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ワールドミッションレポート

ワールドミッションレポート(4月4日):マラウイ 不動トラックが大きな祝福に

2024年4月4日11時59分 執筆者 : 石野博
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「ここ数年、毎日ある家の前を通るたびに不思議に思っていたことがありました。あの古いトラックは全く使われている形跡がない。なぜ使われていないんだろう」。マラウイのギブソン兄弟は所有者に話を聞くことにした。彼はトラックの所有者に、なぜそのトラックが長い間、放置されているのか尋ねた。「あのトラックには全く価値がない。エンジンが完全に壊れているんだよ」

しかし、ギブソンは諦めなかった。彼はメカニックの友人を連れてトラックを見に行った。驚いたことにメカニックは、少額でエンジンを修理できると言った。ギブソンはオーナーと交渉し、トラックを安く買い取ることに成功した。彼はさらに交渉をして、代金の分割払いまで認めてもらった。

ギブソンは代金の一部を支払い、眠っていたトラックを自宅まで運んだ。メカニックの熟練した手によってエンジンが慎重に分解されると、故障の原因は、エンジンシリンダーの1つのスリーブだけが壊れているに過ぎないことが判明した。整備士は、破損している部品をリロングウェに運び、再び動くようになるまで丹念に修理をした。

そして、何年も忘れられていたトラックが息を吹き返したのだ。今ではモンキーベイでレンガなどの物資を運ぶのに欠かせない存在となっている。トラックは1回の輸送ごとに6万マラウイ・クワチャを稼ぎ出した。これはギブソンの運命を変えただけでなく、彼が所属するキリストにある共同体全体に繁栄をもたらした。雇用も創出され、かつて放置されていた廃車同然のトラックが、今ではこのプロジェクトに関わる人々にとってチャンスと希望の光となっているのだ。

この事業のインパクトは3つある。

1)経済面:ギブソンの家族と、彼の下で働く従業員の家族を養うためにそれは使われる。

2)社会的な影響:雇用と稼いだお金によって、子どもたちは学校に通うことができる。また食卓に食べ物を並べることができるようになった。そのため健全な家庭と尊厳が養われている。

3)霊的な祝福:トラックは、イエスを知らない人々に手を差し伸べるのに役立つ。ビジネスを通して、ギブソンは新しい顧客と出会い、関係を築き、その関係を通して福音を伝えることができる。また、このトラックは福音を伝えることができる場所への移動にも役立っている。

このストーリーから、何を学ぶことができるだろうか。私たちは身の回りにある機会を見極め、神が与えてくださった資源を活用することを学ぶことができる。私たちの資源とは、自分のお金だけでなく、技術、家畜、家屋など、私たちが所有しているあらゆるものでもある。もし私たちがそれらを使うなら、神はご自身の手の中でそれを増やしてくださるだろう。タラントの例えのように、神は私たちに報いてくださるのだ。

全く役に立たないと思われていたお払い箱の廃車のようなトラックが糸口となって、人々に多くの祝福をもたらすきっかけとなった。これはまるで、この世的には無きに等しく何の役にも立たぬ者をあえて用いて、大きな働きをなさせる神の御業そのものだ。ともすると全く不能に見えるものの中にこそ、可能性は眠っているかもしれない。それを発掘し、呼び覚ますのが信仰なのだろう。励ましを受けるマラウイからの証しだ。同国の宣教と福音化のために祈っていただきたい。

◇

石野博

石野博

(いしの・ひろし)

2001年より、浜松の日系ブラジル人教会で日本人開拓、巡回伝道者として従事。12年より、奥山実牧師のもと宣教師訓練センター(MTC)に従事、23年10月より、浜松グッドニュースカフェMJH牧会者として従事。18年3月より、奥山実牧師監修のもと「世界宣教祈祷課題」の執筆者として奉仕。23年10月より「世界宣教祈祷課題」を「ワールドミッションレポート」として引き継ぎ、執筆を継続している。

※ この記事は、石野博牧師の「ワールドミッションレポート」を、若干の編集を加えた上で転載したものです。
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