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愛による全面受容と心の癒やしへの道

愛による全面受容と心の癒やしへの道(30) 峯野龍弘牧師

2013年8月8日06時59分
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関連タグ:峯野龍弘
峯野龍弘牧師+

第3章 ウルトラ良い子の抑圧の最大要因
Ⅱ.我執
(4)四重の悪しき主義(イズム)

さて、前回掲げた四重の悪しき主義(イズム)について、簡略説明しておきましょう。これは先にも述べましたように、我執の二大要素である「欲望」と「自己中心癖」の合したところに結果する悲しき四大主義(イズム)です。

イ.巧妙な打算的利己主義

我執は、必ず打算的利己主義を生み出すのです。その日常生活の中で常に自らの利に敏く、計算高く、巧妙に自分の利益を追求するようになってしまうのです。それは人間的と言うよりも、まさに動物的習性に類似しています。

ロ.執拗な我欲充足主義

我執は、更に何事をするにも自らの内にある我欲が動機と成り、物事の選択と決定をする時、その我欲の充足を図ろうと試みるのです。それもまたあたかも本能的習性の如く、執拗に自己の充足を図ろうとするようになってしまうのです。

ハ.貪欲な自己保全主義

そして更に我執は、貪欲なほどに自己の保身を図ろうと試み、他者や出来事によって自らが傷付けられ、何ものかを喪失し、不利益を被ることを極端に恐れ、身を守ることに執着してしまうのです。それは単なる自衛本能のゆえであるとは言えないほど、自己に執着し、貪欲なほどに自分の身の安全と利益を図ろうとしてしまうのです。

ニ.強烈な自己優先主義

ですから我執は、帰するところ何かにつけ、他者のことはどうであれ、先ず自らの願望や計画を優先し、他者のことは後回しにしてしまうのです。それは誠に強烈なほどに自らの思いを支配し、もはや自分でも気付かない内に、自己優先させてしまっているのです。

かくして、我執は悲しくもお互い人間をここまで狂わせ、誤った主義主張にお互いを追い遣ってしまうのです。何と言う我執の恐ろしいことでしょう。人は、一旦この我執の虜になってしまう時、此の底なしの「原罪」の泥沼の中に引きずり込まれ、容易に脱出できない者に成り果ててしまいます。これはあたかも「我執の呪い」に罹ってしまったにも等しく、それは何と巧妙、執拗、貪欲、強烈であって、醜悪な我執の果ての悪しき四大主義としか言いようがありません。

それゆえ帰するところ、「世俗的価値観」と「我執」が主流となって支配している今日の人間社会の究極の問題とその原因は、他ではなくここにこそ潜んでいたことに、お互いは大いに気付かされることでしょう。(続く)

◇


峯野龍弘(みねの・たつひろ)

1939年横浜市に生れる。日本大学法学部、東京聖書学校卒業後、65年~68年日本基督教団桜ヶ丘教会で牧会、68年淀橋教会に就任、72年より同教会主任牧師をつとめて現在に至る。また、ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会および同教会の各地ブランチ教会を司る主管牧師でもある。

この間、特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン総裁(現名誉会長)、東京大聖書展実務委員長、日本福音同盟(JEA)理事長等を歴任。現在、日本ケズィック・コンベンション中央委員長、日本プロテスタント宣教150周年実行委員長などの任にある。名誉神学博士(米国アズベリー神学校、韓国トーチ・トリニティー神学大学)。

主な著書に、自伝「愛ひとすじに」(いのちのことば社)、「聖なる生涯を慕い求めて―ケズィックとその精神―」(教文館)、「真のキリスト者への道」(いのちのことば社)など。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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