Skip to main content
2025年7月1日08時53分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際

英神学生、18世紀の速記文書の解読に成功 アンドリュー・フラーの説教が明らかに

2019年3月27日17時37分
  • ツイート
印刷
関連タグ:イギリス
英神学生、18世紀の速記文書の解読に成功 アンドリュー・フラーの説教が明らかに+
18世紀後半から19世紀初頭にかけて活躍した英国のバプテスト派神学者アンドリュー・フラーの速記文書の解読に世界で初めて成功した、英セントアンドリュース大学神学部3年のジョニー・ウッズさん(写真:同大)

英スコットランドの神学生が、約200年前に活躍したバプテスト派の神学者アンドリュー・フラー(1754~1815)の速記文書の解読に世界で初めて成功した。

フラーの速記文書を解読したのは、英セントアンドリュース大学神学部3年のジョニー・ウッズさん(21)。ウッズさんは、フラーの通常の手書き文字で書かれた文書を基にして、速記文書の解読に成功したという。

南部バプテスト神学校(米ケンタッキー州)付属のバプテスト研究所「アンドリュー・フラー・センター」(英語)によると、フラーは18世紀後半から19世紀初頭にかけて活躍した英国バプテスト教会の牧師。同じく英国出身の著名なバプテスト派牧師として知られるC・H・スポルジョンからは「(19世紀)最大の神学者」と評され、南部バプテストの歴史学者A・H・ニューマンは、米国バプテスト教会に対するフラーの影響は「計り知れない」と述べている。

同センターによると、フラーの最初の主要な著書である『The Gospel Worthy of All Acceptation(すべてを受け入れるに値する福音)』(1785年)は、「超カルヴァン主義を論駁(ろんばく)し、現代の福音宣教の神学的基盤を築いた」という。フラーはまた、英国バプテスト伝道会(BMS)の設立にも参与し、インド宣教などに貢献した。

著名な改革派の神学者で、宣教団体「デザイアリング・ゴッド」の創設者である米国人牧師ジョン・パイパー氏は、著書『Andrew Fuller: Holy Faith, Worthy Gospel, World Mission(アンドリュー・フラー:聖なる信仰、尊い福音、世界宣教)』(2016年)の中で、フラーにとって打倒すべき「大敵」は「イエス・キリストを拒む世界的な不信仰」であり、フラーはサンデマン主義と超カルヴァン主義の危険性に立ち向かった、と述べている。

セントアンドリュース大学(英語)によると、数百ページに及ぶフラーの速記文書は説教用に書かれたもので、誰も読み解くことができないまま、英ブリストル・バプテスト大学の記録保管所に保管されていた。しかし、セントアンドリュース大学のスティーブ・ホームズ神学部長が保管された資料を調べていたところ、タイトルのみ通常の文字で「信仰告白:1783年10月7日」と書かれた文章を発見した。

この日は、フラーが英中部の町ケタリングの教会に牧師として赴任した日で、フラーが職務の一環として信仰告白を求められていたことが分かる。ホームズ氏は、フラーの伝記に普通の文字で書かれた信仰告白の文章があれば、それを速記文字で書かれた信仰告白と比較することで、解読に役立つのではないかと考えた。

このひらめきは的中し、ホームズ氏は学内の学生研究助手制度を利用してウッズさんを雇い、2世紀にわたって学者を困惑させてきた「暗号」の解読作業に当たらせた。

ウッズさんは、フラーの文書群の中で最も歴史的に重要な2つの説教の解読に当たり、数週間後に見事解読に成功した。

ウッズさんは英タイムズ紙(英語)に「200年余りの間、誰も読んだことのないものを読めるとは思いもしませんでした。それは驚くべき瞬間でした」と述べ、自分の努力が「報われた」と胸を張った。

セントアンドリュース大学のインタビューには、「フラーの説教を初めて読めたことは、この上もなく光栄なことです。この素晴らしい人物が残した驚くべき物語を通して、多くの人が洞察を得ることができるのですから」とコメント。「今後も、フラーが私たちに残した膨大な作品集の解読に取り組んでいくのが楽しみです。彼の思いに関する理解を深めたいと思いますし、その思いが彼の宣教活動を通して発展していった様子を理解できることを願っています」と語った。

一方、ホームズ氏は次のように話した。

「ジョニーがこの文書を読むことができたと私に言ったとき、それは驚くべき瞬間でした。フラーは、導き手として非常に優れた人物でした。私が所属する教会では、ほとんど『守護聖人』のような存在です。フラーの1782年以降の説教文書については、彼が説教した以外には、誰も読んだことがありませんでした。その彼の言葉が読めるなんて、学者として生きていて良かったと思える瞬間です」

フラーの神学的功績を認めた米国のニュージャージー大学とエール大学は、それぞれ1798年と1805年、フラーに名誉博士号の授与を申し出たが、フラーは謙遜にもそれを固辞したという。

セントアンドリュース大学によると、2つの説教の解読文は現在、バプテスト派の研究誌「バプテスト・クォーターリー」に掲載されており、出版も検討されているという。さらにホームズ氏は、フラーの最新の著作集の出版に向けて、フラーのさまざまな説教文書を編集中だという。

※ この記事は、クリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:イギリス
  • ツイート

関連記事

  • イエス・キリストは縮れ毛で面長だった? イスラエルの教会跡で古代の壁画発見

  • 聖書に登場する石の重り「ベカ」 エルサレムで発見 刻まれた文字に特徴

  • エジプトで発見のマルコ福音書断片、「1世紀説」否定される 世界最古めぐり議論

  • マルティン・ルター自筆の文、米エモリー大の図書館で発見

  • 世界的にも貴重な漢文聖書「代表訳本」の初版、京都の寺で発見 東京外国語大学准教授の倉田明子氏に聞く

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • 全ての人の主イエス・キリスト 万代栄嗣

  • 花嫁(28)伝道の思い 星野ひかり

  • ヨハネの黙示録(4)死とハデスの鍵 岡田昌弘

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(225)エンディングを伴走して日本宣教を進めよう! 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月30日):インドネシア 静かに進む魂の変革

  • ワールドミッションレポート(7月1日):スーダンのラフォファ族のために祈ろう

  • 賢い時間の使い方「ゆっくり、今すぐに」 菅野直基

  • シリア首都で教会狙った自爆テロ、25人死亡 現地のキリスト教徒ら、さらなる暴力懸念

  • ワールドミッションレポート(6月29日):北朝鮮 大胆な一歩、北朝鮮で執り行われた秘密の洗礼式(3)

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • 花嫁(28)伝道の思い 星野ひかり

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(225)エンディングを伴走して日本宣教を進めよう! 広田信也

  • ヨハネの黙示録(4)死とハデスの鍵 岡田昌弘

  • 全ての人の主イエス・キリスト 万代栄嗣

  • シリア首都で教会狙った自爆テロ、25人死亡 現地のキリスト教徒ら、さらなる暴力懸念

  • ワールドミッションレポート(6月29日):北朝鮮 大胆な一歩、北朝鮮で執り行われた秘密の洗礼式(3)

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(7)人は「単独者」である 三谷和司

  • 日本キリスト教協議会、米軍によるイラン核施設攻撃に抗議

  • ワールドミッションレポート(6月30日):インドネシア 静かに進む魂の変革

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 日本福音同盟、戦後80年で声明 日本の教会が戦時下に犯した罪の歴史と悔い改めを確認

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • リック・ウォレン牧師、カトリックのイベントで講演 宣教による一致を語る

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 日本キリスト教協議会、米軍によるイラン核施設攻撃に抗議

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.