Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. ワールドミッションレポート
ワールドミッションレポート

ワールドミッションレポート(10月6日):インド イマームの警告「聖書には人を惑わす呪文がある!」

2024年10月6日06時58分 執筆者 : 石野博
  • ツイート
印刷
関連タグ:インド

(※イマームとはイスラム教の礼拝を導く宗教指導者。キリスト教でいうところの牧師のような存在。)

かつて敬虔なイスラム教徒だったピーター・アクバルは、神の愛という "呪文" によって人生が根本的に変わってしまった一人だ。

ピーターはインドのムンバイの、イスラムに深く根差した家庭で育った。彼の家族は非常に熱心で、姉は幼い頃にコーランをアラビア語で暗唱したことで表彰されるほどだった。しかし、ピーターの弟であるムスタファが、後になって「あれはイエスの声だった」と分かることになるものに出会ったときから、一家の霊的な旅は劇的な展開を見せたのである。

ある日、街に出ていたムスタファは、彼の名を呼ぶ声を聞いた。「ムスタファ、私を見なさい。私はあなたの神である」。これにムスタファは混乱し、自分が聞いたものは堕落した伝統に違いないと思い、抵抗しようと試みたが、不可解に思うほど、近くの教会にどうしようもなく引き寄せられたのだ。映画館やモスクに入り、それを避けようとしたにもかかわらず、彼の足は教会に運ばれ、そこで彼は、自分が聞いた声はイエスのものであることに気が付いた。

ムスタファの新たな信仰は、当初は家族に気付かれなかったが、彼がモスクを欠席して、アッラーに祈ることを拒否し始めたことで、家庭内で長くつらい論争が巻き起こったのだ。弟の改宗にショックを受けたピーターは、もはやムスタファは兄弟ではないと、絶縁宣言した。

しかし、ムスタファの信仰はすぐに奇跡的な兆候を伴うようになった。彼は人々のために祈り、祈られた者たちが次々に癒やされたのだ。ピーターにとって転機となったのは、ひどい出血に苦しんでいた叔母が、ムスタファに助けを求めたことだった。最初は懐疑的でそれまでムスタファの信仰に反対していた母親が、叔母に対してムスタファに祈ってもらうように勧めたのだ。

ムスタファが祈ると、悪霊現象が顕現し、叔母を通して語り出した。悪霊は叔母から離れないと言い張ったのだ。ムスタファは、誰の呪いで悪霊が来たのかをイエスの御名によって白状させると、悪霊は、叔母と金銭争いをしている隣人の名前を明かした。そしてムスタファがイエスの御名によって悪霊を追い出すと、叔母はたちまち解放され、癒やされたのだ。

この衝撃的な出来事によって、ピーターは自分の知っていること全てに疑問を抱くようになった。イスラム教では、イエスは預言者の一人に過ぎないと教られているが、ムスタファの祈りによって示された力によって、ピーターは自分の考えを変え始めた。彼は今までずっと「聖書には人を惑わす "呪文" が書かれている」というイマームの警告を信じていた。しかし、目の前でイエスの力ある御名の権威を見せられては、聖書に何が書いてあるのかを確かめないわけにはいかなかったのだ。

聖書を読むうちに、ピーターは神の愛の深さを理解し始めた。さらにピーターは、イエスはご自分の弟子たちに、悪霊を追い出す権威をお与えになったことを知った。ピーターの、特にお気に入りの言葉はこれだ。

「それゆえ神は、この方を高く上げて、すべての名にまさる名をお与えになりました。それは、イエスの御名によって、天にあるもの、地にあるもの、地の下にあるもののすべてが、ひざをかがめ、すべての口が、『イエス・キリストは主である』と告白して、父なる神がほめたたえられるためです」(ピリピ2:9〜11)

この御言葉はピーターの心に強く響いた。自分の旅を振り返り、ピーターは今、かつて受けた警告に深くうなずいている。「確かにイマームたちは正しかった。聖書には、人間を根本から変えてしまう "呪文" がある。その呪文は、神の愛と呼ばれるものだ」と。

現在、ピーター・アクバルは、牧師としてムンバイのサンタクルズ・イーストにあるグレース・コミュニティー・フェローシップを導いている。

聖書は言う。「神のことばは生きていて、力があり、両刃の剣よりも鋭く、たましいと霊、関節と骨髄の分かれ目さえも刺し通し、心のいろいろな考えやはかりごとを判別することができます」(ヘブル4:12)

そう、神のことばは生きていて、力がある。ピーターの人生は、まさにそれを証ししているのだ。インドでは、神の言葉が生きて力強く働いている。インドのリバイバルの継続のために祈っていただきたい。

■ インドの宗教人口
ヒンズー 74・3%
プロテスタント 3・6%
カトリック 1・6%
英国教会 0・2%
イスラム 14・3%

◇

石野博

石野博

(いしの・ひろし)

2001年より、浜松の日系ブラジル人教会で日本人開拓、巡回伝道者として従事。12年より、奥山実牧師のもと宣教師訓練センター(MTC)に従事、23年10月より、浜松グッドニュースカフェMJH牧会者として従事。18年3月より、奥山実牧師監修のもと「世界宣教祈祷課題」の執筆者として奉仕。23年10月より「世界宣教祈祷課題」を「ワールドミッションレポート」として引き継ぎ、執筆を継続している。

※ この記事は、石野博牧師の「ワールドミッションレポート」を、若干の編集を加えた上で転載したものです。
関連タグ:インド
  • ツイート

関連記事

  • ワールドミッションレポート(10月5日):コンゴのカリコ族のために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(9月29日):米国 現代のマグダラのマリア、イエスはいかにして彼女をポルノ業界から救ったのか(1)

  • ワールドミッションレポート(9月28日):スーダンのカクワ族のため祈ろう

  • ワールドミッションレポート(9月27日):ブルガリア 決して離さない神

  • ワールドミッションレポート(9月26日):アルジェリア オーディオ聖書が医師の人生を変える

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.