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闇から光へ

闇から光へ~的外れからの解放~(29)祈願の「ドラマ」班へ 佐伯玲子

2017年3月27日12時31分 コラムニスト : 佐伯玲子
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墓信仰Xの教えに従い、父方・母方双方の先祖の墓に参り、しっかり清めることを何度か繰り返すうち、私の環境に変化が起き始めました。 それは、以前から希望していた「ドラマ」班への移動でした。本格デビューのきっかけは「お笑い」でしたが、その「お笑い」で培ったものを基に、「女優」を目指していました。泉ピン子さん、藤山直美さん、室井滋さん、「ザ・ルーシー・ショー」で有名なルシル・ボールさんが私の目標でした。

船越英一郎さんの劇団公演にレギュラー出演させていただくようになって、ドラマや舞台班関係の方々と親しくさせていただくうち、時折、思いを話していた甲斐あって、念願のドラマ班への移動が決まったのです。幾つかあったドラマ班の中で、私は、船越英一郎さん、片平なぎささんと同じ班に配属になりました。

しかし・・・その代償は厳しいものでした。私は「お笑い」を馬鹿にしたことは1度もなく、「泣かせる」より「笑わせる」難しさや、苦労は身に沁みて分かっていて、長年お笑い界の一線で活躍されている師匠や先輩の偉大さに敬服している・・・その気持ちは全く変わらないのに・・・「佐伯は、お笑いなんてやってらんないって言ってた」「女芸人より女優の方が格好いいからだって」「もう2度とお笑いはやらないんだ」と、言ってもいない話が広まり、「生意気だ!」「何様だ!」などと批判と中傷を受けたのです。

ある日、某テレビ局の廊下で再会した某演芸番組のディレクターさんに、「もうお笑いはやらない佐伯さんでしょ」と皮肉を言われたり、向かい風の強い船出となったのです。真実の神様に祈り求めて得られた好機でしたら、あらぬ噂(うわさ)を立てられ、恩ある方々から誤解を受けることもなかったかもしれません。

つらかったり、憤慨もしましたが・・・自分の中に「高慢」な部分がなかった・・・と言ったら嘘(うそ)になります。しかし、「人の噂(うわさ)も75日」・・・しばらくすると徐々に収まっていきました。ドラマ班に移ったことで、演芸やお笑いライブへの出演・イベントなどの「営業」の仕事がなくなり、寂しい気持ちにもなりましたが、芸人仲間と、その後も良い関係を保てたことは救いでした。

「営業」の仕事がなくなった分、月々の収入も減りましたが、これもきっと一時のこと・・・役者として頑張っていけば、今よりもっと稼げるようになる!・・・と、自分を奮い立たせました。収入減少の不安よりも、ドラマの仕事が以前よりたくさん入って来るようになって、番手(脚本に記載される名前の順番)が上がっていくうれしさの方が勝っていました。

そんな中・・・時代も「昭和」から「平成」へと変わり、日本も新しい時代へ突入しました。そして・・・平成天皇ご即位後、「大嘗祭(だいじょうさい)」が執り行われた深夜・・・Xに祀られていた観音像から、突然「シューーー!!」という、ものすごい「噴射音」とともに、何かが放出され始めたのです!!

それは、「大嘗祭」により「天と地」が統一され、その天(宇宙)と地(地球)合体の力が観音像から放出され、より高次元で強い「波動」が部屋中に流れ出し、強力に清められるようになった、ということでした。そのことにより、Y氏から直接に波動をもらわなくても、部屋にいるだけで癒やされるようになったといわれたのです。特に観音像の真下は、より効果的であるとされ、人気ポジションとなりました。

といっても、来た人のほとんどは順番を待って、直接Y氏から「波動」をもらうまでは帰りませんでした(^_^;)・・・写真も、少しでもたくさん「波動」を入れようと、部屋に入るや観音像の下に置くことが当たり前となり、中には置いたままで帰る人も出てきて、常に山積みの状態となりました。

しばらくすると、水を置いて「波動水」なるものを作り始め、皆それを頂くために水筒持参で来るようになりました。「波動水」は、きっちりと計量され「1滴が命の水」と言われた信者の人たちは、1滴を大事そうに飲食物や薬に混ぜ、食べたり飲んだりしていました。「波動水」は無料でしたが、ほとんどの方が「波動注入のお布施」と併せ、像の下にお金を置いていきました。

もちろん、私もです(^^;)・・・他にも、お清め用の塩・酒・米なども置くようになっていき、観音像はますます「偶像礼拝」の対象となっていったのです。

また、観音像カードも「モノクロ」から「金」へ・・・デザインも、少年が描いたものから祀られている観音像が印刷されたものへと変わり、さらにその裏に描かれていた正三角形だけだった図形が、逆三角形と合体した「ヒランヤ」といわれるマークにも変わりました。

「天と地が合体した記念に作れ」との“神”からの啓示だということでした。それは「ダビデの星」(六芒星[ろくぼうせい])と同じ形をしていました(後に信者となったクリスチャン一家がいましたが、もしかしたら、このマークに惑わされたのかもしれません)。「これからさらに、もっと大きな恵みと奇跡が起こり始める!」とY氏は豪語しました。

以来、観音像からは、時折「噴射音」が鳴り響くようになりました。特に、それは夜遅い時間、人が少なくなってきた頃に起こりました。どういうメカニズムで起きるのか?! 真偽のほどは分かりませんでしたが、当時は「本物だ!」と信じ込むことで「自分」を納得させようとしていたのだと思います。「水もの」といわれる芸能界で生き残っていくために、何か「目に見えない力」を拠り所とし、それに頼りたい・・・。それだけ不安定な時期に入っていました。

そして「闇の世界」が繰り出す「偽の繁栄計画」は、次のステージへと進んでいくのです。それは、やがて来る「崩壊」への痛みを増加させるために・・・。(つづく)

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◇

佐伯玲子

佐伯玲子

(さえき・れいこ)

愛知県豊田市出身。名古屋造形芸術短期大学造形芸術科プロダクトデザインコース卒業後、役者を目指し上京。幼少より得意だった物まねを生かし、ホリプロお笑い部門第1期生として、バラエティーやドラマ、舞台などで活動。結婚後は、プレイヤーの他、脚本、演出、プロデュースといった制作活動を行う。26歳の時に出会ったカルトの洗脳により、離婚、度重なる病やけがで、生命危機一髪の2012年秋、イエス・キリストに出会い、22年間に及ぶカルト洗脳から救われる。2015年春より、神様から賛美を使って歌って踊るエクササイズ「賛美クス」を与えられ、フィットネスを通した伝道を行っている。教会はもちろん、ノンクリスチャンの人たちに、賛美の「力」と「神様に感謝をささげることの喜び」を、ステージパフォーマンスやレッスンを通して発信している。「主イエスの恵み教会」所属。

■ B.B Wonderland公式サイト

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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