Skip to main content
2025年9月18日18時21分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 社会
イスラム国(IS)

後藤健二さん殺害事件から2年 半生を描いた音楽劇、東京で初公演

2017年1月29日15時31分
  • ツイート
印刷
関連タグ:後藤健二イスラム国(IS)
後藤健二さん殺害事件から2年 半生を描いた音楽劇、東京で初公演+
最後は出演者全員による賛美歌で幕を閉じた=28日、東京都杉並区の久遠キリスト教会で

国際ジャーナリストの後藤健二さんがシリアで過激派組織「イスラム国」(IS)によって殺害されて、2年がたとうとしている。シリアの地でこの世の生涯を終えた後藤さんは、私たちに何を伝えようとしていたのだろうか。

ジャーナリストとして生きた後藤さんの半生を描いた音楽劇「イマジナリーライン」の初の東京公演が28日、杉並区にある久遠キリスト教会で行われた。2011年の初上演時には、後藤さん本人も観劇しているという。「照れくさい」と話しながらも、自身を描いた音楽劇を喜んでいたとのこと。上演前には、リハーサル現場を訪れ、自ら演出を加えたという。

脚本、演出を手掛けた馬場さくらさんは、後藤さんをよく知る友人の1人だった。「事件から2年を前に、今まで大阪だけの公演だったが、今回は、どうしても東京で追悼公演をやりたかった」と話す。

後藤さんの体験をもとに作られたというこの音楽劇は、教会にある施設を舞台に、テロリストに殺害された少年の死を通して、真実を伝え、世の中に訴えることの大切さを描いた作品になっている。

劇中には、後藤さんが好きだったという賛美歌「When I think about the Lord」が挿入されている。歌うのは、東京公演から参加のゴスペルグループ「Lovelyz」のメンバーと大阪公演から参加している「ゆかり☆ゴスペル」さん。「後藤さんは、今、天国にいる。私は生前、後藤さんに会うことはかなわなかったが、いつか、私もイエス様が待つ天国に行く。その時には、後藤さんに会えると信じている」と「Lovelyz」のメンバーは話した。

音楽劇後には、トークライブゲストとして先月、『ジャーナリスト後藤健二 命のメッセージ』(法政大学出版局)を出版した映像作家の栗本一紀さんが登壇した。初めてこの音楽劇を見たという栗本さんは、「健二さんの情熱がそのまま劇になったようなパワーを感じた」と話した。

自身もキリスト教徒の栗本さんは、「自分の意思だけではどうしようもない状況になるときが誰にでもある。後藤さんが最期を迎えたのもまさにそういう状況だったのでは。最期に、あの乾いた土地の上で、戦闘員の横でひざまずかされた後藤さんは、彼の命を懸けた最後の中継だったように思う」と話した。

また、ヨハネによる福音書12章24節の御言葉を引用し、「後藤さんはまさに『一粒の麦』になったのだと思う。1粒の麦となって『死ねば、多くの実を結ぶ』とあるように、彼の地上での命は終わってしまったが、多くの実を結ぶのだと思う。今日、このように多くの人が来てくださったのも、彼が結んだ実なのではないかと思う」と話した。

トークライブで司会を務めていた馬場さんは、「この劇を作るとき、後藤さんに話を聞いていて印象的だったのは、『僕は、ジャーナリストである前に、1人のキリスト者です』と言っていたこと」と話した。

会場には、後藤さんがニューヨークに留学していた際に、同じくニューヨークに留学していたという知人も駆け付けた。まだ20歳だった後藤さんは、彼らにもすでに「ジャーナリストになりたい」と志を語っていたという。

「時折、活躍の様子を見ては、『あいつ、本当に夢をかなえてジャーナリストになったんだな、よかったな』と思っていた。あの事件のニュースは本当に驚いた。2年たって、今思うのは『ジャーナリストになりたい』と言ってジャーナリストになり、そしてジャーナリストとして死んでいった健二さんは、ある意味幸せなのかもしれないということ。もう会えないと思うと残念だが、少し時間がたって、そんな風に考えるようになった」と話した。

彼らが手にしていた当時の写真には、まだあどけなさの残る、青年時代の後藤さんが笑顔で映っていた。夢と期待に胸を膨らませ、志を持って飛び込んだジャーナリストの世界の結末が、まさかあのような事件になるとは、その時、想像だにしなかっただろう。もし想像ができていたとしても、後藤さんはジャーナリストの世界に飛び込んだだろうか。今となっては知る術もない。

事件から2年。シリア情勢は、今もなお混迷を極めている。後藤さんが命を懸けて願い、祈った世界平和は、いまだ訪れる気配がない。その日が1日でも早く訪れることを「祈る」ことが、残された私たちにとって最大の責任なのではないだろうか。

関連タグ:後藤健二イスラム国(IS)
  • ツイート

関連記事

  • 『ジャーナリスト後藤健二 命のメッセージ』 映像ジャーナリスト・栗本一紀さんが出版

  • 後藤健二氏追悼公演 「超えてはいけない一線」

  • 後藤健二氏殺害事件から1年 ジャーナリストはなぜ「戦場」へ行くのか

  • 映像ジャーナリスト・栗本一紀さん、後藤健二さんを通して平和を語る 津田塾大学クリスマス礼拝

  • 彼が生きていたら、今、何を語ったか 後藤健二さんの講演音声に聴く

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「日本イスラエル・クリスチャン交流会」が発足、世界62カ国に広がる議員ネットワーク

  • 後藤文雄神父死去、96歳 カンボジア難民の子ども育て、学校建設に尽力

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(28)ニコラス司教逮捕される

  • ワールドミッションレポート(9月18日):パプアニューギニア イースターは1日じゃない、1カ月続くリバイバルだ

  • 今の自分のままで幸せだと気付こう 菅野直基

  • 花嫁(33)愛には恐れがない 星野ひかり

  • キリストの心と思いが与えられている恵み(3)神の御霊と一つ 加治太郎

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • ワールドミッションレポート(9月17日):ロシアのリブ族のために祈ろう

  • 「日本イスラエル・クリスチャン交流会」が発足、世界62カ国に広がる議員ネットワーク

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 後藤文雄神父死去、96歳 カンボジア難民の子ども育て、学校建設に尽力

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(12)「苦しみ」から「光」へ 三谷和司

  • 「日本イスラエル・クリスチャン交流会」が発足、世界62カ国に広がる議員ネットワーク

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • ウェールズ聖公会、首座主教にレズビアンの女性主教選出 保守派からは強い批判の声

編集部のおすすめ

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.