Skip to main content
2025年9月16日11時38分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. ワールドミッションレポート
ワールドミッションレポート

ワールドミッションレポート(10月6日):インド イマームの警告「聖書には人を惑わす呪文がある!」

2024年10月6日06時58分 執筆者 : 石野博
  • ツイート
印刷
関連タグ:インド

(※イマームとはイスラム教の礼拝を導く宗教指導者。キリスト教でいうところの牧師のような存在。)

かつて敬虔なイスラム教徒だったピーター・アクバルは、神の愛という "呪文" によって人生が根本的に変わってしまった一人だ。

ピーターはインドのムンバイの、イスラムに深く根差した家庭で育った。彼の家族は非常に熱心で、姉は幼い頃にコーランをアラビア語で暗唱したことで表彰されるほどだった。しかし、ピーターの弟であるムスタファが、後になって「あれはイエスの声だった」と分かることになるものに出会ったときから、一家の霊的な旅は劇的な展開を見せたのである。

ある日、街に出ていたムスタファは、彼の名を呼ぶ声を聞いた。「ムスタファ、私を見なさい。私はあなたの神である」。これにムスタファは混乱し、自分が聞いたものは堕落した伝統に違いないと思い、抵抗しようと試みたが、不可解に思うほど、近くの教会にどうしようもなく引き寄せられたのだ。映画館やモスクに入り、それを避けようとしたにもかかわらず、彼の足は教会に運ばれ、そこで彼は、自分が聞いた声はイエスのものであることに気が付いた。

ムスタファの新たな信仰は、当初は家族に気付かれなかったが、彼がモスクを欠席して、アッラーに祈ることを拒否し始めたことで、家庭内で長くつらい論争が巻き起こったのだ。弟の改宗にショックを受けたピーターは、もはやムスタファは兄弟ではないと、絶縁宣言した。

しかし、ムスタファの信仰はすぐに奇跡的な兆候を伴うようになった。彼は人々のために祈り、祈られた者たちが次々に癒やされたのだ。ピーターにとって転機となったのは、ひどい出血に苦しんでいた叔母が、ムスタファに助けを求めたことだった。最初は懐疑的でそれまでムスタファの信仰に反対していた母親が、叔母に対してムスタファに祈ってもらうように勧めたのだ。

ムスタファが祈ると、悪霊現象が顕現し、叔母を通して語り出した。悪霊は叔母から離れないと言い張ったのだ。ムスタファは、誰の呪いで悪霊が来たのかをイエスの御名によって白状させると、悪霊は、叔母と金銭争いをしている隣人の名前を明かした。そしてムスタファがイエスの御名によって悪霊を追い出すと、叔母はたちまち解放され、癒やされたのだ。

この衝撃的な出来事によって、ピーターは自分の知っていること全てに疑問を抱くようになった。イスラム教では、イエスは預言者の一人に過ぎないと教られているが、ムスタファの祈りによって示された力によって、ピーターは自分の考えを変え始めた。彼は今までずっと「聖書には人を惑わす "呪文" が書かれている」というイマームの警告を信じていた。しかし、目の前でイエスの力ある御名の権威を見せられては、聖書に何が書いてあるのかを確かめないわけにはいかなかったのだ。

聖書を読むうちに、ピーターは神の愛の深さを理解し始めた。さらにピーターは、イエスはご自分の弟子たちに、悪霊を追い出す権威をお与えになったことを知った。ピーターの、特にお気に入りの言葉はこれだ。

「それゆえ神は、この方を高く上げて、すべての名にまさる名をお与えになりました。それは、イエスの御名によって、天にあるもの、地にあるもの、地の下にあるもののすべてが、ひざをかがめ、すべての口が、『イエス・キリストは主である』と告白して、父なる神がほめたたえられるためです」(ピリピ2:9〜11)

この御言葉はピーターの心に強く響いた。自分の旅を振り返り、ピーターは今、かつて受けた警告に深くうなずいている。「確かにイマームたちは正しかった。聖書には、人間を根本から変えてしまう "呪文" がある。その呪文は、神の愛と呼ばれるものだ」と。

現在、ピーター・アクバルは、牧師としてムンバイのサンタクルズ・イーストにあるグレース・コミュニティー・フェローシップを導いている。

聖書は言う。「神のことばは生きていて、力があり、両刃の剣よりも鋭く、たましいと霊、関節と骨髄の分かれ目さえも刺し通し、心のいろいろな考えやはかりごとを判別することができます」(ヘブル4:12)

そう、神のことばは生きていて、力がある。ピーターの人生は、まさにそれを証ししているのだ。インドでは、神の言葉が生きて力強く働いている。インドのリバイバルの継続のために祈っていただきたい。

■ インドの宗教人口
ヒンズー 74・3%
プロテスタント 3・6%
カトリック 1・6%
英国教会 0・2%
イスラム 14・3%

◇

石野博

石野博

(いしの・ひろし)

2001年より、浜松の日系ブラジル人教会で日本人開拓、巡回伝道者として従事。12年より、奥山実牧師のもと宣教師訓練センター(MTC)に従事、23年10月より、浜松グッドニュースカフェMJH牧会者として従事。18年3月より、奥山実牧師監修のもと「世界宣教祈祷課題」の執筆者として奉仕。23年10月より「世界宣教祈祷課題」を「ワールドミッションレポート」として引き継ぎ、執筆を継続している。

※ この記事は、石野博牧師の「ワールドミッションレポート」を、若干の編集を加えた上で転載したものです。
関連タグ:インド
  • ツイート

関連記事

  • ワールドミッションレポート(10月5日):コンゴのカリコ族のために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(9月29日):米国 現代のマグダラのマリア、イエスはいかにして彼女をポルノ業界から救ったのか(1)

  • ワールドミッションレポート(9月28日):スーダンのカクワ族のため祈ろう

  • ワールドミッションレポート(9月27日):ブルガリア 決して離さない神

  • ワールドミッションレポート(9月26日):アルジェリア オーディオ聖書が医師の人生を変える

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(244)聖書と考える「スティンガース 警視庁おとり捜査検証室」

  • 主につながり、人々を主につなげよう 万代栄嗣

  • 今の自分のままで幸せだと気付こう 菅野直基

  • 聖書のイエス(17)「わたしを見た者は、父を見たのです」 さとうまさこ

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(12)「苦しみ」から「光」へ 三谷和司

  • ワールドミッションレポート(9月16日):グアテマラ 子どもたちに広がる希望の連鎖

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(12)「苦しみ」から「光」へ 三谷和司

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 新しい発見 佐々木満男

  • 主につながり、人々を主につなげよう 万代栄嗣

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • ウェールズ聖公会、首座主教にレズビアンの女性主教選出 保守派からは強い批判の声

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「信仰の実践としてのスピリチュアルケア」 オリブ山病院で第3回臨床牧会教育

編集部のおすすめ

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.