Skip to main content
2025年11月4日18時05分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. ワールドミッションレポート
ワールドミッションレポート

ワールドミッションレポート(9月2日):アフリカ某国 呪術医のグローリー救われる

2024年9月2日13時01分 執筆者 : 石野博
  • ツイート
印刷

グローリーは呪術医の家系に生まれた。13歳になったとき、彼女は村で認められた呪術医である祖母の元で訓練を受けて仕えるために、住み込みで学び始めた。

祖母は死を前にして、自分の力の源をグローリーに引き継がせるため、伝統的な呪術医の衣装を彼女に授けた。この衣装の継承は、グローリーが村の新しい呪術医となったことを周知させ、その権威を象徴していた。

しかし実は、グローリーの人生は暗闇に支配されていた。彼女の超自然的な力を村人たちが恐れる一方で、彼女には盗み癖があり、泥棒としても人々に知られるようになった。彼女が罪に溺れるにつれ、友人たちは「最悪だ、こんな者には神の愛さえも届きゃしない。こんな人間が許されるものか」と言い始めた。グローリーの罪はエスカレートし、彼女は何度も刑務所に入ることになったのだ。

3度目の服役中、グローリーは高血圧で3日間ベッドから動けなくなった。彼女は適切な医療の診察を受けることができないでいた。刑務所で奉仕活動していたクリスチャン女性ジェーニャが到着したとき、他の囚人たちはジェーニャに、緊急に祈りが必要な死にかけている女性がいることを伝えた。

ジェーニャはグローリーの状態が危険であることを見て、彼女の癒やしのために祈った。ジェーニャはその時、「神はあなたを愛していて、あなたの罪を許してくださるわ」と言葉をかけた。グローリーは「そんなの無理だわ」と答えた。そこでジェーニャは、イエスと共に十字架につけられた盗賊の話をした。

「もしイエスが、共に十字架につけられたあの罪人をさえ許して天国を約束したのなら、もちろんあなたの罪だって許されるし、天国の約束も決して変わることはないのよ」。ジェーニャが「グローリー、神に罪を許していただきたいですか。これはあなたの心からの願いですか」と尋ねると、グローリーは「もちろんよ」と答えた。すると2人は共に祈り、グローリーは主を受け入れた。

翌週、ジェーニャが刑務所を訪れたとき、グローリーは喜びに満ちて「見て!私は癒やされたわ!」と目を輝かせて語った。その後、彼女の行動の劇的な変化を見た刑務官らは、彼女の釈放を早めて、早期に出所できるようにしてくれたのだ。

しかし、出所後のグローリーには自分が身を置く信者の共同体がなく、バプテスマも受けておらず、弟子訓練を受けてもいなかった。そのため、彼女は釈放後、再び以前の生活に戻ってしまったのだ。再び舞い戻った罪の生活の中で、グローリーは自分が犯した犯罪の被害者たちに追われる羽目となった。グローリーは逃げる途中に脚の骨を折ってしまい、再度逮捕され、それが4度目の服役となったのだ。

この時、ジェーニャの刑務所ミニストリーでは、「イエスと共に歩む」という5部構成の映画を教え始めていた。ジェーニャの教えを受け、グローリーはその教訓を実践し、彼女の人生はさらに劇的に変わっていった。呪術やスピリチャリティーについての最終レッスンの後、グローリーは自分の房に戻り、祖母から授けられた呪術医の衣装を焼き捨てた。その後、彼女はバプテスマを受け、他の人々に福音を広め、多くの人々を刑務所内で導き、弟子にしていった。

かつてのグローリーを知っていた人々は、その大きな変化に驚き果てた。ある女性は市場でグローリーを見かけ、「おやグローリー、素敵なサンダルじゃないか。いったいどこから盗んできたんだい?」と言ったが、グローリーは「もう盗みはしない。私は神に仕えていて、神が必要なものを与えてくださるからよ」と答えた。

現在、グローリーは福音のために命をささげ、120人のリーダーを弟子訓練している。イエスは言われた。「だから、わたしは『この女の多くの罪は赦(ゆる)されている』と言います。それは彼女がよけい愛したからです。しかし少ししか赦されない者は、少ししか愛しません」(ルカ7:47)

グローリーを奉仕に駆り立てるのは、その多くの罪を赦してくださったキリストの愛だ。これは紛れもなく刑務所伝道の実といえよう。アフリカの活発な伝道とともに、刑務所伝道のためにも祈っていただきたい。

◇

石野博

石野博

(いしの・ひろし)

2001年より、浜松の日系ブラジル人教会で日本人開拓、巡回伝道者として従事。12年より、奥山実牧師のもと宣教師訓練センター(MTC)に従事、23年10月より、浜松グッドニュースカフェMJH牧会者として従事。18年3月より、奥山実牧師監修のもと「世界宣教祈祷課題」の執筆者として奉仕。23年10月より「世界宣教祈祷課題」を「ワールドミッションレポート」として引き継ぎ、執筆を継続している。

※ この記事は、石野博牧師の「ワールドミッションレポート」を、若干の編集を加えた上で転載したものです。
  • ツイート

関連記事

  • ワールドミッションレポート(9月1日):南スーダンのジエ族のために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(8月31日):エジプト 「ゴミ」から神の子へ(5)

  • ワールドミッションレポート(8月30日):エジプト 「ゴミ」から神の子へ(4)

  • ワールドミッションレポート(8月29日):エジプト 「ゴミ」から神の子へ(3)

  • ワールドミッションレポート(8月28日):タンザニアのジタ族のために祈ろう

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • 聖書が教える「行いによる義」 菅野直基

  • 地球環境の守り人 穂森幸一

  • 主につながり主に求めよう 万代栄嗣

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(251)聖書と考える「良いこと悪いこと」

  • ワールドミッションレポート(11月3日):エジプト 福音の力—何世代にもわたる暗闇を撃破(3)

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • 聖書が教える「行いによる義」 菅野直基

  • 地球環境の守り人 穂森幸一

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 「2033年までに全ての人に福音を」 世界福音同盟の第14回総会、ソウルで開幕

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 花嫁(36)薄明かりの祈り 星野ひかり

  • 聖書が教える「行いによる義」 菅野直基

  • 「2033年までに全ての人に福音を」 世界福音同盟の第14回総会、ソウルで開幕

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.