「摂理」教祖、ソウル高裁が懲役10年の判決

2009年2月12日10時25分 印刷

韓国のソウル高裁は10日、女性信者への強姦致傷罪で起訴されていたカルト集団「摂理(JMS)」教祖の鄭明析(チョン・ミョンソク)被告の控訴審で、一審の懲役6年より重い懲役10年の実刑判決を言い渡した。

鄭被告は、マレーシアや香港などで01年から06年にかけて韓国人女性信者5人に性的暴行を加えた疑いで起訴されていた。一審はこのうち3人への強姦、準強姦について有罪と認めていたが、控訴審では新たに1人に対する準強姦を認定した。

「摂理」は1987年頃から日本でも布教活動を始めており、鄭被告が多数の日本人女性に対して性的暴行を加えた疑いも指摘されている。韓国の大法院(最高裁)は昨年1月には、日本人と韓国人の女性元信者2人にわいせつな行為をしたとして、鄭被告に計6000万ウォン(約700万円)の慰謝料の支払いを命じている。

同集団の問題は、99年に韓国で表面化し、脱会者による告訴が相次いだ。鄭被告は01年に海外へ逃亡。強姦容疑などで国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際指名手配され、07年5月に北京で拘束、昨年2月に韓国に送還された。

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