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申鉉錫牧師の「日本宣教の夢」(4)

2006年7月11日11時38分
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申鉉錫(シン・ヒョンソク)牧師

 桜美林大学(obirin Univ.)の元人気講師、申鉉錫(シン・ヒョンソク)牧師のコラム第4回目です。 このコラムは、韓国オーマイニュース(http://ohmynews.com/)に掲載され、当時大きな反響を呼びました。在日韓国人牧師という立場から、同師が日本宣教への夢を語ります。


◆はじめに


 日本宣教は韓国教会に与えられている主イエス・キリストの至上命令であると確信している。今では聞くことが少なくなったが、一昔前(約30年前)までは、韓国のキリスト者が初めて日本に来た時、先ず目に映ったのは何処へ行っても建物の屋上に高く聳え立つテレビのアンテナであり、十字架はどこにも見えなかったという言葉であった。


 今日ではもはやそういう言葉はあまり聞かない。なぜなら、韓国から日本宣教のために来られた宣教師たちが、日本の至る所に教会を建てて屋上に十字架を掲げているからである。


 だからと言って、日本に教会がないとか、教会堂に十字架を立てていないというのではない。日本にも教会は存在するのだが、一昔前までは人々の目につく程教会は多くなかった。教会堂に十字架を立てるとしても韓国人が好んで立てるように、屋上に高く聳え立つようにはたてないのである。筆者の個人的な見方であるが、日本人は何事においても控え目である。教会堂の十字架も、その地域全体の建物の景観に合わせて調和を保つようにたてられるのである。


 韓国はどうなのか。韓国では何処へ行っても教会堂はすぐ目につくし、十字架も塔のように高く聳え立つようにたてているのである。一つの例をあげよう。夜にもなると、ソウル市内のいたるところで赤い十字架を見ることができる。特にソウル市内のど真ん中にある南山公園の頂上で眺めれば、眼下に広がる市内の夜空に浮かび上がる光景は実に鮮やかである。真赤な十字架は今や観光客を楽しませる風物の一つにもなっているようである。


 このように韓国人と日本人は、教会堂の十字架一つをたてるにしても考え方が大きく異なるのである。異なる文化を持つ国日本において、如何に宣教すべきかについて、その戦略の一つ二つを次に述べることにする。


◆日本に於ける宣教師の使命


 韓国では宣教師と牧師の役割の違いについての議論がある。以下に述べることは確定的ではないが、牧師と宣教師の役割はこうあるべきだという一般的認識が定着している。


 つまり牧師は自国民を宣教の対象にする者であり、宣教師は外国人を対象にするという認識である。ここでは、このような考え方、分け方が正しいのか間違っているのかを論じるつもりはない。今は宣教師と牧師の役割が曖昧になっているのだが、外国人に宣教する為には外国へ行かなければならないのである。そのために韓国の教会は前にも述べたように、多くの宣教師を世界各地に送り出しているのである。


 日本にも大勢の牧師が宣教師という肩書きと使命をもって遣わされている。従って上に挙げた認識からすれば、当然外国人(日本人)を宣教の対象とすべきである。ところが、実際は外国人である日本人に宣教する宣教師は非常に少ないのである。なぜなのか、理由はいろいろあるが、二つほどを挙げれば次のように言えるであろう。


◆言葉の問題


 一つは言葉の問題である。日本人を対象に宣教しようと思えば、何としても日本語を完璧に喋る必要がある。たどたどしい日本語をもってしては相手に福音を宣べ伝えることは無理だからである。


 筆者の経験からすれば、言葉は福音宣教に於いて最も必要な武器であるということである。20年程前にアメリカに留学し、数年間その地に滞在したのだが、留学を終えてアメリカ南部ジョージア州のアトランタ(Atlanta)に次ぐ都市コロンブス(Columbus)市で、アメリカの「PCUSA」教団所属の韓国人教会のコロンブス長老教会の牧師になった。牧会はスムーズに行ったが、一つだけ筆者自身が抱える問題があった。それは言葉の問題で、韓国人二世以下の人々(青少年)並びにアメリカ人に福音を理解させる程の説得力を持つ英語の実力を備えていないということであった。たどたどしい英語では通用しないことを悟った。留学が遅かったのだ。


 そこで筆者は決心した。日本へ帰ろう!もともと福音宣教の使命は日本にあったのだから。日本語を生かして日本人に福音を宣べ伝えよう。そして数年間勤め上げた教会を辞し、同意を得てさっさと日本へ帰って来たのである。このことが、筆者がアメリカで経験した言葉の問題である。今は筆者の当時の決断が正しかったと思っている。


◆宣教対象の問題


 もう一つは、宣教の対象を明確にしていないことである。宣教師の資格を得て来日した牧師は、その宣教の対象が自ずと日本人である筈である。しかし現状は、韓国人のみを対象にして宣教する牧師がほとんどである。何も韓国人を対象に宣教することが悪いと言っているのではない。日本人宣教にプライオリティ(Priority)を置いてほしいということである。韓国人を対象にする教会は沢山設立されている。例えば、在日大韓基督教会総会のように在日同胞に宣教する使命を担っている教団並びに同様の目的で宣教している教会は別として、日本人を対象に宣教する目的で来日している宣教師は、日本人の宣教に重点を置いて宣教して欲しいのである。韓国人を対象にする教会は多すぎる。たった1人でも日本人を救いに導くことができれば、一千万日本人救霊の目標に寄与することになるのではないだろうか。


◆おわりに


 1人のひとが悔い改めることは「・・・悔い改める必要のない99人の正しい人についてよりも大きな喜びが天にある」(ルカ15:7)と仰せられる主イエスの御心に沿うものであると信じる。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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