牧師との文通と聖書が心の支えに 元受刑者の声

2020年10月31日17時25分 印刷
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マザーハウスのスタッフで、パソコン修理販売事業「パトリック」を担当する赤堀誠さん

出所者の社会復帰を助けるNPO法人「マザーハウス」(五十嵐弘志代表、東京都墨田区)でスタッフとして働く赤堀誠さん(59)。2年半服役した当事者で、出所直後からマザーハウスに関わり始め、来年1月でちょうど2年になる。「受刑中は牧師との文通と聖書が心の支えでした」と語る赤堀さんに、これまでの歩みを振り返ってもらった。

東京で生まれ育ち、高校卒業後は航空自衛隊に入隊。24歳で退職後、IT企業に勤めた。40代で結婚し、婿養子となるが、姑との関係がうまくいかなかった。「非常にストレスを抱えてしまい、そんな中で窃盗をしてしまって。受刑すると当時に、離婚になりました」

一方的な展開だったが、受刑中の赤堀さんにはなすすべもなかった。「しばらくは現実を受け入れることができず、ものすごい葛藤がありました。その時は精神的にとてもまいってしまいました」

そんな赤堀さんを救ったのは、結婚してから通うようになったルーテル教会の牧師との文通だった。「牧師に自分の思いをすべてぶつけることができて、一番助けられました。あとは聖書です。受刑中はずっと聖書を読んでいました」

牧師の紹介でマザーハウスとつながり、出所後すぐにマザーハウスの支援を受けることができた。「出所した当日も五十嵐さんに来てもらいました。今も精神面から私生活まで、すべて助けられています」

幼少の頃にカトリックの神父に世話になったことや、ルーテル教会の牧師が転任したこともあり、昨年、祈りのうちに示されてカトリックに改宗した。今も教会に通いながら、マザーハウスのスタッフと共に週1回の聖書の学び会に参加している。また、エンジニアとしての経験を生かし、マザーハウスが就労支援の一環として行うパソコンの修理販売事業も任されるようになり、充実した毎日を送っている。

「いい仲間に恵まれています。困ったときに必ず助けてくれる存在がいることは、とても大きな心の支えです」

赤堀さんが担当するパソコン修理販売事業「パトリック」では、パソコンの修理のほか、状態の良い中古パソコンを専門的に調整したリユースパソコンの販売、不要になったパソコンの処分、iPhoneの修理サービスなどを行っている。マザーハウスでは元受刑者の社会復帰のために、居場所作りや心のケアを含むさまざまな支援活動を行っている。詳しくはマザーハウスのホームページを。

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