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理想的な一週間のスケジュールの立て方

2011年7月2日13時17分
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トーマス・ネルソン会長 マイケル・ハイアット氏+
どのような人生を生きるのもあなたの選択にかかっています。計画に沿った目的主導型の人生を生きることも、ただ他人に影響されて何となく生きることもできるでしょう。

 すべてのことについて人生計画を練ることはできません。思いがけないような事態が時には生じるものです。しかしあなたが能動的で目的主導型の生き方をしているとき、あらゆる問題や取り組むべき事項がある中で、優先事項を先に処理していくことが各段にたやすいものとなるでしょう。
 
 私は理想的一週間の構想を練ることにしています。この構想アイデアはトッド・ダンカン氏の著書「タイム・トラップ-多忙な営業マンが実行する戦略」から得ることができました。会社の予算案を作成するのにも似ている考え方でもあります。予算案作成との違いは、お金の配分ではなく、その替わりに時間の配分を考えるところにあります。予算案と同様に、まず机上で時間の配分を考えます。

 私は自分の時間の配分を考えるのに単純にグリッドを書きます。そして最初の2行に一週間それぞれの日のテーマをつけます。

 月曜日:[テーマ]職場の組織のために捧げる日。マンツーマン会議、昼食時のスタッフ会議。
 火曜日・水曜日:出張と拡張会議に捧げる日。
 木曜日:緊急事項に対処する日(会議で出された緊急課題)。
 金曜日:長期的課題について熟考する日。
 土曜日:個人的雑用・プライベートな活動をこなす日。
 日曜日:教会のための奉仕、休息、これからの一週間の計画をする日。

 一日のそれぞれの時間帯において集中すべき事柄は左側の列に書きます。

 早朝[5時―8時30分]:自分自身のために捧げる時間。読書・祈り、仕事への取り掛かり。
 日中[8時30分―18時30分]:仕事のために捧げる時間。8時30分に職場に着き、6時に退社(このように時間をくっきり区切ることで、仕事の効率が驚くほど改善します。)
 夜間[18時30分―21時]:家族と執筆のための時間。今は子どもと一緒に暮らしていませんが、妻のゲイルとはほとんど毎晩一緒に食事しています。そして一日の最後の90分は執筆活動を楽しむことにしています。

 自分の目標や優先事項に費やす時間は薄緑色に色分けしています。自分の目標に関係ない通勤や着替え、連絡などの準備時間はピンク色にしてあります。そしてその両方に関与する時間は白色にしてあります。灰色になっている時間は特に決められていない時間です。その時に応じた優先事項に対応する時間としています。

 一度エクセルでスケジュール表のテンプレートを作成してしまえば、毎週ごとに修正しながら使用することが可能になります。

 いつも計画通りに事が運ぶわけではありませんが、一度一週間の時間を配分するテンプレートを作成しておくことで、もっとも優先すべきことに時間を費やし、目的主導型の人生で目的を達成していくことに大いに貢献してくれます。皆さんもぜひ自分なりのスケジュール表を作成してみて下さることをお勧めします。

 *マイケル・ハイアット氏の実際に作成したエクセル表は同氏のブログから直接ダウンロードできます。


(本コラムは米クリスチャンポストから翻訳しています)

トーマス・ネルソン 会長(前CEO) マイケル・ハイアット氏

 トーマス・ネルソンは世界最大のキリスト教書籍出版会社である。米国内では書籍出版貿易で第7位となっている。同氏のブログ(http://michaelhyatt.com)では、指導者として必要な福音的思考法やウェブサイトによる効果的なビジネス法、出版業界に関するトレンドなどを紹介している。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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