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神が応えられる祈り 菅野直基

2024年5月5日17時53分 コラムニスト : 菅野直基
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ある国で日照りが続き、人々は井戸水で何とか生活をしていました。「このままだと、この国は砂漠になってしまう」という危機感の中、みんなで集まって神様に雨乞いの祈りをすることになりました。

2日目のこと、祈りの会を指導する導師が会衆を見渡して苦言を呈しました。「なぜあなた方は雨乞いの祈りをしながら、傘を持ってここに来ないのですか。神様が雨を降らせてくださると信じないで祈っているのではないか」

ある有名な心理学者は「命の危機に直面したとき、祈らない人はいない」と断言しました。その通りだと思います。しかし、「誰に祈るか」が大切です。

千円しか持っていない人に「10万円を貸してくれませんか」と言っても、「こっちが借りたいくらいだよ」と言われて終わってしまうでしょう。困ったときには「藁(わら)にもすがる」といいますが、藁に頼っても何も助けてはくれません。聖書は、創造主であり、全知全能の神がおられることを教えます。

そしてその神に祈ったならば、「祈りが応えられると信じる」ことが大切です。神様に雨乞いをする人たちが傘を持ってこなかったのは、本気で「雨が降る」とは信じていなかったからでしょう。イエス様は、「祈って求めるものは何でも、すでに受けたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになります」(マルコの福音書11章24節)と教えられました。

今、心の底から願うことがありますか。もし願いがあるならば、それを神様に祈ってください。そして祈ったら、神様が祈りに必ず応えてくださると信じてください。「神様が雨を降らせてくださる」と本気で信じたならば、ごく自然な行動として傘を持って出かけるはずです。

もし祈っているのに行動に移っていないならば、「祈りは必ず応えられる」と本気で信じていないからかもしれません。そして本気で信じられないのは、神の御心を祈り求めるといいながら、実際には自分の欲望を祈っているからかもしれません。自分の良心が自分の欲望通りになることを承認してくれないので、自己一致できず、本気で信じ切ることができないのです。

聖書は「神の御心を祈り求めなさい」と教えます。しかし、私たちの祈りはほとんどの場合、神の御心ではなく自分の欲望を求めます。自分の欲望は「自分さえよければ、他の人はどうなってもいい」というものです。神がその祈りに応えられたら、世界は大変なことになってしまいますし、本当は誰もそんなことを心の底から願っていないはずです。

神の御心は、永遠の視点から見て、全てを知った上で一番よいことです。私たちの視点はその場限りであったり、短いスパンでしか物事を見ていません。「井の中の蛙(かわず)大海を知らず」といわれる通りです。

また神は、誰か一人だけの幸せを願ってはいません。みんなの幸せを願っています。ある人は「もし神がいるならば、なぜ戦争が起こるのでしょうか」と言います。しかし、もし世界中の人が自分の持っているもので満足するならば、侵略戦争など起こり得ません。また、互いに赦(ゆる)し合い、みんなの幸せを願ったら、内戦も含めて世界の戦争はゼロになります。

またある人は、「なぜ神がいるのに世界に貧困があるのでしょうか」と言います。しかし、裕福な人がお金や食料を独り占めしないで、みんなで分かち合ったなら、みんなが満腹で幸せになります。

神の御心は、みんなが助け合い、みんなが幸せになることです。そんなことはきれいごとだと思うかもしれませんし、確かに、私たちにはできません。だから祈るのです。

神は愛です。公平で平等です。理不尽で不公平なことは一切ありません。神を信じ、神に信頼して生きていきましょう。

◇

菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

■ 新宿福興教会ホームページ(メッセージをくだされば、皆さんの近くの教会を紹介致します)
■ 菅野直基牧師のフェイスブック

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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