東日本大震災から1年を迎えた11日、仙台市の東北学院中高等学校礼拝堂で仙台圏の教会が中心となって「東日本大震災追悼記念礼拝」を行い、市民ら約1500人が参列した。同実行委員長でインマヌエル仙台キリスト教会牧師の田中敬康氏は、「苦しみに勝る慰めを真の生ける神は私たちに与えてくださる」とイエス・キリストの福音を説き、「単なる気休めではなく、神様という真の慰めと祝福がございますように」と参列者を祝福した。
礼拝は午後2時から始まり、冒頭に塩釜聖書バプテスト教会牧師の大友幸一氏が祈祷をささげた。土肥隆一衆院議員の挨拶に続いて、被災地で現在も活動を続ける米国の支援団体サマリタンズ・パース総裁でビリーグラハム伝道協会総裁のフランクリン・グラハム氏がビデオレターで挨拶した。参列者全員で詩編23編を朗読した後、地震発生時刻の午後2時46分、黙祷をささげた。
礼拝では、福音歌手の森祐理さん、シンガーソングライターの岩渕まことさん、ヴォーカリストの安田美穂子さんが特別賛美をささげた。また、被災者の証言を収録したビデオが上演され、サマリタンズ・パース副総裁のケン・アイザックス氏が同団体の被災地での支援活動を報告した。
【東日本大震災追悼記念礼拝の様子を写真特集で】
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