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榮義之牧師「愛・輝きに向かって」(20)・・・パイロットのいない飛行機

2010年12月2日10時16分
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榮義之牧師+
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わたしは、あなたを地の果てから連れ出し、地のはるかな所からあなたを呼び出して言った。「あなたは、わたしのしもべ。わたしはあなたを選んで、捨てなかった。」恐れるな。わたしはあなたとともにいる。だじろぐな。わたしがあなたの神だから。わたしはあなたを強め、あなたを助け、わたしの義の右の手で、あなたを守る。(イザヤ41:9、10)



 こんな話があります。米国のアリゾナで起こった出来事です。ある朝、知り合いのターナーさんが、78歳のメリルさんを朝食に誘いました。自家用機で隣町へ朝食を食べに行こうというわけです。ターナーさんと奥さんのジェーンさん、メリルさん、友人のドロシーさんの4人で出掛けることになりました。親しい者同士の気楽な空の旅でした。



 ところが飛行中、ターナーさんが意識を失ったのです。ピンチヒッターでパイロットの訓練を受けたことのあるジェーンさんが、後部座席から操縦桿を握り、無線で懸命にSOSを発信しながら飛びました。でも、後ろからなので上手く行きません。飛行機の中は狭く、席を交代することもできません。それで、副操縦席に座っていた78歳のメリルさんが操縦桿を握ったのです。



 3分後、民間航空パトロール隊の救援機がやって来ました。そして、無線で操縦の仕方を一つ一つ指示してもらったのです。メリルさんは落ち着いて、指示通り操縦し続けました。約2時間後、幅50メートル、長さ3000メートルの滑走路に、見事に着陸することができました。



 「もう神に祈るしかなかった」と、メリルさんは着陸後、興奮が冷めない面持ちで語りました。まさに、これは奇跡の生還なんだそうです。ちょうど、ローラーコースターが空中に投げ出されたのと同じで、助かったということは大きな奇跡だったのです。



 人生も同じではないでしょうか。パイロットのいない飛行機に乗っているような経験をした方もあることでしょう。突然、今まで愛していた人に裏切られるとか、失望、絶望の日々を過ごしている人もいるでしょう。当てにしていた、頼りにしていた人がいなくなる、それはちょうど、飛行機からパイロットがいなくなるのと同じよなものですね。しかし、メリルさんが勇気を出して操縦桿を握ったように、私たちもイエス様を信じて、スタートすることができるのです。



 人生には確かに多くのピンチがあります。特に愛する者の死は、残された者に大きなショックと痛手を与えます。立ち上がる気力も、勇気も打ち砕いてしまいます。食事すら、のどを通らないこともあります。また、同情にこと寄せた容赦ない非難もあります。宗教への誘いもあります。まるで飛行中に突然、パイロットが意識を失い、死んでしまったのと同じようなものですね。誰かが操縦桿を握らなければ、飛行機は落ちてしまいます。そうです。今日、あなたも何らかの意味で、操縦桿を握らざるを得なくなっているのではないでしょうか。大丈夫です。イエス・キリストを信じるのです。



「あなたがたは心を騒がしてはなりません。神を信じ、またわたしを信じなさい。」(ヨハネ14:1)



 ある時、イエス様は弟子たちと一緒に、ガリラヤ湖を小舟で渡っていました。突然の暴風雨に、小舟は木の葉のように揺れました。今にも沈みそうです。しかし、荒れ狂うガリラヤの湖に向かってイエス様は「波よ、静まれ!」とお命じになりました。その時、ガリラヤ湖は静まり、嵐は止み、舟は目的地に着きました。



 今日もイエス・キリストは、あなたの心の嵐を静めてくださいます。このイエス・キリストの愛の声を聞きつつ、操縦桿を握る時、平安は波のように、あなたの心に絶えることなくやって来ます。



 「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです」(ヨハネ14:6)と語られたキリストによって、安全に、確実に、導かれる人生があるのです。



◇



榮義之(さかえ・よしゆき)



 1941年鹿児島県西之表市(種子島)生まれ。生駒聖書学院院長。現在、35年以上続いている朝日放送のラジオ番組「希望の声」(1008khz、毎週水曜日朝4:35放送)、エリムキリスト教会主任牧師、アフリカ・ケニアでの孤児支援など幅広い宣教活動を展開している。

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