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神の働きを妨げる「人への憎しみ」(5)パン種の例え 加治太郎

2024年5月26日16時42分 コラムニスト : 加治太郎
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また言われた、「神の国を何にたとえようか。パン種のようなものである。女がそれを取って三斗の粉の中に混ぜると、全体がふくらんでくる」。(ルカ13:20、21)

キリストは、パン種が小麦粉全体に影響を与えるという例えを用いて、神の国を説明されました。神の国は、たとえ目に見えなくても、周囲に影響を与える力が実際にあるのです。もし私たちの内にある神の国が、私たちを通してその力を現していないとすれば、その原因は何でしょうか。

私たちの心の状況はどうでしょうか。周囲から受ける批判や攻撃などに耐える力は、十分にあるでしょうか。それとも、これまでの人間関係で受けた傷に苦しみ、これ以上のリスクを負うことなどできない状況でしょうか。肌にできた傷も、ずっと気になって触り続けていると、ばい菌が入ったり、かさぶたができなくなったりして、なかなか治りません。しかし、その傷に手を出さず、適切な処置をすれば、傷は自然に治っていくのです。

体力を向上させるためには、トレーニングが必要です。50キロのバーベルを持ち上げることのできる人が、30キロを持ち上げるのは楽なことです。しかし、同じ人が60キロを持ち上げるためには、その重さに耐え得る筋力をつけることが求められます。私たちの心も同様です。心を成長させるためには、プレッシャーのある状況に身を置く経験を積み重ねることが必要です。その状況から逃げてばかりいれば、いつまでたっても心は成長しません。

脳裏に、過去の人間関係での嫌な記憶があれば、使徒パウロが蛇を振り払って何の害も受けなかったように、それを振り払いましょう(参照・使徒行伝28:5)。そして、日々御言葉に誠実に従い、歩み続ければ、気付かないうちに自由と癒やしを体験できます。

聖霊様の導きに従い、「この人は苦手で、私の心を害するから関わりたくない」という人間関係に、あえて踏み出しましょう。真実の愛は、愛しづらい人を愛するときに試され、実際に実として現されます(参照・ルカ6:32)。キリストの復活の恵みを体験することができるのは、私たちが周囲の攻撃を許し、認め、苦しむことを選択したときです。そのときに、ブレイクスルーを体験できるのです(参照・マルコ11:25、へブル12:2)。

今日も神様の御国は、私たちの中で影響力を強め、現されようとしています。この素晴らしい恵みを妨げているものは何でしょうか。人間関係による傷から自由になり、あえて厳しい状況に身を置くことを選択し続けましょう。そうすれば、私たち自身が変わるだけではなく、私たちの周囲が、御国に影響されるようになるのです。

GOD BLESS YOU!

◇

加治太郎

加治太郎

(かじ・たろう)

2000年に在ニュージーランド、オークランド韓人教会で受洗。05年より音楽賛美ミニストリーをスタートし、日本各地、韓国、中国、米国などを巡回。CDリリースや、毎週、沖縄と鹿児島でラジオ番組も行い、福音を伝える働きを進める。07年にはクリスチャン社会人を励ますことをビジョンにSPREADミニストリーをスタートし、東京、千葉、埼玉、名古屋などで定期的に15年まで集会を行う。19年には世界の東と西をつなぐことをコンセプトに、広告代理店 Taro Kaji Office, LLC を設立。16年からは家庭礼拝を中心に、20年には東京ベイバイブルフェローシップをスタート。キリストを通して、人々が満ちあふれるほどに豊かな人生を歩むことに情熱を注ぐ。妻と一男一女の4人家族。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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