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申鉉錫牧師の「日本宣教の夢」(5)

2006年9月18日19時57分
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申鉉錫(シン・ヒョンソク)牧師

 桜美林大学(obirin Univ.)の元人気講師、申鉉錫(シン・ヒョンソク)牧師のコラム第5回目です。 このコラムは、韓国オーマイニュース(http://ohmynews.com/)に掲載され、当時大きな反響を呼びました。在日韓国人牧師という立場から、同師が日本宣教への夢を語ります。


◆?はじめに


 最近、日本と韓国の人々の間に「近くて近い国」ということばがよく使われている。「近くて遠い国」ということばが長い間使われてきたことを考えると、喜びに耐えない。そのことを物語る一文を朝日新聞で読んだ。


 寄稿者は、最近駐日韓国大使として赴任して来られた羅鐘一(ラ・ジョンイル)氏である。去る5月1日の朝刊‘オピニオン’欄に、「韓日文化交流―東アジア共同体の契機に―」という題で書かれた文章である。大使は赴任早々、日本政府関係者や言論人の方に赴任のあいさつまわりをした時、テレビドラマ「冬のソナタ」が日本の国民の間で話題になっているという話を聞いたと述べている。また訪日した主演俳優、べ・ヨンジュンさんを歓迎するため、数千人のファンが羽田空港に集まったり、彼を「ヨン様」と呼んだりしていることも、その熱気を表している、と書いている。また大使は、両国に同じドラマを鑑賞できる広範な大衆がいるということ、また両国民の交流の長い歴史があったこと、更に政治、経済中心から、文化、観光、スポーツなど国民同士の交流の拡大があったことなどを挙げられた。そして「冬のソナタ」の成功は、韓国の独創的な文化が日本で紹介されたというより、両国民の交流の蓄積された「文化的成就」が表れたものである、とも述べている。


 以上の論旨は大使の卓見であり、文章を読んでいくうちに大いに共感するものがあった。両国民の間に政治、経済的な交流だけでなく、大衆レベルで文化(宗教も含めて)の交流がなされる時、両国は文字通り「近くて近い国」になることが可能であると確信している。


◆?日本の福音宣教に挑むキリスト者


 今から数十年前、筆者はソウルにある南ソウル中央教会で、水曜日の祈祷会に招かれて「日本宣教」について熱っぽく語った。その教会は当時、信徒約4000人以上を擁する大教会であって、外国宣教に対する使命に燃えていた。南ソウル中央教会(大韓イエス教長老会)の牧師は皮鍾振先生である。皮鍾振牧師は韓国教会が生んだ世界的に活躍している大復興師である。


 水曜日の夜、筆者の語るメッセージを聞いていた1人の信徒がいた。名前は鄭英寿(ジョン・ヨンス)氏で教会の執事であった。彼は当時40才くらいの年齢であったが、後で知ったことだが、彼は日本宣教に情熱を燃やしており、また希望を持っている信徒であった。


 彼にメッセージを残して筆者はソウルを去って日本へ戻ってきたのだが、その後彼は日本宣教に赴くために、身の回りをすべて整理して奥さんに委ねた後、筆者を尋ねて単身日本へ来られたのである。筆者は当時、在日大韓基督教船橋教会の牧師であったが、彼が尋ねて来られたのは確か1990年の夏であった。彼と初めて会って彼から日本宣教に対する夢を聞かされた時、筆者の心は大いなる感動に満たされた。


 その後、彼は船橋教会に宣教の拠点を置き、日本宣教の可能性を見出すために単身日本全国を旅して回った。北は北海道から、南は鹿児島まで巡回して協力者を探し出し、日本宣教への夢を語った。自費伝道だから、ある時は飢え、ある時は野宿する生活を経験したこともあった。


 筆者は彼と共に心を合わせて祈り、また徹夜して神に祈った。「日本に宣教の炎を燃やしてください」と叫び続けた。彼は数年間日本と韓国を往来しながら日本宣教の方針を固めていった。1992年、彼は韓国へ帰り、信仰の同志とともに日本福音宣教の団体を設立することになった。その団体が『ミッションJapan』である。以後ミッションJapanは、日本宣教のために目覚しい働きをすることになり、大勢の牧師を日本宣教へ遣わし、また大勢の信徒を訓練して日本の各地へ信徒宣教師として派遣しているのである。また夏休み及び冬休みの期間中は、宣教キャラバン隊を日本へ送って短期宣教を実施しているのである。彼は牧師(教職)ではなく、信徒であるが、日本宣教においては非常に大きな仕事をしてきているのである。


 『ミッションJapan』のみならず、韓国の各教会は、毎年夏休みと冬休みを利用して日本短期宣教へとチームを送り出している。大都会である東京を始め、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、広島、福岡、札幌等の地を1週間或いは10日、15日間をかけて短期伝道をするのである。大抵は学生によって組まれるチームであるが、学生以外の平信徒の男女で組まれたチームも多い。日本ではそれぞれの知り合いの教会に荷を降ろして毎日チラシを持って伝道に出掛けるのである。夜に教会へ戻ってきてその日の伝道の成果を報告し合う。「今日は30人決心者を募りました」と。また、あくる日は「今日は40人決心者を得ました」と報告して、最終日までの決心者総数を携えて韓国の派遣教会へ帰っていくのである。そして、短期伝道チームの帰国を待っている母教会の人々に日本宣教の成果を報告する。「わたしたちはこの1週間、或いは10日、15日の間にOO名の日本人の決心者を得ました」と報告する。皆は伝道チームの日本宣教の報告を聞いて大いに喜び、拍手し、その労をねぎらうだろう。しかし、どれほどのチームがどれほどの決心者を募ったとしても、実際には現地にある教会にはほとんど繋がらないのである。たった一人でも繋がれて救われる人がいるとするならば、大成功であると言うことができる。


 たとえば、決心した人が1人も教会へ繋がらなかったとしても、短期伝道チームを送った教会は彼らを咎めないだろう。なぜなら、種を蒔いたから、沃地に落ちていれば、何時かは必ず芽を出す時が来ると確信するからである。


 ところで、日本での短期宣教で蒔いた種がほとんど芽を出さないと知っていても絶えず種を蒔き続けるであろう韓国教会を筆者は尊敬している。


 ならば、一向に実を結ばない日本人を対象にする長期宣教に対して、韓国教会は忍耐を持って苦闘する宣教師を助け励まして福音宣教の一線に望ませて欲しいのである。


◆?おわりに


 使徒パウロは「御言を宣べ伝えなさい。時が良くても悪くても、それを励み・・・」なさいと教える(?テモ4:2)。韓国の教会が日本の人々に愛を持って種を蒔けば、必ず「近くて近い国」になると信じて祈るものである。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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