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90歳と87歳 人生はだんだん美しくなる 風と雑木林と建築家夫婦の物語「人生フルーツ」1月2日より公開

2016年12月28日08時32分
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90歳と87歳 人生はだんだん美しくなる 風と雑木林と建築家夫婦の物語「人生フルーツ」1月2日より公開+
© 東海テレビ放送

4万5千人が暮らす愛知県中春日井市の高蔵寺ニュータウンの一隅にある雑木林に囲まれた、一軒のモダンな平屋。そこに暮らすのは、建築家の津端修一さんと妻・英子さん。この家で50年間、コツコツ、丁寧に時をためてきた2人の物語をつなげた珠玉のドキュメンタリー。

このドキュメンタリー映画は、互いに「さん付け」で呼び合う90歳と87歳の建築家夫婦の2年間を追ったもの。繰り返される日常の暮らしを楽しみ、丁寧に生きていく。それが積み重ねられ、2人の人生は、だんだん美しくなっていく。一方見る側は、2人を通して、「本当の豊かさ」を体験する。

「風が吹けば、枯葉が落ちる。枯葉が落ちれば、土が肥える。土が肥えれば、果実が実る。こつこつ、ゆっくり。人生フルーツ」。ナレーションを務めるのは女優の樹木希林。映画の中で繰り返されるこのフレーズは、修一さんと英子さんの人生そのもの。そして次第に見る人たちへの発信へと変わっていく。

映画の舞台となる2人の家は、40年前に修一さんが、敬愛する建築家・アントニン・レーモンドの自邸に倣って建てたもの。30畳の母屋1間で、周りは雑木林の緑に囲まれ、キッチンガーデンには70種類の野菜と50種類の果実が夫婦の手で育てられている。モダニズムの巨匠ル・コルビジェは、「家は、暮らしの宝石箱でなくてはいけない」という言葉を残しているが、細やかな気遣いと工夫に彩られている2人の暮らしは、宝石箱そのものだ。

90歳と87歳 人生はだんだん美しくなる 風と雑木林と建築家夫婦の物語「人生フルーツ」1月2日より公開
© 東海テレビ放送

1960年代、日本住宅公団(現UR都市機構)のエースとして活躍していた修一さんは、高蔵寺ニュータウンのマスタープランに関わることになり、風の通り道になる雑木林を残し、自然との共生を目指したニュータウンを計画する。しかし、経済優先の時代はそれを許さず、完成したのは、修一さんが計画したものとほど遠い無機質な大規模団地だった。

その後修一さんは、山を削り、谷を埋めてできた高蔵寺ニュータウンに住み、自給自足の生活を送る一方で、里山の回復のために「ドングリ作戦」を展開し、地元の人たちとコナラやクヌギなどの樹々を植える活動もしてきた。

90歳と87歳 人生はだんだん美しくなる 風と雑木林と建築家夫婦の物語「人生フルーツ」1月2日より公開
© 東海テレビ放送

そんな修一さんと65年間共に過ごしてきた英子さんは、結婚するまでは「女らしく」と厳しくしつけられたため、自分が思っていることなど口にすることはできなかった。それが結婚し、修一さんが何でも受け入れてやらせてくれるので、臆せずものが言えるようになったという。

そして、「自分1人でやれることを見つけてそれをコツコツやれば、時間はかかるけれども何か見えてくるから、とにかく自分でやること」を修一さんから教わり、日常の生活の中で実践してきた。修一さんとの結婚が、英子さんを自立した女性にしたことがとても興味深い。

繰り返しの日常の中で起きるさまざまな出来事も、2人は自分たちのペースで応じていく。印象的な出来事の1つは、2人が、出版した本のプロモーションのために行った台湾での事。修一さんが、太平洋戦争の最中、海軍技術士官として戦闘機を造り、台湾から連れてこられた少年兵たちと宿舎で共に生活していたことが明かされた。

その中で見せた修一さんの姿は、キッチンガーデンで過ごすときとのギャップを感じずにはいられない。「戦争」がいかに非日常的なものであるか、どんなに時を経ても人生から消すことができないことを強く印象付けたシーンとなっている。

90歳と87歳 人生はだんだん美しくなる 風と雑木林と建築家夫婦の物語「人生フルーツ」1月2日より公開
© 東海テレビ放送

もう1つは、修一さんの死だ。修一さんは、ドキュメンタリーの撮影が続く中で亡くなった。畑の草むしりをした後、昼寝をしたまま帰らぬ人となった。いつもの日常からの大きな変化を、英子さんはどう受け止めるのだろう、悲しみに耐えられるだろうかと思わずにいられなかった。

しかし、英子さんが、もう目覚めることのない修一さんの安らかな顔に向かって語り掛けたのは、「私これから、一生懸命にやるから、大丈夫だから待ってて」だった。

1人になっても、英子さんは、自分にできることを変わらずコツコツ。修一さんがいなければできないことは、無理してやらない。自分では世話をすることができない大きな木は伐採する。その潔さは、65年間共に暮らした中で培ってきた2人の信頼関係から生まれるものなのだと、物質的なつながりでなく、精神的なつながりをうらやましく思う。

そして、この映画で最も驚くべきは、修一さんの亡骸までも映し出すことだ。修一さんの安らかな死に顔は、見る者に人生の豊かな実りの先にこそ、豊かな死があることを教えてくれる。ただ、ここまで撮影が許されたのは、強い信頼関係があってのことだろう。作り手の誠実さと熱情が伝わってくるドキュメンタリー映画だ。

90歳と87歳 人生はだんだん美しくなる 風と雑木林と建築家夫婦の物語「人生フルーツ」1月2日より公開
© 東海テレビ放送

神は、人間に日常を与えてくださった。そして、その使い方は私たちに委託された。競争世界の中で、1分1秒を争いながら生きている私たち。しかし、そのような生き方は正しいのだろうか。神に召されるとき、この世で与えられた人生を振り返る余裕がなくていいのだろうか。「豊かな人生」や「美しい人生」は、決して手の届かないものではないことを修一さん・英子さん夫妻が教えてくれる。

2017年1月2日より東京・ポレポレ東中野、1月9日より愛知・名古屋シネマテーク、1月14日より大阪・第七藝術劇場にて公開、ほか全国順次公開。

■ 映画「人生フルーツ」公式ウェブサイト

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