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ワールドミッションレポート

ワールドミッションレポート(4月1日):ラマダン中のエジプト人のために祈ろう

2024年4月1日22時50分 執筆者 : 石野博
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関連タグ:イスラム教エジプト

6歳のモハメドは、クリスチャンたちが開催する、ホームレスの子どもたちのために開かれたイベントに参加した。そこで彼はイエスについて学んだ後、自分はイエスのものだと宣言したのだ。誰もがモハメドが良い方向に変わったことを理解した。彼の母親は喜んだが、他の人たちは国家安全保障省に電話すると脅した。モハメドと彼の母親は、家族と共に隠れざるを得なくなってしまったのだ。

エジプトの人口は約1億1200万人で、公式には90%がイスラム教徒であり、残りの10%がコプト教徒だが、大胆に信仰生活を送るプロテスタントのキリスト教徒はさらに多いといわれ、彼らの中には密かに信仰を実践する者も多いという。

エジプトでの教会活動は正式に許可されており、過激派イスラムの脅迫などがあった場合には、警察によって礼拝が保護されることさえある。しかし、イスラム教徒の改宗はもちろんのこと、人々は個人的に真理を探究することさえも禁じられている。イスラム教徒がキリストを信じて新しい信仰の一歩を踏み出すための代価はかなり高い。改宗者は仕事、子ども、家族の全員、遺産を失う可能性があるのだ。イスラム法のシャリーアはキリスト教徒への迫害を要求し、背教には死さえ伴う。しかし、心からイエスを求める人々を、何人も止めることはできないのだ。

イスラム教徒の医師アブダラは改宗を望んでいたが、新しい信仰を公に告白することができないでいた。彼の妻は非常に敬虔なイスラム教徒の家庭で育ち、子どもたちはイスラム教徒の宣教者を養成するアル・アズハル大学の学生である。アブダラがキリスト教信仰に心を動かされたのは、考えられないようなひどい扱いを受けながらも決して怒らず、困っている人たちへの愛の手を差し伸べ続けるクリスチャンの隣人に触れたからだ。そのためアブダラは、なぜ隣人がこれほどまでに自分たちや自分たちの信仰と違うのか、頭の中から追い払うことができなくなってしまったという。

エジプトでイエスを求めるイスラム教徒が、信仰を大胆に分かち合うこのことのできる敬虔なキリスト信者の隣人を持ち、彼らの真摯(しんし)な生き方を通してキリストに感化されるよう祈ろう。新しい信者の弟子化が進み、彼らが信仰において強くされ、力強く成長するように祈ろう。

キリストにある兄姉たちが、仕事やその他の面で助けを必要としているイスラム教徒の隣人たちに愛と助けの実際と模範を示すことによって多くの魂が勝ち取られるように、このラマダン中、特に祈っていただきたい。

■ エジプトの宗教人口
イスラム 86・7%
コプト教会 11・6%
プロテスタント 0・9%
カトリック 0・4%

◇

石野博

石野博

(いしの・ひろし)

2001年より、浜松の日系ブラジル人教会で日本人開拓、巡回伝道者として従事。12年より、奥山実牧師のもと宣教師訓練センター(MTC)に従事、23年10月より、浜松グッドニュースカフェMJH牧会者として従事。18年3月より、奥山実牧師監修のもと「世界宣教祈祷課題」の執筆者として奉仕。23年10月より「世界宣教祈祷課題」を「ワールドミッションレポート」として引き継ぎ、執筆を継続している。

※ この記事は、石野博牧師の「ワールドミッションレポート」を、若干の編集を加えた上で転載したものです。
関連タグ:イスラム教エジプト
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