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津波真勇牧師「神さまの無条件愛に生きよう―赦しの奇跡の分かち合い―」(4)・・・また、キリストの平和があなたがたの心を支配するようにしなさい

2010年2月26日11時11分
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津波真勇牧師+
津波真勇牧師

この平和にあずからせるために、あなたがたは招かれて一つの体とされたのです。(コロサイの信徒への手紙3章15節)

人の心を支配するものがあります。更に言えば、その人の心と考えの持ち方が、その人固有の生き方を方向づけます。私たちは、往々にして自分の周りのせいにしてしまいがちですが、自分の心と考えの傾向を吟味することはあるでしょうか。私は牧師になって、つくづくアダムとエバの会話の仕組みが分かるようになりました。それは責任転嫁の仕組みのことです。何と多くの兄弟姉妹たちが躓きの原因を牧師や教会のせいにしながら教会から遠ざかってしまわれます。本当の理由を明言される人はおられません。躓きの「誘因」は自分の周りにあるのかも知れませんが、躓きの「素因」は自分の「心と考え」の持ち方でもあるからです。

人の感情には爆発的なエネルギーがあります。その人の心と考えの持ち方次第で物凄く破壊的なエネルギーが発生します。仮にも核爆弾保有国の指導者の独断が許容され、怒りの感情が爆発して核爆弾のボタンを押してしまったら、どうなることでしょう。核爆発の連鎖によって瞬時に地球上の人類は消滅してしまいます。今こうして地球の存続が保たれているのは、本当に奇跡的なことです。人の心には底知れぬ闇があります。戦さの殺戮(さつりく)現場を目撃した者であれば言うに及ばないことです。牧師になって人間の幸・不幸の自覚が人それぞれの心と考え方の反映であることを実感するようになりました。

ところでイエスさまの弟子たちは、私たちの心と考えとをイエス・キリストさまの御力によって守るようにと勧告します(フィリピの信徒への手紙4章7節)。私たちの心と考えは「あるがまま」にではなく、イエス・キリストさまによって良い心と考えの持ち方をするように守っていかねばなりません。つまり放任したままにしてはいけないということです。人類の将来が大枠において楽観的なものでなくなった以上、小枠においても正しく自己管理をしなければなりません。いつの頃からでしょう。「管理」という言葉が疎まれるようになりました。本来、管理とは「よい状態であるように気を配り、必要な手段を(組織的)使ってとりさばくこと」(国語辞典)なのです。イエス・キリストさまの御心に少しでも近づこうではありませんか。

牧師の任職を受けて34年の年月が経ちました。教会の人間関係において、お互いの感情交流は兄弟姉妹の信頼関係を前提にして成り立ちます。感情交流は、とても大切な「共感の心」を養い育ててくれるものですが、それだけに心を静めて御言葉に聴き、良い心と考えを持つように整えさせていただかないと、瞬時にして破壊的な人間関係に陥ってしまう場合があります。感性的であることと感情的であることは似て非なるものです。どうか日頃から祈りと黙想のときを持ち、くれぐれも感情が暴発しないように心がけたく願う。自戒の念を込めて同労の牧師たちにお勧めします。

今、世の中に愛を以って叱れない風潮が充満しているように体感しております。それは他方において愛を以って叱られる体験が乏しくなって来たということでもあります。自分の心と考えを整えることは自己責任の課題ですが、それができる環境づくりは個人の領域を越えた社会責任でもあります。神さまの無条件愛に生き、平和の一致を目指すべく「赦しの奇跡」を分かち合いたく願う。

◇

津波真勇(つは・しんゆう):1948年沖縄生まれ。西南学院大学神学部卒業後、沖縄での3年間の開拓伝道、東京での1年間の精神病院勤務を経て1981年7月、多摩ニュータウン・バプテスト教会に着任。現在に至る。著作に、「マイノリテイ(少数者)の神」(1985年)、「一海軍少将の風変わりな一生の思い出」(1990年)、「出会い」(齋籐久美・共著、1991年)、「讃美歌集・主よ来たりませ」(1993年)、「沖縄宣教の課題」(2000年)。作曲集CD「生命の始まり」(1998年)、「鳥の歌」(2003年)。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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