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まことの喜び

まことの喜び(1)ただ主お一人だけで・・・ イ・ヨンフン

2015年12月7日07時00分 コラムニスト : 李永勲
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関連タグ:李永勲(イ・ヨンフン)

ただ主お一人だけで・・・

最近は2、3人集まったら財テクに関する話が必ず出てくるそうです。良い家に住み、良い車に乗るために少しでも多くの富を築き上げることが、現代人の一番の関心事だからです。それだけ現代社会においては、どれだけ良い服を着、たくさんの物を持っているかが、その人を表わす指標となっています。学生だって同じです。最近の子どもたちは学校に入学する前から幼児教育を受け、小学校に入学するや否やセンター試験対策の勉強をすると言いますから、学生たちが学業ストレスとうつ病に苛(さいな)まれているという言葉が実感できます。

しかし、果たして私たちの言うようなこれらの指標が、幸せの基準となれるのでしょうか。広い家に住み、富を満喫し、一番になるということだけで果たして人生の喜びと楽しさを得られるでしょうか。

多くの人々が、いわゆるスペック(spec)を積むためにさまざまな面で努力しながら生きています。彼らは、人々から認められるために努力し、高い点数を取るために戦々恐々としています。そのおかげか、今や私たちの社会は高い経済成長率を誇り、食べ物にも楽しむことにも事欠かない社会となりました。それにもかかわらず、韓国の幸福指数は底を打ち、離婚率と失業率、自殺率は頂点に向かっています。

聖書は、人の喜びや人の命は、その所有の豊かさにあるのではないと言っています。

「そして人々に言われた。『どんな貪欲にも注意して、よく警戒しなさい。なぜなら、いくら豊かな人でも、その人のいのちは財産にあるのではないからです』」(ルカ12:15)

人生の喜びや楽しさは、環境や条件で決まるわけではありません。快楽が幸せの代わりとなることもできません。それならばと、世俗を離れ、世の中と断絶されたところで生きていくこともまた、喜びを探し当てる正しい道とはなり得ません。一時、「無所有」がまるで幸せへの近道であるかのごとく認識されていたこともありましたが、これは一次的な結論にすぎず、私たちはその次を考えてみなければなりません。

伝道者の書を見ると、ソロモンは人生における「幸せ」を探すために、全てのことを行ったと言っています。快楽にふけってみたり、金銀財宝を集めてみたり、絶対的な権力を振るったりもしてみました。そのように、所有したいもの、見てみたいもの、楽しみたいものを通して楽しさを得ようとしましたが、それらが与える喜びと楽しさは全て一時的なものでした。それでソロモンは、これら全てのわざは風を追うような空しい努力にすぎないと言いました(伝道者1:14)。そしてソロモンは、神を恐れ、その方と正しい関係を持つことこそが、全ての人が見逃してはいけない重要なこと、すなわち全てであると言いました(同12:13)。神様を恐れることなしには、まことの幸せとまことの喜びを味わえないということです。これは、神様の創造摂理とも関係があります。

どんな道具であっても、それに応じた目的と使用方法があります。正しい目的の下に用いられるとき、その道具に価値があると言えるのです。人もまた同じです。聖書は、人間を創造した目的を「神に栄光を帰すこと」だと明かしています。全ての機械が本来の使用目的に沿って用いられるときに最高の機能を発揮できるように、私たちも創造目的に沿った人生を生きるときにこそ、真理が与えるまことの喜びとまことの自由を味わうことができます。

うつ病の患者さんたちの相談を受けてみると、彼らは自分たちがなぜ生まれ、何のために生きているのかが分からないそうです。深刻な場合、自分はこの世に生きる価値のない存在だと考えてしまいます。その結果、自ら命を絶ってしまうのです。驚くべき事実は、うつ病の患者さんの中には上位1パーセントの地位と富を持っている人、名門大学に通っている人々もいるということです。何とも残念でなりません。

人間の幸せが所有にあるという考えは、結局私たちを罪の影響下に置こうとするサタンの計略です。また、所有と執着を捨てる無所有の人生を強調することもやはり、人間内面の力を偶像化させようとする誤った教えにすぎません。これからは、本質に立ち戻らなければなりません。私たちがこの世に生まれた理由と目的を悟らなければなりません。私たちは神を賛美し、その方と共に歩むために造られました。

「わたしのために造ったこの民は わたしの栄誉を宣べ伝えよう」(イザヤ43:21)

イエス様は、十字架を背負っていくその瞬間も、喜んでおられました。肉が裂ける苦しみと死を前にしても、淡々とそれを受け入れ、後悔されませんでした。私たちをあまりにも愛しておられたからです。喜びの霊性とは、そんなイエス様に従っていくことです。イエス様だけで喜び、イエス様だけで満足することを知る霊性です。神様はイエス様のことを指し、神の御旨に従う息子という意味を込めて、「これは、わたしの愛する子」(マタイ3:17)と呼びました。すなわち、ただ主お一人だけで喜ぶ人生の姿勢こそが、神の民がこの世で勝利できる秘訣だということです。

「主を喜ぶことはあなたがたの力です」(口語訳、ネヘミヤ8:10)

聖霊の実2回目のシリーズである「まことの喜び」は、この世の全てのキリスト者が小さきイエスの姿を完成させ、まことの喜びを回復することを期待しながら完成させました。たとえこの世は目に見える指標を幸せの基準にするとしても、この世に見習わないでください。小さきイエスの霊性を回復させてください。神様だけで喜び、ただ主お一人だけで満足する純粋な心を持つことこそが、この世で勝利するための最高の力を所有することです。

(イ・ヨンフン著『まことの喜び』より)

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*

【書籍紹介】
李永勲(イ・ヨンフン)著『まことの喜び』 2015年5月23日発行 定価1500円+税

李永勲(イ・ヨンフン)著『まことの喜び』

苦難の中でも喜べ 思い煩いはこの世に属することである

イエス様は十字架を背負っていくその瞬間も喜んでおられました。肉が裂ける苦しみと死を前にしても、淡々とそれを受け入れ、後悔されませんでした。私たちをあまりにも愛しておられたからです。喜びの霊性とは、そんなイエス様に従っていくことです。イエス様だけで喜び、イエス様だけで満足することを知る霊性です。神様はイエス様のことを指し、神の御旨に従う息子という意味を込めて「これは、わたしの愛する子」(マタイ3:17)と呼びました。すなわち、ただ主お一人だけで喜ぶ人生の姿勢こそが、神の民がこの世で勝利できる秘訣だということです。

(イ・ヨンフン著『まことの喜び』プロローグより)

お買い求めは、アマゾンまたはイーグレープのホームページにて。

◇

イ・ヨンフン

李永勲(イ・ヨンフン)

4代続くキリスト教家庭に生まれ、幼い頃から主日学校に通いながらヨイド純福音教会と深い関わりを持ってきた。延世大学および韓世大学、連合神学大学院を卒業し、アメリカのウェストミンスター神学大学院修士課程を修了した後、アメリカのテンプル大学において宗教哲学修士(M.A.)と宗教哲学博士学位(Ph.D)を取得した。アメリカのワシントン純福音第一教会、日本のフルゴスペル東京教会、アメリカのLAナソン純福音教会の担任を務め、国際神学研究院院長、韓世大学教授、アメリカのベテスダ大学総長、ヨイド純福音教会教務担当副牧師などを歴任し、対外的には韓国キリスト教総連合会(CCK)共同会長と韓国キリスト教教会協議会(NCCK)会長などを歴任した。

現在、ヨイド純福音教会の2代目担任牧師として、韓国キリスト教総連合会(CCK)代表会長、キリスト教大韓アッセンブリーズ・オブ・ゴッド総会長、社団法人グッド・ピープル理事長などの活動を行っている。チョー・ヨンギ牧師の牧会と霊性を継承、発展させながら、ペンテコステ聖霊運動と御言葉充満の調和、仕えることと分かち合うことの実践、世界宣教および教会連合運動などに力を注いでいる。

主な著書としては『The Holy Spirit Movement in Korea』『霊的成長の道』『小さきイエスの霊性1・2』『感謝の奇蹟』『信仰の奇蹟』(以上、全て韓国語版)、韓英対訳『十字架の恵み』など多数。訳書としては『ペンサコーラ、奇蹟の現場‐ブラウンズビル教会』『世界ペンテコステ・ホーリネス運動の歴史』などがある。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:李永勲(イ・ヨンフン)
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