Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 教育
相模原殺傷事件

相模原障がい者施設殺傷事件:ルーテル学院大の江藤直純学長「私たちは、絶対者の前で皆平等な存在」

2016年8月8日16時15分
  • ツイート
印刷
関連タグ:ルーテル学院大学江藤直純

相模原市の知的障がい者施設「津久井やまゆり園」で入所者が刃物で刺されて19人が死亡、27人が重軽傷を負った事件を受け、福祉教育に力を注ぐルーテル学院大学の江藤直純学長が1日、同大ホームページにコメントを発表した。

江藤学長はコメントの冒頭で、今回の事件のあまりの悲惨な状況に言葉もなく、身も心も凍りつく体験をしたことを明かし、「これを読んで下さっている多くの皆様も同じ思いをされたのではないでしょうか」と語り掛けた。

そして、どんなに重度な障がいであっても、その人なりに幸せに生きる権利があることを伝え、「その生命は創造主によって創られ、愛されているゆえに限りなく尊く、価値あるものだと私たちは信じています。ですから、誰にも、他人の生命の価値を云々する資格はありません」と話した。

さらに、「生まれつきに、あるいは人生の途上で、ある人はたまたま知的障害者になり、ある人はたまたま知的障害者にならなかったのです」と、誰でも障がい者になる可能性があり、他人事としてではなく自分の問題として事件について考えてほしいと訴えた。

また、障がい者を標的としたことについて「自己主張ができないというハンディを持つ知的障害者を、自分勝手で自己中心的な価値観で抹殺しようとする暴挙を福祉教育の一端を担う者として私たちは許すことができません」と怒りをにじませ、「私たちは、絶対者の前で皆平等な存在です。本学で教育を終えた卒業生の皆さんもきっと同じ思いだと思います」と話した。

さらに、この事件で尊い命を奪われた人たちの無念を思い、残された遺族や、事件で心身に傷を負った人たちとその家族、さらに施設の職員のそれぞれのやり切れない気持ちに寄り添いたいと述べ、「私たちは、これまでもこれからも、どのような状況に置かれた人であっても、その生命を脅かす存在を許すことはできません」と強調した。

コメントの最後では、「本学は、全ての人が与えられた生命を大切にする社会を築くことを願い求め、そのために貢献することを願う人材をこれからも育て続けたいと思います」とし、「このような悲しみの時だからこそ、闇の力に負けずに共に希望の光を掲げていきましょう」と結んだ。

今回、ホームページにコメントを発表したことについて江藤学長は、「事件の犠牲者とその家族に寄り添う気持ちを伝えたかったからです」と語った。また、加害者の考え方を「特殊」だとしながらも、内心では共感するような社会に恐れを抱いていることも明かした。「『役に立たない人は排除したほうがいい』といった考え方自体が決して許されないことだと声を大にして伝えたかった」とその胸中を述べた。

自分の目から見たら「役に立たない命」を「排除する」という風潮は国内のみならず、中東や米大統領選の中やヨーロッパでの移民排除など世界中で見られると指摘し、「役に立たない命などありません。人間の命は神様が創造したもので、それらは全て愛されています」と力を込めた。その上で、「悲惨の行動だけでなく、行動の根っこにあるものをきちんと解決していかなくてはいけないと思っています。福祉教育を担うキリスト教主義の大学の役割です」と話した。

ルーテル学院大学は1976年から福祉教育を開始し、現在は、学部と大学院博士後期課程まで一貫して現場実践を大切にする教育と研究に取り組んできた。同大で社会福祉を専門的に学んだ多くの卒業生は、知的障がい者福祉を含む全国の社会福祉の分野で、事業の責任者として、中堅スタッフとして、新進気鋭の職員として活躍している。今回のコメントの中で江藤学長は、「(卒業生を)私たちは誇りに思っています」と語った。

関連タグ:ルーテル学院大学江藤直純
  • ツイート

関連記事

  • 脳性麻痺と共に生きる(14)相模原障がい者施設殺傷事件:障碍者から最も大切なものを奪った 有田憲一郎

  • 相模原障がい者施設殺傷事件:世界教会協議会「全ての人間の生命の肯定が必要」

  • ルーテル学院大、入学時給付型奨学金制度を新設 2017年度より実施

  • チャイルド・ファンド、「子どものこころのケア」ポケットブック制作 熊本県内の保護者約4万人に配布

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.