東京都三鷹市北野の路上で15日午後、小学5年の女児(10)が、見知らぬ女から刃物で切り付けられる事件があった。通報を受けて駆け付けた警察官が、刃物を持った女が近くで暴れているのを見つけ、身柄を確保、銃刀法違反容疑で現行犯逮捕した。産経新聞などが伝えた。
同紙によると、15日午後4時ごろ、三鷹市北野の路上で「娘の友人の女の子が、見知らぬ女に切り付けられた」と110番通報があった。切り付けられた女児は、腕や指に切り傷を負ったが、命に別状はないという。毎日放送によると、女児は左腕と右手の指などを切られた。
警察は、現場近くの民家の敷地内で刃物を持っている女を発見。女は16歳の少女で、時事通信によると、刃物を持って暴れていたという。
同紙によると、逮捕された少女は、民家の住人で精神科の病院に入院歴があった。警察は、この少女が女児を切り付けたとみて調べを進めるとともに、刑事責任能力の有無についても調べる。
NHKによると、現場に居合わせた人は「けがをした女の子が友達の家に行ったときに玄関先で見知らぬ女に切りつけられた」と話しているという。