Skip to main content
2025年11月2日08時47分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際
  3. 欧州

ドイツのキリスト教学校が強制閉鎖 「教育の自由の侵害」で欧州人権裁に提訴

2023年11月5日16時41分
  • ツイート
印刷
関連タグ:ドイツ自由防衛同盟(ADF)
学校/教室/school/class/+
※ 写真はイメージです。(写真:MChe Lee)

ドイツの受賞歴のあるキリスト教学校がこのほど、地元の教育当局の命令によって強制的に閉鎖された。同校を巡る措置については、国際的なキリスト教権利擁護団体が5月、教育の自由を侵害するものだとして欧州人権裁判所(ECHR)に提訴しており、現在係争中となっている。

提訴したキリスト教法曹団体「ADFインターナショナル」(英語)によると、閉鎖されたのはドイツの「分散型学習協会」が運営する同国南部バーデン・ビュルテンベルク州ライヒンゲンにある「ディートリヒ・ボンヘッファー国際学校」(DBIS)。DBISは、学校学習と家庭学習を織り交ぜた教育を提供する「ハイブリッドスクール」で、普段の学校教育ではカバーしきれない内容をサポートする「補習授業校」として、同協会が9年にわたり運営してきた。しかし、地元の教育当局が年度中の閉鎖を命令。ドイツの学校は7月が年度終わりで、DBISは現在、新入生を迎えられない状況だという。

DBISを閉鎖に追い込む動きは、同協会が2014年、他のハイブリッドスクール2校の認可について申請をし、不認可となった後から始まった。3年間にわたる訴えが無視された後、同協会は17年、行政の不作為を理由に、ドイツ国内の裁判所に提訴。19年、21年、22年の3回の裁判を経て、ドイツ連邦憲法裁判所は昨年12月、同協会の訴えを最終的に退けた。そのため、ADFインターナショナルが5月、「学校を開校・運営できないことに対する教育の自由の甚だしい侵害」を理由に、ECHRに提訴することになった。

地元の教育当局は9月、DBISの弁護士に宛てた書簡(ドイツ語)で「(学校運営)禁止の即時執行を命じる」と書き送り、手数料として600ユーロ(約9万6千円)の支払いも命じた。書簡には次のように書かれていた。

「禁止は(中略)、州の教育上の委任を保護するためのものである。現在の閉鎖状態の学校では、州の教育上の委任は(中略)完全に損なわれてしまうだろう」

教育当局はまた、「無許可校の広告」だとしてDBISのホームページの明け渡しも命じた。

DBISとその弁護団は、ドイツはホームスクーリングの禁止やその他の教育の制限により、国内法にも国際法にも違反していると主張している。

DBISの校長で、分散型学習協会の代表でもあるジョナサン・エルツ氏は、声明で次のように述べた。

「子どもたちには一流の教育を受ける権利があります。私たちの学校では、個々の学習ニーズを満たし、生徒が活躍できるような教育を家庭に提供することができていました。私たちの生徒と教師が学校コミュニティーを去らなければならなかったことを、深く悲しんでいます」

ADFインターナショナルの欧州地域権利擁護責任者を務め、DBISの弁護人を務めるドイツ人弁護士のフェリックス・ボエルマン氏も、エルツ氏の意見に賛同し、声明で次のように述べた。

「親は子どもの教育の第一の権威です。ハイブリッドスクーリングのような革新的なアプローチを取り入れることを含め、親が自分の子どもにとって最善の教育を選択する権利を持つことは、国際人権法に明記されています」

その上で、ドイツの教育制度は世界で最も制限の多いものの一つであるとし、「苦しむのは、長年にわたり親しまれてきた学校が閉鎖を余儀なくされた子どもたちと、その家族です」と述べた。

エルツ、ボエルマンの両氏は、ECHRが今回の訴訟をドイツの教育の在り方を改革し、保護者の権利を擁護する機会として受け止めてくれることへの期待を表明した。

DBISは、ドイツの神学者ディートリヒ・ボンヘッファーにちなんで命名された。ボンヘッファーは、1944年7月20日のアドルフ・ヒトラー暗殺未遂事件の責任を問われ、翌45年に処刑されたことで知られている。

ボンヘッファーの母親は、子どもたちが幼い頃、ドイツの公立学校に通わせることを拒否し、代わりに自分で教育することを選んだ。ドイツでは1920年に公立学校への通学が義務化され、ヒトラーは最終的に教会が運営する小学校を廃止した経緯がある。

※ この記事は、クリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:ドイツ自由防衛同盟(ADF)
  • ツイート

関連記事

  • ドイツのカトリック教会、昨年1年間で50万人超の信者が去る 過去最大の規模

  • 世界教会協議会、ドイツで第11回総会開幕 約300の加盟教団代表者らが参加

  • 神父の結婚認めるべき ドイツ枢機卿が独身制に異議「その方が彼らの人生にとって良い」

  • ドイツ福音主義教会、常議員会議長に女性牧師を選出 トップ2が女性に

  • 「和解の扉開いた」 シュトゥットガルト罪責宣言から75年、ドイツで記念礼拝

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 「2033年までに全ての人に福音を」 世界福音同盟の第14回総会、ソウルで開幕

  • サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(31)夢の中での再会

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • ワールドミッションレポート(10月29日):アンゴラとザンビアのルヤナ族のために祈ろう

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「2033年までに全ての人に福音を」 世界福音同盟の第14回総会、ソウルで開幕

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • 約250校の子どもたち数千人が「主の祈り」を唱和 英イングランド

  • 「迫害下にある教会のための国際祈祷日」 WEA・JEAが呼びかけ

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 日本聖公会首座主教・主教会が「京都事件」の書簡発表 元牧師が性加害、教区が2次加害

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 「2033年までに全ての人に福音を」 世界福音同盟の第14回総会、ソウルで開幕

  • 花嫁(36)薄明かりの祈り 星野ひかり

  • ワールドミッションレポート(11月2日):エジプト 福音の力—何世代にもわたる暗闇を撃破(2)

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.