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ワールドミッションレポート

ワールドミッションレポート(5月31日):ケニア 水浄化プロジェクト、アフリカ最大のスラムを変革し、大いなる救霊に(3)

2025年5月31日13時58分 執筆者 : 石野博
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関連タグ:ケニア

バケット・ミニストリーの活動の根幹にある使命は、ただ清潔な水を届けることではなく、キリストの福音を伝えることにある。浄水フィルターを配る過程で、チームの宣教師たちは全ての家庭に足を運び、神の愛を宣べ伝え続けた。(第1回から読む)

プロジェクトでは、福音を聞いた家庭の位置情報や信仰告白のあった場所もマッピングされており、白い点で記録されている。こうした取り組みの結果、2万2千人以上がキリストに従う決断をし、人生を変える大きな起点となったのだ。

地元で44年暮らす牧師、ラファエル・ディハンダ氏は、これほど大規模かつ徹底的な宣教活動は前例がないと語る。「誰かの家に1度、2度、3度と訪ねるような活動はこれまで一度もありませんでした」と、牧師はその継続的な関わりに驚きを隠さない。

宣教の結果、キベラでは犯罪が減り、生活を改める者が続出した。売春に頼らざるを得なかった女性たちの数も目に見えて減少し、希望を見いだす人々が増えていったのだ。こうした霊的な変化が、コミュニティー全体に良い影響を与えているのである。

これまでに1500人以上が洗礼を受けた。その一人であるサミュエル・ムワングは、かつては盗みや薬物に手を染めていたが、イエス・キリストとの出会いによって新しい人生を歩み始めた。「宣教師が訪れてくれたおかげで、私は変えられました」と、彼は証しする。

現在、バケット・ミニストリーはキベラでの活動を終え、ナイロビ近郊の別のスラム地域「カワングワレ」を新たな使命の地と定めて活動している。そこには15万3千軒以上の住宅が存在し、2025年1月1日から活動が開始された。すでに3400以上のフィルターが配布され、1千人以上が信仰を告白しているという。

「次はこの地に、福音という名の “いのちの水” を届けますよ」と、バケット・ミニストリーの創設者、クリス・ベスは力強く語る。今後4年間で、この地域の約71万人全てに水と希望、そして救いのメッセージを届ける計画だというのだ。

主イエスは言われた。「この水を飲む者はだれでも、また渇きます。しかし、わたしが与える水を飲む者はだれでも、決して渇くことがありません。わたしが与える水は、その人のうちで泉となり、永遠のいのちへの水がわき出ます」(ヨハネ4:13、14)と。

サマリヤのスカルの井戸で、主イエスは水を汲みに来た女に言われた。そして主は、決して再び渇くことのない、永遠のいのちに至る水を与えられたのだ。

バケット・ミニストリーの核心は、まさにここにある。彼らの提供するろ過装置によって作られる水は、飲んでしまえばまた渇く。しかし、彼らはこの浄水を提供しながらも、決して渇くことのない永遠のいのちに至る水を提供したいと願っている。そしてその水を与える唯一のお方こそは、ナザレのイエスその人なのである。ミニストリーは、ナイロビのキベラで、その働きを成功的に成し遂げたのである。

ケニアの救霊およびバケット・ミニストリーの今後の働きのために祈っていただきたい。

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■ ケニアの宗教人口
プロテスタント 56・8%
カトリック 21・5%
英国教会 8・9%
正教 0・8%
土着宗教 7・2%
イスラム 8・3%
ヒンズー 0・4%

◇

石野博

石野博

(いしの・ひろし)

2001年より、浜松の日系ブラジル人教会で日本人開拓、巡回伝道者として従事。12年より、奥山実牧師のもと宣教師訓練センター(MTC)に従事、23年10月より、浜松グッドニュースカフェMJH牧会者として従事。18年3月より、奥山実牧師監修のもと「世界宣教祈祷課題」の執筆者として奉仕。23年10月より「世界宣教祈祷課題」を「ワールドミッションレポート」として引き継ぎ、執筆を継続している。

関連タグ:ケニア
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