Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
英語お宝情報

英語お宝情報(4)ピッチは和製英語タイプ6 木下和好

2017年2月21日12時38分 コラムニスト : 木下和好
  • ツイート
印刷
関連タグ:木下和好
英語お宝情報(1):スピーキング脳とリスニング脳

By Dr. K. Kinoshita(木下和好)
YouCanSpeak 開発者・同時通訳者
元NHK TV・ラジオ 英語教授

pitch(ピッチ)の歴史は長く、ノアが箱舟を造ったときにも防水用として使われた。”make rooms in the Ark and coat it with pitch inside and out.「箱舟の中にへやを設け、ピッチでそのうちそとを塗りなさい」”(創世記6:14)

pitch という言葉には「アスファルト」以外にも幾つかの意味があるが、日本ではピッチが英語の pitch とは別の意味で使われているので、英語で話すときにはそのまま使うことができない。

<英語スピーキングのための重要ポイント>

英語を自由に、また上手に話せるようになるためには、次の6つが重要ポイントとなる。

1. 適切な単語を適切に使える
2. 適切な発音ができる
3. 適切な英文を瞬時に作り、また音声化できる →(YouCanSpeak の使命)
4. 強い習得願望を持つ・絶対的必要性を感じる・楽しさ / ワクワクを実感
5. 習得能力を信じる
6. 適切な学習法で学ぶ

日本では簡易英語辞典に匹敵するほどの数の和製英語が使われている。これらの和製英語は、英語スピーキング力アップのための6重要ポイントのうち「1. 適切な単語を適切に使える」と「2. 適切な発音ができる」の2つに、大きなマイナス影響を与えている。と同時に、そのまま英語としては使えない和製英語に少し手を加えて再利用できるようにすると、英語力を一気に伸ばすことも可能となる。

<和製英語のタイプ>

1. 英語として全く使い道がない
2. 日本語と英語の合成語
3. 発音が本来の英語からかけ離れている
4. 意味が本来の英語とは異なる
5. 品詞(動名詞とか過去分詞 etc)の使われ方が本来の英語とは異なる
6. 元の英語と同じ意味であると勘違いされている和製英語

<ピッチの日本での使われ方>

ピッチという英語の単語は日本語の中に溶け込んでいて、テレビのニュースの中でも、あるいは新聞・雑誌などでも頻繁に使われている。特に時間的制約がある事柄に関して、「工事が急ピッチで進んでいる」とか、「ピッチを上げないと間に合わない」とかいう表現を使う。日本人全員がその意味を100パーセント理解しており、ピッチの使い方に疑問を抱く人はほとんどいない。すなわち、日本で言うピッチと英語の pitch は同じ意味であると思われている。

英語お宝情報(4)ピッチは和製英語タイプ6 木下和好

私がNHKの英語番組を担当していたとき、「急ピッチで、とか、ピッチを上げると表現しても、スピードを上げるという意味にはなりません」と言ったところ、「あなたは英語の基本を知らない!」という抗議のはがきが届いた。念のため、10人の米国人と英国人の友人に電話で再確認したところ、全員が日本人は pitch の意味を勘違いしていると言った。

日本では、「ピッチを上げる・急ピッチで・急ピッチで生産する・急ピッチで進む・~の準備を急ピッチで進める」などの表現がよく使われるが、全て「ピッチ」が「スピード」の意味になっている。いつ誰がどんな理由でピッチにスピードという概念を付加し、普及させてしまったかは分からないが、英語の pitch にはスピードの概念はない。

英語の pitch の代表的な意味は、以下の通りである。

1. 音の高さ
2. サッカーなどのグラウンド
3. 野球の投球(pitcher は pitchする人の意味)
4. 屋根の傾斜
5. 感情などの度合い
6. コールタール

本来、Pitch は波形の山と山、あるいは谷と谷の距離を示す言葉なので(あるいはそれに類似した意味)、音の場合、ピッチを上げると音は高くなるが、スピードが上がることはない。

英語お宝情報(4)ピッチは和製英語タイプ6 木下和好

英語を話すとき、日本式ピッチの概念を表現したい場合は、次のように言えばよい。

「急ピッチで」→ at a rapid pace / at high speed など
「ピッチを上げる」→ speed up / move into higher gear など
「急ピッチで生産する」→ produce at a rapid rate など
「急ピッチで進む」→ move ahead at a fast pace / pick up speed など
「~を急ピッチで進める」→ put ~ on a fast track など

<ピッチを本来の英語の意味として再利用>

ピッチが和製英語だからといって、記憶から消し去ってしまう必要はない。せっかく慣れ親しんだ単語なので、意味に修正を加えるだけで、いろいろな表現ができるようになる。

英語お宝情報(4)ピッチは和製英語タイプ6 木下和好

pitch speed =野球の投球スピード
best pitch =野球の決め玉
high pitch=野球のハイボール
low pitch =野球のローボール
highest pitch =最も高い音
perfectpitch =絶対音感
poor pitch singing =音痴
quick pitch =(反則投球)打者が構えていないのにピッチャーが球を投げること

英語スピーキング上達プログラムはこちら。

<<前回へ     次回へ>>

◇

木下和好

木下和好

(きのした・かずよし)

1946年、静岡県生まれ。文学博士。東京基督教大学、ゴードン・コーウェル、カリフォルニア大学院に学ぶ。英会話学校、英語圏留学センター経営。逐次・同時両方向通訳者、同時通訳セミナー講師。NHKラジオ・TV「Dr. Kinoshitaのおもしろ英語塾」教授。民放ラジオ番組「Dr. Kinoshitaの英語おもしろ豆辞典」担当。民放各局のTV番組にゲスト出演し、「Dr. Kinoshitaの究極英語習得法」を担当する。1991年1月「米国大統領朝食会」に招待される。雑誌等に英語関連記事を連載、著書20冊余り。

木下和好氏の書籍のご注文は、全国の書店、またはAmazonにて。

【公式】YouCanSpeak® 1977年から英語指導一筋・英語スピーキングに特化したオンラインプログラム

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:木下和好
  • ツイート

関連記事

  • 英語お宝情報(3)文法と文法用語の違い 木下和好

  • 英語お宝情報(2)瞬間英作文がスピーキング力の鍵 木下和好

  • 英語お宝情報(1)スピーキング脳とリスニング脳 木下和好

  • 知って得する英語習得のコツ(2)音声と意味は別々に存在する 木下和好

  • 知って得する英語習得のコツ(1)言葉と聖書の関わり 木下和好

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.