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片柳弘史神父が語る「祈るように生きる」ことのヒント

2016年2月15日23時47分
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関連タグ:片柳弘史
片柳弘史神父が語る、「祈るように生きる」ことのヒント+
片柳弘史神父(写真中央左)とフォトグラファーの石田美菜子氏(同右)=13日、援助修道会(東京都新宿区)で

片柳弘史神父の新刊『祈るように生きる―マザー・テレサと共に』の出版記念トークイベント(ドン・ボスコ社主催)が13日、東京都新宿区にある援助修道会で開催された。著者の片柳氏と、本文中の写真を撮影したフォトグラファーの石田美菜子氏が、60人の募集定員を超えて集まった参加者を前に、祈りとは何か、生きるとはどういことかについて、時にユーモアを交えて語り合いながら、同書のタイトルでもある「祈るように生きる」ことのヒントを伝えた。

山口県宇部市の教会で司祭として働く片柳氏は、これまでドン・ボスコ社から6冊の本を出版し、本文中の写真は全て自身で担当してきたが、今回は、主に日常の風景をテーマにフリーで取材撮影・執筆をこなす石田氏に写真をお願いした。フェイスブックなどでも花や小鳥の写真を紹介し、プロ級の腕前を持つことで知られる片柳氏だが、同書に掲載された写真については、石田氏でなければ撮れないものばかりだと話す。この日のトークも写真の話を中心に進められた。

インド・コルカタにあるマザー・テレサの施設でボランティアをしていたときに、マザー・テレサ本人から神父になるよう勧められたことで聖職者を志すようになった片柳氏は、マザーの写真も数多く撮影している。マザー自身は写真に撮られるのを嫌がったが、周りのシスターたちが積極的に片柳氏を前に押し出し、撮影することを促したのだという。

「特等席で見たマザーとはどんな人でしたか」という石田氏の質問に、片柳氏は「常に祈り、神とつながっている人」と述べ、「マザーは、最初にジョークを言ってから、難しい話に入るんですよ」と一緒に過ごさなければ知ることのできない一面も語った。また、「どんな人がやって来ても、きらきらした目で相手を見つめて話を聞いている。目の前の人がイエス・キリストに思えるのだと、周りで見ていてそう感じた」と写真を撮っていて印象に残ったことを話した。

片柳氏が写真を撮り始めたのは、大学の卒業旅行で友達と北海道旅行に行ったときからで、その時に手にした一眼レフカメラの話になると止まらなくなると会場を笑わせた。石田氏から、いつもどんな時に写真を撮っているのかと聞かれると、「朝のミサが終わって、教会の周りを一周すると何枚かのいい写真が撮れます」と話し、教会周辺が自然豊かであることや、近所の庭の草木の状態が自分の中にインプットされていることなどを伝えた。

また、視覚を通して神が語り掛ける部分が多いと話した。「美しいものが目に入ってきたときに、神様からの呼び掛けメッセージをキャッチする。そして、そこで受け取ったメッセージを皆さんに伝える。そういうイメージで撮っている」と明かした。石田氏は、片柳氏のフェイスブックに触れ、「写真と共に御言葉があって、一層心に染みわたる。眠る前にメッセージを読んで『ああ、今日も一日いい日だった』と思う」と語ると、参加者も同意を示すように大きくうなずいた。

片柳弘史神父が語る、「祈るように生きる」ことのヒント
会場には60人の募集定員を超える人々が集まった。最後には『祈るように生きる―マザー・テレサと共に』の中から抜粋した写真が、メッセージと共に上映された。

片柳氏は、写真を撮るときは神と一対一で向かい合うことで感覚が研ぎ澄まされると話す。子どもたちと一緒に山登りなどをしているときには撮れないという。また、写真を撮っているときは、無意識に泥だらけになりながら撮っているので、その姿は決して人に見せられるものではないことや、一カ所で2時間ぐらい、光が来るのを待つことなどを話した。

石田氏も、恩師から「写真は一人で行かなければよい写真は決して撮れない」と言われたことを紹介した。また、「あの時は不思議だったな、きっと神様が撮らせてくださったのだな」と思うことがあるという。「写真を撮りに行くとき、以前は自分のことばかり祈っていたが、洗礼を受け、キリスト者になりたいなという経験の中で、この写真が1人でもその人の心を打ち、助けになるような1枚になりますようにというお祈りになった」と自分の体験を明かした。

今回のトークの中で、片柳氏は、「構図」などはあまり考えず、これだいうところを見つけて撮ることや、「これは!」というものが見つかるまではその場を離れないという撮影テクニックを披露した。また、一緒に撮影に出掛けた人から「こんな風景どこにあったのか」とよく言われると話し、「人によって何を美しく思うのか違う。だから、誰かが撮った写真を見てその風景を見に行っても、同じものを見ることはできない」と語った。

写真セミナーで教師もしている石田氏は、「技術的には完璧でも、メッセージが何も伝わってこない写真があって、これはいい写真とは言えないなと思ってしまう」と話した。片柳氏は、「無意識のうちに神様と対話をして、神様からいただいたものが上から降りてきたときにシャッターが切れる。その瞬間に撮った写真は見る人の心を癒やすのかなと思います」と述べた。

石田氏は、マザーに背中を押されて神父になった片柳氏に、今の心境を尋ねた。「司祭職は、マタイの福音書のペトロのように絶えず水の上を歩いているようなもので、いつもイエス様のほうを見ていないと沈んでしまう。それには神様と結ばれていないとだめで、祈らないとどうにもなりません」と語った。さらに、「神様から受け取ったことを伝えるのが司祭の仕事」と述べ、絶えず「今私は何を話したらいいのか」「教会に来る人にあなたが伝えたい言葉を教えてください」と祈っていると語った。

「祈るように生きる マザー・テレサと共に」出版記念トークイベント開催
昨年11月に出版され、すでに第2版が発売中の『祈るように生きる―マザー・テレサと共に』

片柳氏がこれまで最も苦しい体験をしたのは、フィリピンのミンダナオ島で1カ月間、宣教の助手をしたときだという。奥地には道がなく、原住民の助けがなければ登っていけない岩山ばかりで、後戻りもできず、「自分をすっかり神に委ねていくしかない」という気持ちだけで過ごしたという。この思いは18年間変わらず、今も岩山からいつ落ちてもおかしくないという緊張感の中で、全てを神に委ねて生きいると話した。

石田氏も、ちょうど1年前に母親をがんで亡くしたとき、神父から「父よ、あなたに委ねます。父よ、私を委ねます」との祈りを教えられ、ただ神に委ねて母親と一緒にずっと祈った。亡くなったときの顔は「神様に会いました」というふうに輝く顔をしていたという。片柳氏は、「自分の力でどうにもならないとき、神に委ねてみる。それが希望につながります」と話し、「あなたが抱えている苦しみをイエス様の足元に運びなさい」というマザーの言葉を紹介した。「どんな結果でも、神様が出してくれた結果が最もよいものです。神様の壮大な計画に比べたら、自分の思い通りになる人生はとてもちっぽけなものです」と語った。

そして、祈りとは、神の愛のぬくもりを感じながら、神の手に自分を委ねることだと話し、そのように生きていくことが「祈るように生きる」ことであり、その道しるべがマザー・テレサであることを伝え、締めくくった。

トークイベントに参加した40代の女性は、「自分はクリスチャンではないが、どんなことがあっても自分一人ではなく誰かが助けてくれるのだと思い、話を聞いてとても心が和んだ」と感想を語った。

『祈るように生きる―マザー・テレサと共に』片柳弘史著、ドン・ボスコ社

関連タグ:片柳弘史
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