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水資源問題プロジェクト、地域社会に合った支援を-WCC

2011年10月31日12時28分
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デービッド・ウィーバー氏(写真提供:WCC)+
 10月25日から27日にかけてケニアナイロビで開催された世界教会協議会(WCC)エキュメニカルウォーターネットワーク(EWN)のグローバルフォーラムに参加した米チャーチ・ワールド・サービスグローバルアドボカシーシニア助言役のデービッド・ウィーバー氏が、水資源問題解決のための見解についてケニアのジャーナリストフレドリック・ズウィリ氏のインタビューに応じた。

Q 米国その他各国で水資源・公衆衛生の領域でどのようなご活動に取り組んでおられますか?

 ケニアのムウィンギ川水資源プロジェクトはチャーチ・ワールド・サービスが提携しているプロジェクトで、地域共同体に受け入れられて、水資源へのアクセスを管理でき
る道を模索するプロジェクトの典型とも言えます。今回のフォーラムでのムウィンギ川訪問でわかったことは、機動力と組織化、そして所有権が確立していることが重要であるということです。

 事実、多くの支援者らが提携関係を組んでアフリカ、南米、アジアその他世界各国の水資源問題に取り組んでおり、地域共同体の機動化、組織化に取り組んでいます。水資源問題を解決するために地域共同体の基盤を無視するわけにはいきません。水資源の所有権にしても管理にしても、地域共同体を無視したプロジェクトは持続可能にはならないでしょう。

Q 水資源問題で鍵となる問題は何だと思われますか?

 世界の発展途上国での開発問題は第二次世界大戦後に生じるようになってきました。 水資源問題を解決するための多くのプロジェクトが発足されましたが、多くは継続不可能なものとなってしまっています。水資源プロジェクトを継続可能とさせる最善の方法は共同体における水資源の所有権を明確にし、地域共同体自体が資源を管理できるようにさせていくことです。

 水資源プロジェクトで地域共同体が経済的に維持することのできないプロジェクトを立ち上げても、その地域で継続可能なプロジェクトとはなりません。他にも世帯プロジェクトも行っています。EWNで強調されていることのひとつとして、国連人権委員会でも証言した通りですが、カンボジアの水資源問題で行われている世帯プロジェクトが挙げられます。カンボジアは水資源の枯渇で苦しんでいるわけではなく、豊富な水資源を有しているのですが、水質の面で問題を抱えています。農業・産業両方の活動による水資源の汚染が見られています。

 そのため水質を改善するために各家庭に安価で取りつけられる病原体や寄生虫を取り除く水のろ過システムを提供しています。この各家庭ごとに提供したろ過システムが大きな成功を収めており、地域水資源問題を解決に導いています。


Q 貴団体はEWNに加盟することでどのような恩恵を得ていますか?

 エキュメニカル・ウォーター・ネットワーク(EWN)では二つの分野に焦点を当てています。一つは機動力であり、もう一つは水資源・公衆衛生問題に関する人権のアドボカシー活動を行っていくことです。アドボカシー活動は特に水資源活動に実際に取り組んでいる人々の間で活発な活動がなされています。

 ですから私たちのカンボジア水資源プロジェクトに携わっているスタッフの一部をアジアの地域会議に参加させています。会議に参加することによってアジアの他地域の水資源問題に取り組む人々と会い、水資源問題で実際に役立っている活動と役立っていない活動について情報を共有し合うことができます。持続可能な水資源利用のために有効な活動もあれば、有効ではない活動も存在しています。

 水資源問題は他の多くの環境問題と同様に、社会問題や文化的要素も同時に考慮していかなければなりません。社会共同体が発展していく形で水資源が利用されていく必要があります。たとえばアフリカの農村では女性が家庭での水資源を確保する大きな責任を有しています。そのような社会にあっては、女性たちが近くの水資源供給地まで行って帰ってくるのに5時間も費やしています。

 水資源開発問題で支援をする場合、そのような地域独特の社会的・文化的要素に敏感になることが、水資源問題の継続的な解決の道につながることになると思います。

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