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トランプ米大統領が正式に出馬宣言、福音派への介入が早速始まる!?

2019年6月20日16時50分 執筆者 : 青木保憲
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関連タグ:ドナルド・トランプラルフ・リードキリスト教連合パット・ロバートソン福音主義(福音派)
トランプ米大統領が正式に出馬宣言、福音派への介入が早速始まる!?+
ドナルド・トランプ氏(左)=2017年(写真:ホワイトハウス)と、ラルフ・リード氏=11年(写真:Gage Skidmore)

ついに本命が動き出した。米国の現職大統領であるドナルド・トランプ氏が、現地時間18日にフロリダ州オーランドで開かれた集会の中で、正式に2020年の大統領選へ出馬することを表明した。2016年には「Make America Great Again(米国を再び偉大に)」というスローガンを掲げたが、今回は「Keep America Great(米国を偉大なままに)」と表明し、今までの路線を継続する次の4年間を示唆した。

米国経済の好調さをアピールし、保守的な最高裁判事を任命した自らの実績を背景にした今回の「出馬宣言」。これらトランプ氏の発言を受けて、早速動き出した人物がいる。米保守系報道機関フォックス・ニュースは「2020年、トランプ氏はさらに多くのキリスト教票を集めるか? この福音派指導者はそう考えている」(英語)という見出しで、ラルフ・リード氏のコメントを伝えている。

リード氏は、知る人ぞ知る「有名な」人物である。彼が一躍脚光を浴びるようになったのは、テレビ伝道者パット・ロバートソン氏が創設した「キリスト教連合(クリスチャン・コアリッション)」で初代事務局長を務めたからである。キリスト教連合とは、ジェリー・ファルウェル氏のロビー団体「モラル・マジョリティー」の理念を受け継ぎ、これをさらに進化させる形で1980年代末に結成された「宗教右派」の筆頭団体である。ファルウェル氏が大統領選に出馬して頓挫したり、さまざまな失言を繰り返したりしたことで、人々の前に出ることが難しくなったため、いつしかリード氏がキリスト教連合の顔になっていったという経緯がある。

リード氏は、クリントン政権(民主党)から政権を奪取したブッシュ政権(共和党)誕生に貢献したといわれている。1997年にロバートソン氏と仲たがいしたことで、キリスト教連合を離脱することになるが、その影響力は衰えていなかった。90年代から2000年にかけて、「宗教右派」「キリスト教福音派」がブッシュ政権を支えている、という報道が半ば揶揄(やゆ)するような形で流れ出したが、その渦中にいたのがリード氏であった。

彼は1996年当時、はっきりと次のように述べている。

「キリスト教連合は宗教団体ではない。政治団体です。そしてキリスト教信者でなくともこれに加わることは可能です」

このあたりから、政治に干渉するようになった一部の福音派、つまり「宗教右派」が人々から批判を受けるようになっていく。ファルウェル氏もロバートソン氏も、宗教家として政治に関与していたのに比べ、リード氏は政治家としてキリスト教(特に福音派)へアプローチしていくというスタンスであった。

その彼が今回、トランプ氏が出馬宣言する前日にコメントを発表したのである。ここに政治的意図がなかったとはいえない。むしろ、福音派陣営を扇動する意識があったと見る方が妥当であろう。

彼はこう語っている。

「われわれの戦略は、選挙登録者数を増やす――投票者の総数を拡大させる――ことです。信仰をベースにした投票者が100万から200万人になるなら、確実な力になります。先の大統領選では、(フロリダを含む)3州で約8万人の投票者を上乗せできたので、トランプ氏は当選できました。もしこれからさらに5万人から10万人を加えることができるなら、形勢を有利に運ぶことができます」

現在リード氏は、「信仰と自由連合」という団体の代表である。「信仰」や「自由」という言葉を用いていることから分かるように、宗教(特にキリスト教福音派)に特化した政治活動を旨としていることが分かる。キリスト教用語を極力避け、一般的な言葉に置き換えながらの政治活動だが、彼らは抜かりない。

フォックス・ニュースの記事では、民主党などリベラル陣営へのけん制も欠かしていない。

「2020年に向けて、もし左派(民主党などのリベラル陣営)が、ヒスパニック系やアフリカ系の人々、特に信仰者に対して、われわれに打つ手がないと考えているなら、彼らは大きな警鐘を聞くことになるでしょう。われわれはこれらの人々に、多くのアプローチをし続けていますから」

リード氏の言葉にどれほどの信ぴょう性があるかは分からない。しかし共和党では、トランプ氏を再選させるべく党の代表候補者と認定することに賛成する者が9割を超えているという。今年になって3月までに政治資金も3千万ドルを計上し、選挙資金も潤沢に整いつつあるようだ(朝日新聞20日付朝刊より)。

一方、トランプ氏の不支持率は、USAトゥデイ紙を除けば、どの機関による世論調査でも5割を超えている(リアル・クリア・ポリティクス〔英語〕より、6月に実施された世論調査に限る)。

トランプ陣営は、「わたしたちに反対しない者は、わたしたちの味方です」(マルコ9:40)ということで、味方の結束を固めようとしているのだろうか。

いずれにせよ、2020年の米大統領選は、主役の登場で一気に本格化するだろう。これに伴い、私も今秋から再び「米国の大統領選挙と福音派」の関係をひもといていきたいと思っている。

◇

青木保憲

青木保憲

(あおき・やすのり)

1968年愛知県生まれ。愛知教育大学大学院卒業後、小学校教員を経て牧師を志し、アンデレ宣教神学院へ進む。その後、京都大学教育学研究科修了(修士)、同志社大学大学院神学研究科修了(神学博士)。グレース宣教会牧師、同志社大学嘱託講師。東日本大震災の復興を願って来日するナッシュビルのクライストチャーチ・クワイアと交流を深める。映画と教会での説教をこよなく愛する。聖書と「スターウォーズ」が座右の銘。一男二女の父。著書に『アメリカ福音派の歴史』(明石書店、12年)、『読むだけでわかるキリスト教の歴史』(イーグレープ、21年)。

関連タグ:ドナルド・トランプラルフ・リードキリスト教連合パット・ロバートソン福音主義(福音派)
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