Skip to main content
2025年12月25日17時04分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. ワールドミッションレポート
ワールドミッションレポート

ワールドミッションレポート(12月25日):中東某国 オペレーション・クリスマス・チャイルド―ダニアとラジオ(2)

2025年12月25日15時42分 執筆者 : 石野博
  • ツイート
印刷
関連タグ:クリスマスオペレーション・クリスマス・チャイルド(OCC)

中東の某国で、キリスト信者となったダニアの両親は、極貧に耐えながらも信仰を守っていた。5歳のダニアはその年、オペレーション・クリスマス・チャイルドの靴箱のプレゼントをもらった。家族と共にその箱を開けると、中には数々のおもちゃと共に、家族で祈っていたラジオが入っていたのだった。以下は、ダニア自身による証しだ。(第1回から読む)

*

私たちはその国で7年暮らした後、福音を伝えるために故国に戻りました。しかし、そこでは福音に対する反発が強く、伝道するのに苦労しました。両親が信仰の故に激しく迫害されるのを見て、私は、自分自身が明確にキリストを受け入れる必要があると確信しました。ある晩、寝室で一人、涙を流しながら祈りました。「主よ、私は罪人です。私の人生は全てあなたのものです、イエス様。あなたのお望みのままに私をお使いください」

信者となった私は、学校の先生や生徒たちからいじめを受けました。それでも父は、家でキリスト教の集まりを続けました。公認の教会設立は、認可されることが不可能だったからです。

ある朝、父が開いた時計の販売と修理をするお店に行くと、入り口のドアに油がかけられていました。父はそこにあった警告文を見つけました。「福音を伝えるのをやめろ! さもなくば、この店を焼き払い、お前と家族を殺す!」と書いてありました。それでも私たちは慎重に慎重を重ね、キリストについて語り続けました。すると、人々が救われるようになったのです。

その村で9年過ごした後、状況があまりにも危険になったので、私たちは国を出なければなりませんでした。急を要する出国だったので、靴箱のものも含めて全てを置いて行かなければならず、本当につらかったです。

中東の第三国に移った後、私たちは難民申請をしました。そして祈って待ちました。2010年、申請から1年以上たって、神様が米国への扉を開いてくださいました。

ここに来て2カ月後、教会の女性が私に靴箱の贈り物に携わる仕事をしないかと尋ねました。私はそれまで、靴箱の贈り物がどこから来たのか知りませんでした。梱包センターに到着すると、まるでミツバチのように働くたくさんの人々に驚きました。そして「オペレーション・クリスマス・チャイルド」のロゴが入ったバナーを見上げた瞬間、凍りつきました。これらの箱は、私が受け取った靴箱と同じロゴだったのです。自分が受け取ったのと同じ靴箱を、今度は私が詰めたり処理したりする日が来るとは全く想像すらしていませんでした。

2017年5月、私はノースカロライナ州ウィンストン・セーラムのセーラム大学で教育学の学位を取得して卒業しました。振り返ると、私の靴箱は、モノクロだった幼少期に彩りを与えてくれたものです。それは、両親が教えてくれた「祈りに応える忠実な神」の証拠でした。祈りは強い武器です。貧しかったけれど、祈りは私たちに豊かさを感じさせてくれたのです。神様が私たちにしてくださったことを思うと、今も胸が熱くなります。

*

靴箱の小さな贈り物が、子どもたちに「君は大切だよ」という力強いメッセージと共に届くのだ。もしこれらの贈り物が「あなたは大切だ」というメッセージを届けるのなら、なおのこと、神が私たちに賜ったプレゼント「人となられた神の子」なる贈り物は、どれほど私たちが神にとって大切な存在であるのかを力強く訴えてやまないことだろう。

今宵、人となって生まれたもうた神の子をたたえ、父なる神を賛美しよう。メリー・クリスマス!

<<前回へ

◇

石野博

石野博

(いしの・ひろし)

2001年より、浜松の日系ブラジル人教会で日本人開拓、巡回伝道者として従事。12年より、奥山実牧師のもと宣教師訓練センター(MTC)に従事、23年10月より、浜松グッドニュースカフェMJH牧会者として従事。18年3月より、奥山実牧師監修のもと「世界宣教祈祷課題」の執筆者として奉仕。23年10月より「世界宣教祈祷課題」を「ワールドミッションレポート」として引き継ぎ、執筆を継続している。

※ この記事は、石野博牧師の「ワールドミッションレポート」を、若干の編集を加えた上で転載したものです。
関連タグ:クリスマスオペレーション・クリスマス・チャイルド(OCC)
  • ツイート

関連記事

  • ワールドミッションレポート(12月24日):中東某国 オペレーション・クリスマス・チャイルド―ダニアとラジオ(1)

  • ワールドミッションレポート(12月23日):アラブ首長国連邦 外国人労働者がもたらす霊的風景の変革

  • ワールドミッションレポート(12月22日):インド・マハーラーシュトラ州のマン族のために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(12月21日):南米の霊的乾燥地帯―世俗化著しいウルグアイ

  • ワールドミッションレポート(12月14日):ガザ 憎しみの英才教育―ハマス創設者の娘が語る真実(1)

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 【クリスマスメッセージ】この世に来られた救い主―イエス・キリスト 渡部信

  • 上智大学キリシタン文庫が初の貴重資料展、キリシタン版や大友宗麟書状など30点を公開

  • Gゼロ時代の津波石碑(8)日本人が宗教アレルギーとなった経緯 山崎純二

  • イーロン・マスク氏、最も尊敬するのは「創造主」 宇宙を創造した神の存在を肯定

  • サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(35)テサロニケでの再会

  • ニカラグア、入国者の聖書の持ち込みを禁止

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(258)聖書と考える「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」

  • 日本福音同盟、新総主事に神戸博央牧師

  • 『幸福論』 カール・ヒルティが贈る聖書を土台とした人生論

  • ワールドミッションレポート(12月24日):中東某国 オペレーション・クリスマス・チャイルド―ダニアとラジオ(1)

  • 上智大学キリシタン文庫が初の貴重資料展、キリシタン版や大友宗麟書状など30点を公開

  • イーロン・マスク氏、最も尊敬するのは「創造主」 宇宙を創造した神の存在を肯定

  • 【クリスマスメッセージ】この世に来られた救い主―イエス・キリスト 渡部信

  • ニカラグア、入国者の聖書の持ち込みを禁止

  • 『幸福論』 カール・ヒルティが贈る聖書を土台とした人生論

  • Gゼロ時代の津波石碑(8)日本人が宗教アレルギーとなった経緯 山崎純二

  • 2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目

  • 日本福音同盟、新総主事に神戸博央牧師

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(258)聖書と考える「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」

  • もしもクリスマスがなかったら 万代栄嗣

  • 2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目

  • 元阪神マートンさんが来日ツアー「クリスマスの贈り物」 関西学院大でトークイベントも

  • 上智大学キリシタン文庫が初の貴重資料展、キリシタン版や大友宗麟書状など30点を公開

  • 英聖公会の聖職者ら約700人がカトリックに、この30年余りで 女性司祭導入後に急増

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 【書評】鶴見太郎著『ユダヤ人の歴史―古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで』

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • イーロン・マスク氏、最も尊敬するのは「創造主」 宇宙を創造した神の存在を肯定

  • 京都ノートルダム女子大学、次期学長に酒井久美子氏 学生募集停止の来年4月から

  • 【クリスマスメッセージ】この世に来られた救い主―イエス・キリスト 渡部信

編集部のおすすめ

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 15人の演者でマルコ福音書を再現、観客をイエスの物語に引き込む「マルコドラマ」

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.