【インタビュー】新宿福興教会 菅野直基牧師

2005年3月10日21時00分 印刷
+ピアノの腕を披露する新宿福興教会の菅野直基牧師

新宿福興教会(菅野直基牧師、東京・新宿区)は友愛グループ所属、ウェスレーとペンテコステの流れをくむ超教派のプロテスタント教会。菅野牧師が'01年9月23日、単立・大森福興教会の開拓教会として働きを開始した。菅野牧師に同教会での牧会奉仕について質問した。

多様な伝道形態

新宿福興教会は、路上生活者の救済、路傍伝道のほか、様々な伝道活動を積極的に行っている。

「今1番時間を費やしているのはインターネットでの宣教です。インターネットは、教会に来なくなった人、(事情があって)教会に来られない人の橋渡し的な役割をする、この時代でとても大きな影響力がある宣教方法だと思います。だから、いろいろな人がどこからでも入ってこられるように、ホームページ上でチャット、メール、掲示板など、様々な方法を用いています。現にメールで相談をしたことをきっかけに、今までに20人以上の人が教会を訪れています。」

教会は神の愛が支配するところ

「教会は、やらされるところではありません。教会がプログラムなど型にはめ込んで形を先行してしまうと、信仰が歪んでしまう。教会は、福音によって人を育てていくべきですし、その御言葉の応答として「自分は自分で良いのだ」という安心感、救いに対する感謝と喜びが土台となって、すべてのことを自発的にすることが大切と思います。」

「クリスチャンは自由な子です。やらされるというのは奴隷であり、福音ではありません。表面的には同じことをして評価が同じでも、まったく違うものなのです。」

「教会というのは場所を示すのではありません。旧約の時代、モーセ、ダビデやソロモンなどの時代、礼拝をするところが限定されていて、そこだけは特別な場所だった。でも、新約でイエス様はそのように教えませんでした。礼拝は霊と真をもって捧げるもの。公園でも、どこでも、神の愛の支配のあるところ、そこが教会なのです。また、聖書に『神の国はあなたがたのただ中にある』とある通り神の国は場所ではなく、状態をあらわします。だから、私が、神の国でありその集まりこそが教会です。また、友達や親をつれていきたくなるようなそのような教会なら、その教会は健全な教会だといえます。」

霊性牧会セミナー

「4月26日から28日まで、きぬがわオリーブの里(栃木・今市市)で『霊性牧会セミナー』という集まりがあります。このセミナーは韓国で年に4回開催され、約25年間続いているものですが、日本では行われたことがありませんでした。そこで、このセミナーの講師でもある李天秀牧師が『是非、日本でも、このセミナーを開催しよう』と提案してくださり、韓国のセミナーに参加したことがありセミナーの良さを日本に紹介したいと願う人たち5、6人が集まって実行委員会をつくりました。日本では『霊性』という言葉をあまり耳にしないかもしれませんが、これは霊的に整えられることです。李先生は異言などについて語られるので、まだ日本で受け入れられない部分があるかも知れません。ですが、李先生は人格的、神学的、霊的にバランスが取れた、すばらしい先生です。」

「今回のセミナーは『神と通じていますか?』をキャッチフレーズに行います。私たちは毎日、本当に神様と愛の交わりをしているのでしょうか。集会で恵みを受けても2、3日経つと、その恵みをこぼし忘れてしまうことがあります。セミナーでは、恵みを継続する秘訣の学び、祈りに対する訓練なども行う予定ですまた、このセミナーは誰にでも勧められる聖会です。教会が変わらなくてはいけない時期だと思いますし、最もタイムリーに必要なものだと思うので、教派に関係なく参加してほしいです。」

アジアの時代とリバイバル

「新宿福興教会は『ビジョン300』という目標を掲げています。ギデオンの300人の勇士が集まってイスラエルをもたらしたように、私たちの教会も、真の勇士300人を集めるのです。そして日本だけでなく、世界を視野に入れた宣教ビジョンも持っています。特に、未伝道部族、未伝道地域への宣教に興味があります。福音がエルサレムから始まり、世界の果てである日本にまで来ましたが、今はアジアの時代だと思います。中国、韓国、日本の三国がリバイバルの鍵になる。世界最大のキリスト教国となった中国、既にリバイバルが起こっている韓国、経済大国であり、将来リバイバルする日本。エルサレムから広がった福音を、今度はアジアからエルサレムに向かって宣教するべきと思います。私は、その橋渡しの役割をしたいと考えています。」

「近い将来、リバイバルは日本に必ず来ます。しかし今、神様が多くの人を送ってくださっても、教会側が受け止められていないのでは。だから(神様が送った人を受け入れる)備えとしての土台造りが重要と思います。土台とは何でしょう。聖書には食事の場面が多く、イエス様の周囲には取税人や遊女たちが多かった。イエス様は、彼らに服を着替えてから来い、何々を持って来いなどとは一切言わず、集まってくる彼らのありのままを受け入れられました。しかし、今の日本のクリスチャンの中に、『このような姿は受け入れるが、このような人は受け入れない、こういう人は来ていいけど、このような人は来てほしくない』などのような考え方は無いでしょうか。ありのままの姿で互いに受けとめ、真の神の家族となることが大切だと思います。家族というのは、うわべだけの付き合いではなく、一生付き合っていくものですし、赦し合い、愛し合う、そのような仲です。そのような土台作りが重要と思います。」

「どのようにリバイバルが始まったのかについて、使徒の働きから知ることができます。弟子たちは最初、律法的な姿があったので、いざとなったとき、みな逃げてしまったのです。しかし、そのような弟子たちが再び一つのところに集まり、互いの罪を赦し合ったときに聖霊が下り、弱虫だった弟子たちが聖霊に満たされて、命をかけて熱くイエス・キリストを証し伝えた。こうしてリバイバルが起こり、3000人が送られました。教会とクリスチャンの偽善的で形式的な部分が砕かれ、イエス様が私たちを愛してくださったように、私たちもイエス様の愛をもって互いに愛し合う瞬間がリバイバルの始まりだと思います。聖書が示すリバイバルとは、愛のリバイバルだからです。」

「福音ほど良い話はありません。誰が聞いても良い話です。牧師が聞いても、信徒が聞いても、未信者が聞いても、こんないい話、こんなうますぎる話はありません。罪人だから悪いのではない。(福音の世界は)罪人であるにもかかわらず、罪人のままの私を愛してくださる、そのような世界です。伝道とは、ただ一人ひとりの幸せを願って福音を福音として伝えること、純粋にこんなにすばらしい話をただ伝えたいだけなのです。」

菅野牧師は、まだ30代の若い牧師だ。だが、彼の御言葉を土台とした確固たる信仰、聖霊の働きを受け入れる器によって、将来のキリスト教界を導く一人となることだろう。

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