Skip to main content
2021年1月15日22時01分更新
Go to homepage
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 社会

クリスチャンのシェアハウス 健全な人間関係の中で育まれる「隣人愛」 東京ホライズンチャペル伝道師・袴田周氏

2017年9月18日18時23分 記者 : 守田早生里
  • ツイート
印刷
クリスチャンのシェアハウス 健全な人間関係の中で育まれる「隣人愛」+

東京都町田市には、クリスチャンのためのシェアハウスが2軒ある。いずれもNPO法人ホライズン・カルチャーセンターが運営している。同センターのシェアハウス部門代表で、東京ホライズンチャペル伝道師の袴田周(はかまだ・めぐる)氏が9日、インターナショナルVIPクラブ船橋で講演した。

同センターによる初めてのシェアハウスが運営を開始したのは2014年11月。5LDKの一軒家に、袴田氏を含む家族3人と、5人の若者がルームシェアをしながら生活をしている。もう1軒のシェアハウスがスタートしたのは今年3月。自己運営型のシェアハウスで、現在、3LDKに3人が暮らしている。

当初、同センターでは、「ひきこもり支援」の一環としてシェアハウスの運営を考えていた。場所は東京ではなく、米国で行うことがほぼ確定し、視察も行っていた。

「日本という狭い社会の中でひきこもってしまう人たちは、案外、近所には出られないけれど、遠くの地であれば外に出て社会活動ができることが、教会内外の青年たちを見る中でだんだん分かってきました。ですから、ひきこもっている人々を思い切って米国で支援したらどうかと考えたのです」

しかし、このプロジェクトは、大きな協力者の1人だったカウンセラーの突然の死により頓挫してしまった。それでも、ここまで「ひきこもり」「シェアハウス」をキーワードに研究をしてきた結果、分かったことがあった。それは、「多くの若者がひきこもっている、いないにかかわらず、シェアハウスのような場所が今こそ必要」ということだった。

「『無縁社会』という言葉に代表されるように、現代の日本は、近所付き合い、親せき関係、友人関係、果ては家族関係、親子関係までも希薄な時代になりました。そうした希薄な関係の中で育った子どもたちに何が起きるかというと、健全なセルフイメージと人間関係が持てないということです」

袴田氏自身もこのような経験を持つ青年の1人だった。両親は共働きで、父親は仕事に明け暮れ、ほとんど家にいることはなかった。夫婦仲の悪かった両親はやがて離婚したが、食事の時には常にテレビがついていて、家庭の間で会話らしい会話はなかったという。

やがて袴田氏は音楽大学に進学。ただ、そうした環境で育ったために、社交性は乏しく、セルフイメージも低い。専攻したトランペットの教師ともまともに会話することができず、まずは会話の練習からしなければならないほどだった。

しかし、この恩師との出会いが転機となった。妻に導かれてクリスチャンとなったその恩師が「第二の父親」となって袴田氏を支えてくれたのだ。袴田氏はその後さらに信仰を育み、恩師と共に祈ることで、徐々に健全なセルフイメージを持てるようなったという。また、教会に通い、受洗をした後も、教会での奉仕や周りの人と交わりを持つ中で、親密な関係を築き、傷ついた心も癒やされていった。

クリスチャンのシェアハウス 健全な人間関係の中で育まれる「隣人愛」

「現代の若者も、まさにこのようなことで傷つき、健全で親密な関係を築いた経験がないため、セルフイメージも低く、それによって自信さえ失っています。それは残念なことですが、忙しい日本社会に生きるクリスチャン青年も同じではないでしょうか。そこで、クリスチャンのためのシェアハウスを作りたいと考えたのです」

しかし、都内に大きな家を借りることは容易なことではない。毎日、祈る中で与えられた最初のシェアハウスは、袴田氏が神学生時代に家庭集会を行っていた場所だった。この家の持ち主だった夫妻が相次いで召天したため、遺族の計らいで、袴田氏がその家をシェアハウスとして借りられることになったのだ。

クリスチャンのシェアハウス 健全な人間関係の中で育まれる「隣人愛」

現在、神学生や一般の社会人などがそこで共に暮らし、文字どおり「同じ釜の飯」を食べている。親密な人間関係を作らざるを得ない状況に置かれ、毎日のディボーションや仲間たちとの分かち合いの中で、相手を信頼し、愛することを学んでいくのだという。

シェアハウスには最低限の規則がある。「電気をつけっぱなしにしない」などの当たり前のことから、掃除、食事の準備などのルールまで。「そのような中で、青年たちは実によく会話をするようになりました」と袴田氏は言う。毎日、聖書を開いてディボーションを行う中で、「意味のある会話」が彼らを癒やしているのだ。

テレビ番組などをきっかけに大きな話題を呼んでいるシェアハウス。クリスチャンの青年たちの新たな交流の場として、今後も注目が集まりそうだ。

  • ツイート
▼関連記事を見る  ▼クリスチャントゥデイからのお願い

関連記事

  • キリスト教「にわかファン」問題を考える VIP船橋で松谷信司氏が講演

  • 金融最前線から「ラーメン屋」へ 金森一雄さん、VIP船橋で講演

  • 小さないのちを守る会代表・辻岡氏講演会「光か闇か 人生の選択」 VIPクラブ船橋

  • こころと魂の健康(22)人間関係Ⅰ 渡辺俊彦

  • こころと魂の健康(23)人間関係Ⅱ 渡辺俊彦

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

新型コロナウイルス特集ページ

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 緊急事態宣言、7府県に拡大 対象地域のカトリック教区が相次いで対応方針発表

  • トランプ氏続投と「誤って預言した」 ジェレマイア・ジョンソン氏が謝罪

  • 2020年の人権侵害国トップ10、1位は中国 国連ウォッチが発表

  • 群馬県内の教会でクラスター発生 40人が感染

  • 今、立って川を渡れ 穂森幸一(174)

  • 日本聖書協会、新理事長に石田学氏を選出

  • 私は黒いけれど美しい 菅野直基

  • 映画「聖なる犯罪者」に見るヨーロッパ的「救い」の危うさ

  • 国連「世界食糧計画」事務局長が警鐘、2021年に「聖書規模」の飢餓の可能性

  • 人のせいにしない 佐々木満男

  • 群馬県内の教会でクラスター発生 40人が感染

  • 米下院で「父」や「母」などの単語使用不可に フランクリン・グラハム氏「神の権威否定する」と批判

  • 映画「聖なる犯罪者」に見るヨーロッパ的「救い」の危うさ

  • トランプ氏続投と「誤って預言した」 ジェレマイア・ジョンソン氏が謝罪

  • 2020年の人権侵害国トップ10、1位は中国 国連ウォッチが発表

  • 米NY州知事「黒人や貧困層に行き届くまでワクチン接種しない」 聖書引用しメッセージ

  • 教皇フランシスコの主治医、新型コロナ合併症で死去

  • 人のせいにしない 佐々木満男

  • 「改宗禁止条例」でキリスト教徒に初の逮捕者、貧困層への支援活動中に インド北部

  • 国連「世界食糧計画」事務局長が警鐘、2021年に「聖書規模」の飢餓の可能性

  • 米下院で「父」や「母」などの単語使用不可に フランクリン・グラハム氏「神の権威否定する」と批判

  • 群馬県内の教会でクラスター発生 40人が感染

  • トランプ支持者が米議会占拠 米キリスト教指導者らが相次ぎ批判、祈り呼び掛け

  • 榊原寛氏死去、79歳 お茶の水クリスチャン・センター顧問

  • コロナと自殺、必要なのは「絆」の再形成 精神科医の山中正雄牧師

  • イエス時代の儀式用沐浴槽、ゲツセマネで発見 地名の由来裏付けに

  • 映画「聖なる犯罪者」に見るヨーロッパ的「救い」の危うさ

  • 1都3県に「緊急事態宣言」再発令、カトリック東京大司教区が対応方針発表

  • 2020年の人権侵害国トップ10、1位は中国 国連ウォッチが発表

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(111)トランプ大統領の勝利に向けて 広田信也

編集部のお勧め

  • クリスチャン画家の山田桂子さんが姫路市美術展に入選 日米でアートミニストリー展開

  • コロナと自殺、必要なのは「絆」の再形成 精神科医の山中正雄牧師

  • 「聖書通読、回重ねるごとに喜びがある」 『1年で聖書を読破する。』の鈴木崇巨牧師

  • “難病だからこそ生きる意味がある“ 「35歳までの命」余命宣告受けた筋ジストロフィー患者の保田広輝さん

  • 「母は中絶を拒否した」 アンドレア・ボチェッリの証し

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 論説委員・編集部
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 問い合わせ・アクセス
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • Twitter
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2021 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.