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聖句の「分からない」を「なるほど」に 『新実用聖書注解』リニューアル版、3月末発売

2017年3月9日16時43分
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関連タグ:宮村武夫いのちのことば社
聖句の「分からない」を「なるほど」に 『新実用聖書注解』リニューアル版、3月末発売+
3月末に発売される『新実用聖書注解』のリニューアル版

「婦人たちは、教会では黙っていなさい」(1コリント14:34)

聖書を読んでいて、この言葉にぶち当たり、「これは男尊女卑的な教えだ」と怒る人や困惑する人もいるかもしれない。そんな時、あなたならどうするだろうか。

こういう場合、手元にあると便利なのが注解書だ。

今月末、いのちのことば社から『新実用聖書注解』がリニューアルされて発売される。『実用聖書注解』は1995年に出版された後、『新改訳聖書』第3版(2003年)での部分的な訳の見直しに対応した改訂版として『新実用聖書注解』が08年に登場した。しかし、それも売り切れてしまい、しばらく店頭から姿を消していたのだが、「重刷してほしい」との要望を受けて、このたび少部数ではあるが刊行されることになった。まさに待望の復刊だ。キリスト教書店ではすでに多くの予約注文を受けているという。

ここで少し『実用聖書注解』について説明しておこう。

福音派の諸教会の礼拝で使われている『新改訳聖書』は1970年に初版が刊行された。ちなみに、日本で典礼用聖書として使用されているのは、日本基督教団やカトリック教会などで使われる『新共同訳聖書』(87年)や『口語訳聖書』(55年)などがある。

『新改訳聖書』の登場に合わせて、70年から77年にかけて『新聖書注解』全7巻(いのちのことば社)が出版された。翻訳ではない、日本人による書下ろしの注解書を出そうという、当時、伝道が盛んで教勢を伸ばしていた福音派の意気込みがうかがえる。

本サイト編集長の宮村武夫もその執筆者の1人で、1コリント(新約第2巻)と1・2テサロニケ(新約第3巻)の注解を書いている。当時、米国留学から戻って間もない30代前半で、執筆陣の中では最年少の1人だった。

こうした注解書の刊行は、教会の説教に益することはもちろん、福音派の神学的なレベルを上げるためにも意義あることで、『新聖書注解』は教派の枠を超えて広く評価され、用いられていった。

当時、いのちのことば社の出版部長だった故・高本康生さんは、それで終わりではなく、継続して日本人による新しい注解書を出し続けたいという熱い思いを持っていたと宮村は言う。それを継続することによって、新しい執筆陣も育ってくる。それが約20年ぶりの『実用聖書注解』の刊行へとつながったのだ。

しかし、予算と時間的な制約があり、『新聖書注解』全7巻ほどのボリュームのあるものを作ることは難しくなっていた。そこで発想を変え、聖書全巻の注解が1冊に収まったコンパクトな『実用聖書注解』を作ろうということになったのだ。宮村はその編集委員の1人でもある。

「ただ、聖書全巻を解説するには、全1巻では少し物足りないのでは」と問うと、「1冊の注解書の中に創世記から黙示録まで、聖書66巻全てがそろっていることに意味があるのです。例えば、『子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである』(マルコ10:14~15)と主イエスは言いました。実はそれは、『見よ、子らは主からいただく嗣業(しぎょう)。胎の実りは報い』(詩篇127:3)という旧約の言葉が念頭にあるのです。このように聖書の言葉は聖書全体から読まないと分かりません。だから、新約のある箇所を調べて、すぐにそれに関連する旧約の箇所を1冊の中で見られることが、この『実用聖書注解』の優れたところなのです」

執筆陣は、五十音順に、荒井隆志(ピレモンへの手紙)、石黒則年(民数記)、市川康則(ヘブル人への手紙)、伊藤明生(ピリピ人への手紙)、伊藤淑美(テサロニケ人への手紙第一、第二)、岩井清(サムエル記)、宇田進(啓示と聖書)、内田和彦(マタイの福音書)、太田和功一(ヤコブの手紙)、奥田久良(エペソ人への手紙)、奥村修武(ヨシュア記)、小野静雄(使徒の働き)、勝原忠明(オバデヤ書、ヨナ書、ミカ書)、金田幸男(コロサイ人への手紙)、熊谷徹(ルカの福音書)、倉沢正則(ペテロの手紙第一、第二、ユダの手紙)、久利英二(列王記)、榊原康夫(聖書の正典と外典)、柴田敏彦(テモテへの手紙第一、第二)、清水武夫(エゼキエル書)、下川友也(ナホム書、ゼパニヤ書)、杉本智俊(士師記)、鈴木昌(エズラ記、ネヘミヤ記、エステル記)、鈴木英昭(ヨハネの黙示録)、鷹取裕成(ヨブ記)、千代崎秀雄(歴代誌)、津村俊夫(ハバクク書)、富井悠夫(詩篇、旧約聖書)、中尾邦三(テトスへの手紙)、中沢啓介(エレミヤ書、哀歌)、鍋谷堯爾(聖書の本文と解釈)、西満(聖書地理、聖書の歴史年表)、橋本龍三(ローマ人への手紙)、服部嘉明(イザヤ書)、藤本満(マルコの福音書)、松本任弘(創世記)、三野孝一(レビ記)、宮村武夫(ガラテヤ人への手紙)、村上宣道(ヨハネの手紙第一〜第三)、森和亮(ルツ記)、安田吉三郎(出エジプト記)、山口勝政(ハガイ書、ゼカリヤ書、マラキ書)、山口昇(箴言、伝道者の書、雅歌、新約聖書)、山崎順治(申命記)、山下正雄(ヨハネの福音書)、山中雄一郎(コリント人への手紙第一、第二)、油井義昭(ダニエル書、ホセア書、ヨエル書、アモス書)。そうそうたる顔ぶれだ。

しかもうれしいことに、95年の『実用聖書注解』(ハードカバー、箱入り)が1万8900円だったのが、2008年の『新実用聖書注解』(ビニール装、箱入り)は8820円になり、今回のリニューアル版(並製、箱なし)では6900円とプライスダウンされている。ちなみにキンドル版は5800円で最も安いが(全て税抜き価格)、見開きでその箇所全体を見渡せ、物理的に1巻全体を把握できる印刷された書籍としては破格の安さ。教会だけでなく1家に1冊置いておきたい。

さて、最初の問題の聖句。このパウロの言葉は「コリント教会の集会の乱れに対する勧告」だと『実用聖書注解』では解説されている。「集会を混乱させたもう1つの要素である婦人たちの発言を規制する。コリント教会には、救いの恵みによって女性である立場を超越出来ると考える人々がいた・・・。彼女たちは・・・勝手気ままに質問を浴びせかけて、集会の秩序を乱していたと思われる」

「パウロはコリントの女性たちの悪習をやめさせるために、彼女たちに通用しそうな議論を積み重ねている。その中には、万人には通用しない議論もあろう。手紙は万人向けの論文とは異なり、具体的な相手に宛ててのものである。しかし、議論の眼目は、女性の独自性を廃棄し常識を無視しようとするコリント教会の行き過ぎを制止して、神の与えておられる秩序に服せしめることにあり、これは今も妥当とすることであろう。・・・パウロが・・・男女の本質的同等性を語っている点にも留意して全体の議論を読むべきである」

いかがだろうか。あるいは、注解者の解釈にまだ納得できない人もいるかもしれない。その時はぜひまた別の注解や講解説教集などに当たってみてほしい。注解の「沼」にはまって、聖書の奥深さを堪能してはいかがだろうか。

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