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佐々木満男「どんなことにもくよくよするな!」(10)・・・神の永遠の腕

2009年7月6日09時36分
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佐々木満男弁護士+
+

12.神の永遠の腕



 それではどうしたらいいのでしょうか。まず、静まることです。私たちは問題が起きると、「わぁっ!」と騒いでしまうのです。でも騒げば騒ぐほど混乱しますから、よけい解決できなくなってしまいます。その時に、心から静まる。時を待つ。そして、全能の愛の神がいることを思い起すのです。聖書を読んで祈る。そうすると、聖書の言葉に出てくる、「神の永遠の腕(かいな・うで)が、私たちの下に置かれている、すなわち私たちの人生の下に置かれている」ということに気がつくのです。



 ある時、裁判をやりました。こちら側がクリスチャンの借地人で、相手方が地主さんでした。法律的には、勝てると思って、裁判を始めました。もう勝ち目がないから辞めると、向こうの弁護士は辞任してしまいました。ところが、途中で裁判官が代わったのです。そうしたら形勢がコロッと変わった。



 私たちは裁判官に呼び出されて、「あなたがたは何をやっているんだ。地主さんは、いわばお釈迦さまだ。借地人は孫悟空だよ。孫悟空がいくらいばっても、お釈迦さまの手のひらの上をぐるぐる飛んでいるだけだ。その孫悟空がお釈迦さまに楯を突くとは何事だ!」。「いや、裁判長!ここは裁判所ですよ、法律論でやってください。仏教のお寺じゃないんですから」と言ったのですが、だめでした。もう完全敗訴でした。信じられませんでした。



 仏教徒からすると、お釈迦さま、孫悟空、これは分かりやすいです。「聖書には、神の御手が私たちの人生の下に置かれていると書かれている。私たちは神の御手の上で生活しているんだから大丈夫だよ。どんなことがあったって大丈夫だよ」。あの裁判官がクリスチャンだったら、そういう言い方をしたと思うのです。この裁判、地裁では負けましたが、高裁でひっくり返りました。逆転勝利です。



 心が静まってくると、問題の核心が見えてくるのです。「あっ、神の御手の中で、これは起こっているんだ。だから大丈夫だ!」。そうすると、複雑な問題が単純に見えてくるのです。これはすばらしいことです。でも、一番単純なのはこれです。「神は愛である」。神は偉大な愛のお方です。途方もなくすごい愛のお方。



 それから、正義です。「神は正義である」。これだけ秩序正しく、すべてのものを造られている、それを取り仕切っている存在、すなわち神は正義です。でも、もし神が偉大であり、正しい方であるだけでしたら、大変です。もう畏れ多くて、とても近づけない。滅ぼされてしまいます。私たち、罪だらけですから。



 でも、神は愛である。しかも、愛こそが、神の一番大切なご性質なのです。



 「愛がなければいっさいは空しい」とまで書いてあるのです。「どんな偉大だってだめだよ。あなたにどんなに能力があったってだめだよ、愛がなければ」。それから、「あなたがどんな正しい生活をしたってだめだよ。どんなに立派で、尊敬されて、正しい生活をしたって、あなたに愛がなければ、すべて空しいんだよ」ということです。世界中の富を手にしても、世界最高の権力の座についても、愛がなければむなしいものです。



 お釈迦さまは、「悟り」を開いて死んでいったが、イエスは、私たちを罪の永遠の滅びから救うために、私たちの身代わりとして自ら進んで十字架に架かり、むごたらしく殺されました。これに勝る愛はありません。イエスこそは、まさに「愛の権化」なのです。



 「神は愛である」。これが、すべての問題を解決する、単純明快な秘訣なのです。なぜならば、「愛には恐れがない」ですから。恐れがないということはいいことです。堂々と、勇気をもって、問題に取り組んでいくことができる。



 そうすると、どういうことになるか。「問題が問題でなくなる」のです。



 「問題が問題でなくなる」。いい言葉ですね。これも私が作った名言です。「ああ、問題だ、問題だ。大変だ、大変だ。苦しい、苦しい」。しかし、本当に神の愛で生かされてくると、「愛の神がいるんだ。だから現状はどうでもいいや。大丈夫だ。何とかなる。しかも、これは益になるんだ。ちょっと苦しいけど、逃げないで取り組んでやってみよう」という力が湧き起こってくるのです。その中で、神の知恵も与えられる。神の力も与えられる。また、状況もそういう方向に変化していく。「神は愛である」。私たちはその愛をいくらでも受けることができるのです。 (次回に続く)



◇



 佐々木満男(ささき・みつお):国際弁護士。宇宙開発、M&A、特許紛争、独禁法事件などなどさまざまな国際的ビジネスにかかわる法律問題に取り組む。また、顧問会社・顧問団体の役員を兼任する。東京大学法学部卒、モナシュ大学法科大学院卒、法学修士(LL.M)。このコラムでは、2004年11月6日のインターナショナルVIPクラブ広島特別講演会での講演録を再構成し、一部加筆したものを紹介する。

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