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「インフルエンザの予防接種」と「試練の予防接種」 菅野直基

2013年12月11日18時12分
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関連タグ:菅野直基
菅野直基牧師+

一昨日、仕事の合間にインフルエンザの予防接種を受けました。

十数年前のある日のこと、急に具合が悪くなり、とっさに「救急車を呼びたい!」と思いました。

しかし、以前行った病院に「救急車はタクシーではありません!」というポスターが貼ってあったことを思い出して、「具合が悪いのは気のせいかもしれない!?」と思い直して、フラフラしながらバイクで病院に行きました。

お医者さんはすぐに検査をしてくれて、「インフルエンザA型です」と診断してくれました。抗生物質を点滴で打ってくれましたが、二時間後にはすぐに帰されました。帰り道、「このまま死んでしまうのではないか!」と感じるほど具合が悪かったことを忘れることができません。

この時の体験から、「もうインフルエンザはこりごりだ!」と思いました。毎年、予防接種を受けています。たまにインフルエンザにかかりますが、予防接種のおかげで軽い症状で済んでいます。

みなさんはインフルエンザの予防接種を受けられますか?

予防接種を受けると、軽いインフルエンザに似た症状が出ることがあります。私はいつも、ごく軽いインフルエンザのような症状が出て、半日くらい寝込みます。

ある日病院の先生に聞いてみましたら、優しく理由を教えてくれました。

「予防接種は不活性化ワクチンで、生ワクチンではないけれど、インフルエンザの菌を0.5ミリリットル体に入れて、体が菌に抵抗して、約3週間かけて免疫を作るのです。だから、軽いインフルエンザのような症状が出たのでしょう」

これで納得しました。

インフルエンザ予防接種は、わざと少量のインフルエンザの菌を体内に入れることで、軽いインフルエンザにかからせ、身体に抵抗させて免疫を作り、それ以降、インフルエンザにかかりにくくしたり、かかっても軽い症状で済むようにするということです。

これを知った時に、予防接種はインフルエンザばかりではなく、私たちが経験する試練や痛みも予防接種のような役割をしているのではないかと思いました。

毎日経験する試練や痛みは、予防接種のように、「チクッ」とするような痛みを伴います。また、それが原因で、落ち込んだり、悩んだり、恐れたりすることがあります。しかし、それが私たちの心に免疫を作り、大きな試練がやってきても、それに負けない抵抗力と免疫力を身につけさせてくれます。

神様は私たちに、色々な種類の試練の予防接種を打って下さっています。そして、予防接種によって私たちの心が痛み、苦しむことがありますが、その予防接種のおかげで、普通ならとても耐えられないような試練に遭っても、それに負けない強い人になれるのです。

神様に従ったら、こちらの落ち度による痛みは経験しないで済みますが、だからといって試練に遭わないわけではありません。例えば、車の運転で、いくらこちらが安全運転をしていても、相手の方から突っ込んできて事故に遭うことがあるように、神を信じる人も、神を信じない人も、誰でも試練はやってきます。試練は避けられないのです。

だから、大きな試練に遭っても大丈夫なように、神様は、予め試練の予防接種を私たちに打って下さるのです。だから、試練の予防接種を嫌がらないで、感謝して受けましょう。試練に抵抗しても、予防接種を嫌がる子供がより痛い思いをするように、もっと大きな痛みを経験することになります。

「私の兄弟たち。さまざまな試練に会うときは、それをこの上もない喜びと思いなさい。信仰が試されると忍耐が生じるということを、あなたがたは知っているからです。その忍耐を完全に働かせなさい。そうすれば、あなたがたは、何一つ欠けたところのない、成長を遂げた、完全な者となります」(ヤコブの手紙1章2節~4節)

聖書は、試練に対して、「この上もない喜びと思いなさい」と語ります。

もちろん、「ヤッター!」と喜ぶ人は誰もいません。もしそんな人がいたとしたら、「この人、つらい経験をして頭がおかしくなってしまったのではないか?」と思われてしまうかもしれません。試練がうれしいから喜ぶのではなく、その先にあることを思って喜ぶのです。

そして神様は、「試練を喜びなさい」と教えただけではなく、試練を喜ぶ力をも与えてくれています。試練を喜ぶなら、試練はあなたを傷つけることができません。試練は、予防接種のように有益なものとなります。

聖書は、「試練によって忍耐が生み出される」と教えます。忍耐とは免疫のことです。そして、忍耐を働かせると、何一つ欠けたところのない、成長を遂げた、完全な人になります。

逆に言えば、忍耐がないことが私たちの欠点であり、忍耐の欠如が人生を台無しにしてしまうことがあるからです。

忍耐は、誘惑を退ける力です。忍耐が欠如すると、すぐに誘惑に負けてしまうことになります。

人生において退けるべき3つの誘惑があります。この3つの誘惑には魅力があり、力があります。しかし、その誘惑は、ゴキブリホイホイに仕掛けられた餌のようなもので、悪魔の罠です。気をつけましょう。この罠を「3G」と呼んでいます。

1. 一番目のG (ゴールド)  ⇒  「金銭の誘惑」
2. 二番目のG (ガール)   ⇒  「異性の誘惑」
3. 三番目のG (グローリー) ⇒  「名誉の誘惑」

1. 「金銭の誘惑」

お金は愛するものではなく、使うものです。愛すべきは神と人です。神と人を愛し、お金は神と人のために使うことで金銭の誘惑に負けないようにしましょう。

猪瀬東京都知事が、渦中の医療法人徳洲会グループから5千万円を受け取ったことは、選挙資金やウラ金と取られても致し方ありません。政治家として誘惑を退け、断るべきでした。

2.「異性の誘惑」

今の時代、異性の誘惑に多くの人が負けています。それが原因で家庭が壊れたり、社会的な地位を失うことがあります。

異性の誘惑を退けるためには、良い結婚をし、幸せな家庭を築くことです。美しい女性、イケメンな男性がいても、相手の人格を尊敬し、愛することによって、誘惑に乗ることがないようにしましょう。

3.「名誉の誘惑」

人は誰でも、「偉くなりたい」「認められたい」「力を持ちたい」という欲があります。高い目標を持つことは大切です。しかし、今の現状を感謝して受け入れ、名誉欲を神様との関係の中で満たし、「人からの賞賛を得たい!」という動機ではなく、「神に喜ばれたい!」という動機で与えられた使命に全力投球していきましょう。

忍耐が備わっている人は、誘惑がやってきても、誘惑に惹かれたり、誘惑に負けることはありません。

また、忍耐力は、性急で間違った判断や行動をすることがなく、すぐに腹を立てることがないので、喧嘩や争いなどに巻き込まれることはありませんので、あなたの人生が守られます。

神様は私たちに、試練の予防接種を打って下さり、忍耐という免疫を私たちの心の中に作ってくれています。

しかし、試練の予防接種とは、予期しないときに、予期しないところからやってきます。夫や妻、身近な人を通して、予防接種の注射針があなたをさすことがあります。しかし、前もって予防接種を受け入れる心の準備をしておくと、「きたな!?」と冷静に受け止められるものです。

試練の予防接種を通して神様は、あなたに忍耐を与え、成長を遂げた、完全な人へと高めて下さるのです。今日も試練がやってきたかもしれません。しかし、それにもかかわらず素晴らしい一日でありますようにお祈りをしています。

◇

菅野直基(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッション等、地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での讃美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式等、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

■外部リンク:
新宿福興教会ホームページ
菅野直基牧師のフェイスブック

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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