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ワールドミッションレポート

ワールドミッションレポート(5月21日):ベトナム 過去40年間で何十万人もが改宗したベトナムのモン族(3)

2025年5月21日11時56分 執筆者 : 石野博
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関連タグ:ベトナム

ベトナムのモン族の間で急激に拡大し、増加するキリスト教徒に対して、ベトナム当局は迫害と圧力の手を緩めなかった。一方、モン族キリスト教徒たちは国際的な宣教団体やネットワークと連帯しながら協力関係を構築し、着実に歩みを進めた。その結果、彼らの良い働きが徐々に認められるようになっていったのだ。(第1回から読む)

かつて敵対的だった政府幹部でさえも、モン族キリスト教徒の肯定的な面を否定することができない。例えば改宗したキリスト教徒で、飲酒と喫煙から解放される者が後を絶たない。多くの家庭内暴力の原因は酒と強く結び付いているため、モン族の女性たちはイエスを信じる信仰に解決を求めるのだ。

多くの場合、まず妻が改宗し、聖書に従うようになる。そして変えられた妻の姿を見て、次に夫たちが信仰を持つようになる。そのようにして夫への伝道が進むのだ。牧師を務めるのは男性だが、信者の多くは女性で、彼女たちが教会生活のさまざまな活動に積極的に参加し、支えているのである。

改宗したモン族のキリスト教徒たちは、かつての偶像崇拝やモン族の伝統的な宗教儀式に参加しなくなり、一線を画すようになる。これらの事柄に妥協がないため、キリスト教徒のモン族と、非キリスト教徒のモン族の間には少なからず摩擦があるようだ。

モン族伝統宗教の呪術師らは、キリスト教はモン族の文化伝統を破壊するものだと非難を強めている。これに対して、モン族キリスト教徒は異議を唱えている。彼らは、モン族がモン族語で聖書を学ぶことを通じて、創造主に出会い、真の意味で自分たちモン族のアイデンティティーを発見し、確立していると主張する。結果として、彼らはモン族語聖書を通じて、自分たちの言語と文字を維持し、保護しているのだ。

1980年代まで、たった一人の外国人宣教師もいなかったモン族に福音を届けたのは、なんと彼らの言語で語られる福音ラジオ放送だった。そしてその種は、今ではベトナムのモン族の3割に達するキリスト教徒人口を抱えるほどまでに花開いた。

バン牧師の村に至っては80%が信者だ。ハレルヤ!主をたたえよう。彼らの結実の秘訣は、迫害や摩擦によって強くされ、真理に堅く立って妥協のないことが挙げられるのではないだろうか。

聖書は言う。「しかし神は、知恵ある者をはずかしめるために、この世の愚かな者を選び、強い者をはずかしめるために、この世の弱い者を選ばれたのです」と(1コリント1:27)。神は、最下層と蔑まれ、差別と貧しさにあえいでいた無きに等しいモン族を用いて、こんなにも豊かな福音の大輪を咲かせた。

ベトナムおよびモン族のために祈っていただきたい。

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■ ベトナムの宗教人口
仏教 52・5%
プロテスタント 2・0%
カトリック 7・7%
無神論 23・3%

◇

石野博

石野博

(いしの・ひろし)

2001年より、浜松の日系ブラジル人教会で日本人開拓、巡回伝道者として従事。12年より、奥山実牧師のもと宣教師訓練センター(MTC)に従事、23年10月より、浜松グッドニュースカフェMJH牧会者として従事。18年3月より、奥山実牧師監修のもと「世界宣教祈祷課題」の執筆者として奉仕。23年10月より「世界宣教祈祷課題」を「ワールドミッションレポート」として引き継ぎ、執筆を継続している。

※ この記事は、石野博牧師の「ワールドミッションレポート」を、若干の編集を加えた上で転載したものです。
関連タグ:ベトナム
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