Skip to main content
2025年5月21日11時56分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. ワールドミッションレポート
ワールドミッションレポート

ワールドミッションレポート(5月21日):ベトナム 過去40年間で何十万人もが改宗したベトナムのモン族(3)

2025年5月21日11時56分 執筆者 : 石野博
  • ツイート
印刷
関連タグ:ベトナム

ベトナムのモン族の間で急激に拡大し、増加するキリスト教徒に対して、ベトナム当局は迫害と圧力の手を緩めなかった。一方、モン族キリスト教徒たちは国際的な宣教団体やネットワークと連帯しながら協力関係を構築し、着実に歩みを進めた。その結果、彼らの良い働きが徐々に認められるようになっていったのだ。(第1回から読む)

かつて敵対的だった政府幹部でさえも、モン族キリスト教徒の肯定的な面を否定することができない。例えば改宗したキリスト教徒で、飲酒と喫煙から解放される者が後を絶たない。多くの家庭内暴力の原因は酒と強く結び付いているため、モン族の女性たちはイエスを信じる信仰に解決を求めるのだ。

多くの場合、まず妻が改宗し、聖書に従うようになる。そして変えられた妻の姿を見て、次に夫たちが信仰を持つようになる。そのようにして夫への伝道が進むのだ。牧師を務めるのは男性だが、信者の多くは女性で、彼女たちが教会生活のさまざまな活動に積極的に参加し、支えているのである。

改宗したモン族のキリスト教徒たちは、かつての偶像崇拝やモン族の伝統的な宗教儀式に参加しなくなり、一線を画すようになる。これらの事柄に妥協がないため、キリスト教徒のモン族と、非キリスト教徒のモン族の間には少なからず摩擦があるようだ。

モン族伝統宗教の呪術師らは、キリスト教はモン族の文化伝統を破壊するものだと非難を強めている。これに対して、モン族キリスト教徒は異議を唱えている。彼らは、モン族がモン族語で聖書を学ぶことを通じて、創造主に出会い、真の意味で自分たちモン族のアイデンティティーを発見し、確立していると主張する。結果として、彼らはモン族語聖書を通じて、自分たちの言語と文字を維持し、保護しているのだ。

1980年代まで、たった一人の外国人宣教師もいなかったモン族に福音を届けたのは、なんと彼らの言語で語られる福音ラジオ放送だった。そしてその種は、今ではベトナムのモン族の3割に達するキリスト教徒人口を抱えるほどまでに花開いた。

バン牧師の村に至っては80%が信者だ。ハレルヤ!主をたたえよう。彼らの結実の秘訣は、迫害や摩擦によって強くされ、真理に堅く立って妥協のないことが挙げられるのではないだろうか。

聖書は言う。「しかし神は、知恵ある者をはずかしめるために、この世の愚かな者を選び、強い者をはずかしめるために、この世の弱い者を選ばれたのです」と(1コリント1:27)。神は、最下層と蔑まれ、差別と貧しさにあえいでいた無きに等しいモン族を用いて、こんなにも豊かな福音の大輪を咲かせた。

ベトナムおよびモン族のために祈っていただきたい。

<<前回へ

■ ベトナムの宗教人口
仏教 52・5%
プロテスタント 2・0%
カトリック 7・7%
無神論 23・3%

◇

石野博

石野博

(いしの・ひろし)

2001年より、浜松の日系ブラジル人教会で日本人開拓、巡回伝道者として従事。12年より、奥山実牧師のもと宣教師訓練センター(MTC)に従事、23年10月より、浜松グッドニュースカフェMJH牧会者として従事。18年3月より、奥山実牧師監修のもと「世界宣教祈祷課題」の執筆者として奉仕。23年10月より「世界宣教祈祷課題」を「ワールドミッションレポート」として引き継ぎ、執筆を継続している。

※ この記事は、石野博牧師の「ワールドミッションレポート」を、若干の編集を加えた上で転載したものです。
関連タグ:ベトナム
  • ツイート

関連記事

  • ワールドミッションレポート(5月20日):ベトナム 過去40年間で何十万人もが改宗したベトナムのモン族(2)

  • ワールドミッションレポート(5月19日):ベトナム 過去40年間で何十万人もが改宗したベトナムのモン族(1)

  • ワールドミッションレポート(5月18日):ウガンダのクプサビニイ族のために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(5月17日):パキスタン 南部パンジャブ州のサライキ語話者のために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(5月16日):米国 民族言語の聖書翻訳が共同体にリバイバルをもたらす

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 21世紀の神学(28)教皇の無謬性と聖母マリアの無原罪・被昇天の関係とは 山崎純二

  • 教皇レオ14世の就任ミサ、世界150カ国・地域から代表が参列 日本からは麻生元首相

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(227)聖書と考える「Dr.アシュラ」

  • ワールドミッションレポート(5月21日):ベトナム 過去40年間で何十万人もが改宗したベトナムのモン族(3)

  • 聖書普及事業150年記念式典・レセプションの申し込み受け付け始まる

  • ワールドミッションレポート(5月20日):ベトナム 過去40年間で何十万人もが改宗したベトナムのモン族(2)

  • 欧州福音同盟、新教皇レオ14世に祝意のメッセージ

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(222)心を癒やす祈りと賛美 広田信也

  • ドイツの大聖堂で「世界最大の聖書のページ」展示 グーテンベルク生誕625年記念で

  • ワールドミッションレポート(5月19日):ベトナム 過去40年間で何十万人もが改宗したベトナムのモン族(1)

  • 教皇レオ14世の就任ミサ、世界150カ国・地域から代表が参列 日本からは麻生元首相

  • 映画「空中の権威」が日本語字幕で視聴可能に 現代クリスチャンに警鐘鳴らす作品

  • 21世紀の神学(28)教皇の無謬性と聖母マリアの無原罪・被昇天の関係とは 山崎純二

  • 21世紀の神学(27)プロテスタント教会側から見るローマ教皇 山崎純二

  • カリフォルニア州のビーチで7752人が受洗、米国史上最大規模の合同洗礼式

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(222)心を癒やす祈りと賛美 広田信也

  • 世界では神を信じている人の方が多い 85カ国・地域9万1千人を対象に大規模意識調査

  • 聖書普及事業150年記念式典・レセプションの申し込み受け付け始まる

  • 新教皇を選ぶコンクラーベ、いつ、何回目の投票で決まる? 181日間に及んだケースも

  • 欧州福音同盟、新教皇レオ14世に祝意のメッセージ

  • 新教皇を選ぶコンクラーベ、いつ、何回目の投票で決まる? 181日間に及んだケースも

  • 次期ローマ教皇の有力候補4人

  • 新ローマ教皇にプレボスト枢機卿、教皇名は「レオ14世」 初の米国出身者

  • ローマ教皇フランシスコの死去に対する日本国内の他教派の反応

  • 聖墳墓教会の床下発掘調査で貴重な発見、ヨハネ福音書の記述を裏付ける証拠に

  • 映画「空中の権威」が日本語字幕で視聴可能に 現代クリスチャンに警鐘鳴らす作品

  • 21世紀の神学(27)プロテスタント教会側から見るローマ教皇 山崎純二

  • カリフォルニア州のビーチで7752人が受洗、米国史上最大規模の合同洗礼式

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • フランスのカトリック教会、復活祭に成人1万人以上が受洗 昨年比45%増

編集部のおすすめ

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 後藤健二さん没後10年、追悼イベントで長女が映像メッセージ 「誇りに思っている」

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.