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被災地支援、初動段階に過ぎず

2011年5月16日19時02分
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仙台市若林区卸町東にあるJIFH物資倉庫の様子(写真提供=国際飢餓対策機構)。+
 東日本大震災から2カ月以上が経過しているが、支援の手はますます必要になっている。キリスト教支援ネットワーククラッシュジャパン代表のジョナサン・ウィルソン氏は被災地支援について「私たちはまだ、初動段階にいるにすぎません」と述べている。

 被災地にはキリスト教支援団体のみならず民間のボランティアや行政も動いているが、支援作業といえばひたすら家屋に積もった泥を落としたり、支援物資の仕分けを行ったりと根気と労力の要する単調作業が続く。さらには陸前高田市気仙町にある水産加工会社が津波に襲われた結果流れ着いた強烈な腐敗臭を放つサンマの回収なども行われた。市民社会フォーラムによると、サンマ回収作業は、市に早くから要望があったが、多数の職員が津波で死亡していることもあり、水産課・衛生課・市民課などの中どの部署でこの問題を解決するか議論を重ねていた結果、自治労連がこの問題に取り組むと名乗りを挙げ、市の水産課課長補佐がその場で泣き崩れたという。

 ウィルソン氏は「だから、あなたは、わたしたちの主のあかしすることや、わたしが主の囚人であることを、決して恥ずかしく思ってはならない。むしろ、神の力にささえられて、福音のために、わたしと苦しみを共にしてほしい(Ⅱテモテ1・8)」を引用し、「被災地への支援作業は主の栄光が輝くための仕事であり、決してどなたにも恥じてほしくありません。キリストの名によって動いている人はみな、苦しみを受けている人の重荷を分かち合っています。感謝すべきことに、働いているのは決して私たちだけではありません。私たちは、一丸となって働いています。どうぞ、引き続きお祈りください」と述べている。

 国際飢餓対策機構は14日、仙台市若林区の被災地の状況を報告した。東北の被災者は謙虚で控えめ、辛抱強い性格であることが多く、支援を提供しに行っても、悲しみを押し込んで笑顔で応対する様子が報告されている。そのような中で、仙台市内に新たにアパートを借りて家族8人で生活している明るい調子で会話をする母親に聞いたところによると、同一家は避難所には犬を4匹飼っていたため入れなかったという。その母親は目に涙を溜めながら、避難所の担当者に避難所への入所を拒否されたいきさつを説明したという。その家族は、避難所に入れなければ、車の中で過ごすことしか選択肢はなくなったという。

 また避難所に食べ物だけもらいに行こうとしても、登録していない人にはあげることができないと担当者に拒否されそうになり、それでも孫のために必死で懇願した結果賞味期限切れのパンを一つもらうことができたという。その母親と一緒に来た夜になると俳諧する高齢の母を持つ女性は、周りを気にして避難所に入ることを遠慮した結果、何も配給がなく寝食に困る日々が続いたという。家族を抱えた母親は、国際飢餓対策機構の物資倉庫のことを聞き、倉庫を訪ねてきたという。倉庫にある生野菜やパンを見るなり涙を流しながら「やっと孫に柔らかいパンを食べさせてあげられる」と話したという。 

 国際飢餓対策機構ボランティアスタッフの大山美礼氏は、「まだまだ知らない所で、隠れた所で、助けを必要としておられる方がいる。そう思うと、胸が熱くなってくる。人間の尊厳さえも奪われそうになりながら、それでも生きなければならない、そのような現実が私たちにはわからなかった」と倉庫に物資を求めにきた被災者の様子を見て報告している。ローマ書15章には「私たち力のある者は、力のない人たちの弱さをになうべきです。自分を喜ばせるべきではありません。私たちはひとりひとり、隣人を喜ばせ、その徳を高め、その人の益となるようにすべきです。昔書かれたものは、すべて私たちを教えるために書かれたのです。それは、聖書の与える忍耐と励ましによって、希望を持たせるためなのです。どうか、忍耐と励ましの神が、あなたがたを、キリスト・イエスにふさわしく、互いに同じ思いを持つようにしてくださいますように」と書かれてある。被災地で先の見えない単調な支援活動に耐え抜く人々を励まし、さらに支援を必要としている人々の必要を満たし、キリストにある希望を伝えていけるキリスト者の支援活動が、ますます必要とされていることが伺える。

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