Skip to main content
2025年10月18日17時15分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 社会

日本維新の会、キリスト者はどう見るべきか?(2)

2012年12月10日01時10分
  • ツイート
印刷
日本キリスト教会蒲田御園教会(東京都大田区)にて。2012年12月3日。+
 袴田氏は人間の良心の問題と教会の関わりについて、「良心に関連した教会の責任。教会員の良心を神の言葉によって教育しなければならない。良心それ自体が誤って機能することが(社会の中で)起こり得る。神の言葉によって良心がきよめられなければならない(テトス1・15)。教会員の良心が御言葉に結びつけられて、人を恐れるのではなく、神を畏れる者として整えられる必要がある。『良心におけるキリスト教の復興が求められている』のではないか。国家権力が良心の主になろうとしていることに対して、教会は無自覚でいてはいけない」と説いた。

 袴田氏は2006年に行われた教育基本法改正において、「国家の教育権を否定する条文が改定され、国家が教育権を持つようになった。国民の内心に介入し、支配しようとする権力の意図が見られる。良心が神に結びつく信仰と対立するようになってしまう。信仰の立場からこれを拒む必要がある。その意味で、教会で良心が自覚的に働く必要がある。良心を御言葉以外のものに結びつけようとする国家主義に対して警戒しなければならない」と説いた。

橋下氏の考え方の何が問題なのか?

 袴田氏は今後維新の会の実権を握ろうとしている橋下氏に対して、民主主義観が選挙絶対主義となっていることに懸念を示し、「民主主義社会において話し合い、議論は大切だが、最後は選挙で解決する。決断が正しいかどうかは選挙でわかると考えており、選挙における勝利こそが改革のエネルギーであるとしている。有権者の反応に応じることが民主主義であり、民意に政治家が従うのが当たり前であるという、選挙結果を絶対視する政治観がある」と述べた。

 袴田氏は民主主義における先進各国のコンセンサスとして、「民主主義では政治的権利の平等、少数意見の尊重」がなされていることを挙げ、「民主主義において最も怖いことは、多数派による独裁である。少数派の意見は尊重されるべきであり、民主主義で多数派に従うのは便宜のためであり、多数派意見が絶対に正しいからではない。日本では多数派の意見が正しいというのが多数決の意味合いのように解釈されることがある。そうなると少数派が間違っていることになる」と懸念を示した。

 また橋下氏が「民主主義は感情統治」と述べていることに対しても、「民主主義は国民のコンセンサスを得るための制度だが、それは論理や科学的正しさではなく、感情によって成し遂げられるものだと言っている。人は感情を支配されると、その人の論理が破たんし、発言内容が変わったとしても支持者が離れなくなってしまう。感情を支配する言葉を使い、支持を集めてくると、理性的な対話が難しくなる。理性的判断を放棄して橋下氏に心を委ねるようになる。これはきわめて危険であり、キリスト者は決してこのような人に心を明け渡してはならない」と注意を促した。

 袴田氏は聖書的価値観における民主主義について「聖書は民主主義を絶対化してはいないが、為政者は公共のために奉仕するものである(ローマ13・4)。為政者が人間の内心を支配してはならない。橋下氏は常にメディアをチェックし、有権者の意識を知ることに努力している。有権者のマジョリティをそのまま肯定する。常に多数派の意見に立っている。これは橋下氏の問題というよりも、私達社会の側の問題ではないか。本当に深刻なことである」と述べた。

強い改憲思考に警戒を怠ることはできない―戦前の教会の二の舞にならないために
 
 袴田氏は総選挙が行われるにあたって、「維新の会だけではなく、強い改憲思考を持つ安倍氏にも警戒を怠ることはできない。平和は基本的人権が保障される大切さを社会全体が失いかけてきているのではないか。たとえ少数はであっても、本当に大切なものが社会から失われないように、『地の塩、世の光』として行動する必要がある」と呼び掛けた。

 また良心について、「いつのまにか良心が権力に絡み取られてしまうことがあることを自覚しないといけないのではないか。(日本社会において)ふつうに生きている中で、意図的なものの中で染みつかされているものがある。『御言葉にしっかりと立つ』というのは、自覚的に取り組まなければできないこと。憲法が変えられたりしたときに、戦前の教会が失敗した歴史を現代の教会が繰り返さないということが言えるのかが非常に不安になる現状がある」と懸念を伝えた。

 民主主義とキリスト教の関係については、「日本国憲法における民主主義は大切に受け止めるべき。健全に生きる社会の少数派として、本来の民主主義の持っている思想を受け止める中で大切にしていくべきである」と勧めた。

互いに信頼し、積極的な交わりを

 また民主主義の社会における教会の牧師の在り方について、「(世の中には)心がこわばっている人たちが多い。しかしそのような人たちが教会の牧師たちの中にも見られる。牧師たちが本当に福音の喜びと自由で生きているのか。心がこわばっている人たちは(信仰において)何かがおかしい。そのような人たちが教会の内外でどんどん増えているように思える。そのことが社会に生み出していくさまざまな弊害がある。心の交わり、本当の意味での交わりを教会がしていくことが大切である。ゆるぎない信頼関係をクリスチャン同士が持っていることが非常に重要である。キリスト教会も積極的に頑張って他教派と交わりをしていくべきである」と述べた。

 前ページはこちら

  • ツイート

関連記事

  • 日弁連集会、改憲の動きに懸念

  • オバマ米大統領再選演説、民主主義の精神を強調

  • リバイバルは悔い改めから始まる

  • 衆院選、御心にかなう政党選択を

  • 日出づる国は日本

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(233)宣教は主の備えから始まる 広田信也

  • 【インタビュー】ブトロス・マンスール世界福音同盟新総主事 「平和をつくる者、それが私の使命」

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • イスラエルとハマスが和平合意、生存人質20人全員解放 キリスト教界から歓迎の声

  • 焦りは禁物 菅野直基

  • 「アジア太平洋伝道会議」2027年に開催決定 50カ国・地域から2500人が参加へ

  • ワールドミッションレポート(10月18日):エチオピア アファル族に福音を

  • 花嫁(35)古い人を脱ぎ捨てて 星野ひかり

  • 栄光への脱出の道 穂森幸一

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • グラミー賞受賞のクリスチャンソングライター、飛行機事故で死亡

  • ビリー・グラハム伝道協会とサマリタンズ・パース、福音主義財務責任協議会を脱退

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • イスラエルとハマスが和平合意、生存人質20人全員解放 キリスト教界から歓迎の声

  • チャーリー・カーク氏の妻、殺害者を赦す 「キリストはそうしたし、夫もそうする」

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 加速する聖書翻訳、3日に1つのペースで新しい言語訳の聖書が誕生

  • シリア語の世界(34)ウルファ(トルコ南東部)の洪水について(1) 川口一彦

  • チャーリー・カーク氏の妻、殺害者を赦す 「キリストはそうしたし、夫もそうする」

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 米メガチャーチ牧師、当時12歳の少女に性的虐待 罪認め6カ月収監へ

  • 「ジーザス・ムーブメント」指導者チャック・スミス氏のディボーションブック邦訳出版

  • 日本キリスト教病院協会第5回総会 人材確保や人材育成などを討議

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • 英国国教会トップのカンタベリー大主教に初の女性、ムラリー主教の任命を国王が承認

  • イラク人難民のキリスト教徒、フランスでライブ配信中に殺害される

  • 中国東部で教会活動に対する大規模取り締まり、キリスト教徒70人以上拘束

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.