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神の働きを妨げる「人への憎しみ」(6)悪意のある相手とも対話できる「赦し」の恵み 加治太郎

2024年7月6日17時32分 コラムニスト : 加治太郎
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そこで、イエスは答えて言われた、「わたしも、ひと言たずねよう。それに答えてほしい。 ヨハネのバプテスマは、天からであったか、人からであったか」。(ルカ20:3、4)

神様は素直な心に語られます。キリストは祭司長たちの動機をご存じでしたから、彼らの質問には回答せず、同じように質問で返されました。キリストは、悪意を持って向かってくる相手には、このように対処されることもありました。私たちは、コミュニケーションが難しいと感じる相手と、どのように対話したらよいのでしょうか。心を開かない相手には、いくら自分の伝えたいことを熱弁しても、空しく終わるだけなのです(参照・マタイ7:6)。

まず、あなたは過去の人間関係で受けた傷から自由でしょうか。聖書で用いられている「赦(ゆる)し」という言葉のギリシャ語の一つ「aphiémi」には「許可する」「苦しむ」などの意味が含まれています。つまり、ひどい事をされても否定的に反応しないということです。ひどい事がなかったかのように、相手を愛し続けるのです。

キリストはご自身を十字架にかける相手のために赦しを祈られましたが、この箇所の赦しにも「aphiémi」が用いられています(参照・ルカ23:34)。あなたがキリストにあって自由であるとき、たとえ相手の言葉に気分を害されたとしても、相手を赦し、相手の伝えたいことの本質を聞くことができます。そのためには何よりも、自分がキリストに赦されていることを知り、日常的にそれを体験することが大切です(参照・1ヨハネ4:19)。

自分が話すよりも、相手の話を聞くことを優先しましょう。相手の話が必要以上に長いと感じて忍耐を失い、感情的になったことはないでしょうか。聞くのに早く、怒るのに遅くありましょう(参照・ヤコブ1:19)。

相手が話しやすいように、あなたから質問をしてみましょう。どのように質問すれば相手が話しやすくなり、その心の動機や本質を知ることができるでしょうか。キリストは祭司長たちの心がかたくなであることを知りながらも、質問することを通してコミュニケーションを図られたのです。

今日も周囲の人々とのコミュニケーションを大切にしましょう。相手の質問に対し、あえて回答せずに質問で返すことで、心の本質まで分かち合うコミュニケーションが可能になることもあるのです。

GOD BLESS YOU!

◇

加治太郎

加治太郎

(かじ・たろう)

2000年に在ニュージーランド、オークランド韓人教会で受洗。05年より音楽賛美ミニストリーをスタートし、日本各地、韓国、中国、米国などを巡回。CDリリースや、毎週、沖縄と鹿児島でラジオ番組も行い、福音を伝える働きを進める。07年にはクリスチャン社会人を励ますことをビジョンにSPREADミニストリーをスタートし、東京、千葉、埼玉、名古屋などで定期的に15年まで集会を行う。19年には世界の東と西をつなぐことをコンセプトに、広告代理店 Taro Kaji Office, LLC を設立。16年からは家庭礼拝を中心に、20年には東京ベイバイブルフェローシップをスタート。キリストを通して、人々が満ちあふれるほどに豊かな人生を歩むことに情熱を注ぐ。妻と一男一女の4人家族。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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