茨城県つくば市で男性2人が相次いで襲われた事件で、警察は7日、出頭してきた無職・大塚和則容疑者(42)を殺人未遂容疑で逮捕した。NHKなどが伝えた。
NHKとFNNによると、事件は7月午前に発生。まず、つくば市上横場で7日午前11時前、63歳の男性がパイプで殴られ、その後車ではねられ重傷を負う事件が起き、その約20分後には約2キロ離れたつくば市羽成(はなれ)で、山菜取りに来ていた77歳の男性が鎌で切りつけられ、現金約1万円が入ったバッグを奪われる事件が起きた。
テレビ朝日によると、大塚容疑者は7日午後6時ごろ、1人で警察署に出頭。調べに対し、2つの事件への関与を認めている。NHKによると、警察はこのうち63歳の男性に対する殺人未遂容疑で大塚容疑者を逮捕した。
大塚容疑者は7日、63歳の男性と初めて会い、別の知人と共に現場近くで酒を飲んでいたが、口論になり、突然近くにあった水道管のパイプで男性に殴りかかったという。テレビ朝日によると、大塚容疑者は男性をパイプで殴った後、車ではね、さらにバールのようなもので殴ったという。男性は首の骨を折る全治2カ月の重傷を負った。
一方、大塚容疑者を知る人はFNNの取材に応じ、「大塚容疑者はカッとなりやすい人だった?」という質問に、「そんなことない。おとなしいやつだったんだけどね」などと話している