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異宗教間女性の対話促進、インドネシアで

2012年8月3日14時16分
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クリス・アンキ・ゴサル氏(写真提供:WCC)+
 インドネシアではイスラム教とキリスト教の異宗教間協働が活発に行われており、特に女性や青年間の連携に注目が置かれている。7月31日、世界教会協議会(WCC)が伝えた。

 インドネシア諸教会コミュニオン(CCI)女性と青年部調整役で牧師のクリス・アンキ・ゴサル氏は、「女性としてそれぞれの地域共同体において草の根レベルの異宗教間対話に関わっていくための連帯が生み出せています。それぞれの宗教の女性が共に懸念事項として抱える問題を見出し、取り組んでいくことができます」と述べた。ゴサル氏はインドネシアミナハサ福音教会で牧会を行っている。CCIでは2008年以来女性と青年が積極的に関与できる異宗教間プログラムを立ち上げてきた。ゴサル氏は「私達はイスラム教、ヒンドゥー教、仏教そして土着宗教を信じる女性とさまざまな宗教組織に属する女性との力強いネットワークを有しています」と説明している。

 CCIでは異宗教間の協働のためのイニシアチブを立ち上げており、特にイスラム教の団体との協働に力を入れている。同プロジェクトはインドネシア宗教と平和会議(ICRP)と協力して推進しているという。

 ICRPはインドネシア首都ジャカルタに拠点を置く非政府組織で、異宗教間の対話、民主主義の促進および多元文化主義の価値観尊重と平和に取り組んでいる。2000年にインドネシア元大統領のアブドゥラマン・ワヒド氏によって設立され、その後イスラム教徒の先駆的な女性ムスダ・ムリア氏が同組織を率いることになった。ムリア氏は元はジャカルタのイスラム国立大学に勤務しており、インドネシアイスラム教組織ナドラトゥル・ウラマに所属していた。

 ムリア氏は「我が国の人口の20パーセントは非イスラム教徒です。多元主義社会にあって、異宗教間で密接に協力して活動していくことは必要不可欠です。インドネシアの諸教会との対話に積極的に関わっていく必要があります。キリスト教はイスラム教の次に主要な宗教となっております。ですから、キリスト教の各団体と共にいくつかのプログラムを推進しています」と述べている。

 CCIのこれまでの活動についてムリア氏は異宗教間の対話を通して、インドネシア社会の抱える共通の問題を発見する建設的な方法が見い出せており、「キリスト教諸教会の方々との議論を通して私達イスラム教徒とキリスト教徒の皆さんが同じ問題に直面していることを知るようになりました。貧困や識字率の問題、経済的腐敗の問題など共通の社会問題を抱えています。だからこそ、異宗教間対話はこれまで以上に重要になっているのです。それぞれの宗教の抱える過激な見解の根は政治的な問題にあることが多いのですから」と述べている。

 さらにムリア氏は異宗教間の対話は単に組織レベルではなく、人々の日常生活においても重要であり、日常生活で行動に変化が生じるようになると述べている。

異宗教間の協働を通した宗教過激派への対処

 キリスト教徒とイスラム教徒の宗教諸団体の協働はインドネシアではめずらしいことではない。宗教過激派の影響が強い中にあって、インドネシア地域共同体では、ますます異宗教間の協働の必要性を認識するようになってきている。

 ムリア氏は「宗教過激派の影響はインドネシア社会にとって脅威であり、インドネシア社会は異宗教間の調和の価値が尊ばれる社会でなければなりません。過激派は私達すべてに対する脅威であり、多元主義社会を攻撃するどのような場所においても、遺憾に感じており、過激派の要素に対抗するためにも異宗教間の協働をしていきたいと思っています。持続可能な社会のためにキリスト教諸教会と手を取り合って歩んでいかなければなりません。青年同士が宗教を超えて協働出来るプログラムも立ち上げており、教育的なアクティビティを通しても対話を促進させていかなければなりません」と述べている。

 クリスチャンで牧師のゴサル氏はムリア氏と見解を共有し、ICRPが支持する青年イニシアチブを共に調整している。ゴサル氏は「イスラム教とキリスト教の青年のためのワークショップやセミナーを立ち上げています。宗教多元主義、異宗教間の調和、文化的に敏感な問題について学ぶ機会を提供しています。これらの問題を教育的活動を通して発信しています」と述べている。

 ゴサル氏はこのような青年に対するプロジェクトがインドネシア地域共同体にとって計り知れない良い影響を与える潜在力があると見なしている。これまでのイニシアチブを立ち上げ、調整役を行ってきた経験を踏まえ、ゴサル氏は「これらのワークショップは多様なキリスト教とイスラム教諸宗派の背景をもつ若者とひとつにすることができます。これらの多様な信仰的背景のある若者が集まって異宗教間の寛容や受容の問題について学ぶことは大切です。このような教育を通して他者に対する否定的な考えや偏見を取り払って行くことが出来ると思います」と述べている。

 CCIとICRPは共に異宗教間の協働に取り組む活動を継続して行く予定であるという。他にも「多元主義の価値観の理解」や「多宗教信仰者野尊厳」などの教育的プログラムがインドネシア諸教会の日曜学校などで提供されているという。

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