字架と復活です。

神の義は、一点の罪を見逃すことはできません。だから、一人子イエス・キリストをクリスマスのこの地上に遣わし、33歳の時に十字架に付けて殺し、よみに下らせ、3日の後に復活させられたのです。

神の裁きは、ただ一度、キリストが十字架にかかって死なれたことによって終わりました。信じる人は、誰でも罪が赦され、神の子とされ、永遠の命が与えられます。これが神の愛です。

「私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し、私たちの罪のために、なだめの供え物としての御子を遣わされました。ここに愛があるのです」(ヨハネの手紙第一4章10節)

キリストが十字架にかかって、神の前に「なだめの供え物」となったので、神の怒りは終わったのです。

例えば、あなたが横断歩道を歩いていた時に、急いで曲がってきた車にはねられて大けがをしたとします。最初は赦せない気持ちを持つのが普通です。しかし、相手の誠意を見たり、賠償をしてくれたり、お見舞いの品を持って謝罪しにきてくれたとしたら、怒りの思いは次第に消えて、「仕方がない。相手もわざと私をはねたのではないし、赦そう」と思えるものではないでしょうか。

もし、神が私たちの罪を罰する決断をされたら、今すぐ滅ぼされてしまうことでしょう。そして、その刑罰の重さは、イエス・キリストの十字架そのものです。しかし、キリストが身代わりにそれを引き受けて下さったので、神の怒りは消え、信じるだけで赦されるのです。

「愛する者たち。神がこれほどまでに私たちを愛してくださったのなら、私たちもまた互いに愛し合うべきです」(ヨハネの手紙第一4章11節)

聖書は、「神がこれほどまでに私たちを愛してくださったのなら、私たちもまた互いに愛し合うべきです」と、愛の恩返しを、人を愛するという形で行いなさい、と言うのです。

今日、愛された経験がない人がいるでしょうか?

愛された経験がない人はまずいません。少なくても、親の愛は神の愛に近い愛です。しかし、親の愛も、友達の愛も、恋人の愛も、夫や妻の愛も完全ではありません。だから、「心から愛されている」と感じられないでいるかも知れません。

しかし、キリストの十字架、ここに愛があります。この愛を信じて、この愛を受け入れて、この愛を味わって下さい。人を愛するのはその後でも遅くはありません。

今日、キリストの愛を即日受け入れて、即日救われて下さい。そして、人を愛する第一歩を踏み出しませんか?

その愛は、「一生涯付き合う覚悟」で相手と関わり、その愛を継続し、深めていくことです。

愛はあなたを救い、愛は夫婦や家庭を救い、愛は世界を救います。しかし、その愛は私たちが元々持っている愛ではありません。愛は神から来るのです。

神の本物の愛があなたに与えられますように。

◇

菅野直基(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッション等、地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での讃美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式等、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

■外部リンク:

新宿福興教会ホームページ
(メッセージをくだされば、みなさんの近くの教会を紹介致します。)

菅野直基牧師のフェイスブック

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
  • ツイート

関連記事

  • インターネットのオフ会とオン会 菅野直基牧師

  • 疑わしきは罰せず 推定無罪と殺人とKYという裁き 菅野直基牧師

  • 「インフルエンザの予防接種」と「試練の予防接種」 菅野直基

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.