Skip to main content
2025年7月5日21時40分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 社会
戦後70年

長崎の鎮西学院高が平和大行進 10代から80代まで「命の水」受け継ぎ30キロをリレー

2015年8月13日10時52分 記者 : 土門稔
  • ツイート
印刷
関連タグ:原爆鎮西学院活水学院
長崎の鎮西学院高が平和大行進 10代から80代まで「命の水」受け継ぎ30キロをリレー+
長崎市の旧校舎(現活水中学・高校)から、諫早市の現校舎までの約30キロを、鎮西学院高校の教職員や生徒、OBら約900人が歩いた=8日

1945年8月9日の原爆投下で教職員9人、生徒133人が犠牲となった私立鎮西学院高校(長崎県諫早市)が8日、長崎市にある旧校舎(現活水中学・高校)から、諫早市の現校舎までの約30キロをリレー方式で歩く「平和大行進」を行い、同校の教職員や生徒、活水高校の生徒ら約900人が参加した。

旧鎮西学院中学(現鎮西学院高校)は1881年、メソジストの米国人宣教師によって創設された。長崎の爆心地から約500メートルの地点にあり、被爆により4階建て旧校舎は、3階から上が倒壊した。1946年に諫早市に移転した後、1951年からはミッションスクールの私立活水中学・高校が敷地を譲り受けた。原爆で崩壊した校舎の一部は被爆遺構として今も残されている。

活水中学・高校の校名は、新約聖書のヨハネによる福音書4章14節の「わたしが与える水を飲む者は決して渇かない。わたしが与える水はその人の内で泉となり、永遠の命に至る水がわき出る」から取られている。

出発式では、活水高校の生徒から鎮西学院高校の生徒に、「命の水」が入った手桶(たおけ)が手渡され、参加者全員で鎮西学院の平和宣言を読み上げた。

長崎の鎮西学院高が平和大行進 10代から80代まで「命の水」受け継ぎ30キロをリレー
活水中学・高校の象徴である「命の水」が入った手桶(たおけ)が手渡された。

幸福(さいわい)なるかな平和ならしむる者(マタイ5章9節)
War is Hell
悲惨な被爆体験を持つ鎮西学院は
神の前に深い罪を悔い改め
核廃絶とあらゆる戦争をなくすために祈り
地の上に真の平和を来たらすことを宣言する

長崎の鎮西学院高が平和大行進 10代から80代まで「命の水」受け継ぎ30キロをリレー
鎮西学院の平和宣言文が田上富久・長崎市長に手渡された。

「War is Hell(戦争は地獄である)」 は、鎮西学院第18代院長の千葉胤雄(ちば・たねお、1898~1959)が、被爆したときの日記に書いた言葉で、原爆で多くの教職員、生徒が犠牲になった鎮西学院の平和を願う象徴の言葉となっている。

宣言を読み上げた後、生徒の代表が「この平和宣言文には、私たち鎮西学院の魂が込められています。この思いを次の世代に引き継ごうと思います。お納めください」と述べて、列席していた田上富久・長崎市長に手渡した。

炎天下となったこの日、田上市長は「70年前の8月9日はやはり暑い日で、街は破壊され、体も破壊され、心が壊れそうになる中で、たくさんの人が存在していました」と、被爆した70年前の長崎に触れ、さまざまな世代が共に歩く平和大行進は、世代を超えて平和をつなぐ素晴らしい証言だと語った。また、行進に参加する高校生たちが、戦争経験者から直接話を聞ける最後の世代だとし、「私たちが受け継ぐんだという思いを持って、今日歩いていただけると大変うれいしい」と、行進に向かう生徒たちの背中を押した。

長崎の鎮西学院高が平和大行進 10代から80代まで「命の水」受け継ぎ30キロをリレー
平和大行進に参加した鎮西学院OB。Tシャツには十字架と「War Is Hell!」の文字が。左から2人目が、当時14歳で被爆した西嗣也さん(84)。

行進は1区間約3キロに分け、出発式で手渡された「命の水」が入った手桶をバトン代わりにつないだ。教職員や生徒だけではなく、当時学生だったOBらも行進を共にした。

当時14歳だった西嗣也さん(84)は、学徒動員で働いていた三菱の工場からの帰路に被爆したという。

長崎の鎮西学院高が平和大行進 10代から80代まで「命の水」受け継ぎ30キロをリレー
被爆当時の旧鎮西学院中学(現鎮西学院高校)校舎

「校舎が崩壊した後は、長崎市の銀屋町教会(日本基督教団)で授業が行われていました。教会には学生が入りきらず、何回かに分けて授業をしていました。原爆で学籍簿が全部燃えてしまったので、ニセ学生や戦地から帰ってきた予科練帰りの学生は、敗戦で希望を失って、学校でタバコやヒロポン(覚せい剤)を打つような学生もいて、ひどく荒れていて、当時の先生や教会の牧師さんも大変苦労されていました」と、当時の記憶を語ってくれた。

午前9時過ぎに、活水中学・高校を出発した一行は、長崎市内から日見峠を抜け、諫早市に向かい、午後4時過ぎに鎮西学院高校に到着。チャペルの前で到着の祈りをささげた。

関連タグ:原爆鎮西学院活水学院
  • ツイート

関連記事

  • 原爆投下時刻に合わせ浦上天主堂で追悼ミサ、被爆経験者の神父語る「信仰は生、戦争は死の賛美」

  • 隠れキリシタン・浦上四番崩れ・原爆投下 浦上天主堂の壁にキリスト教信仰400年の歴史を投影 6000人が見守る(動画あり)

  • 被爆70年の長崎でささげられた祈り キリスト者共同平和アピール発表

  • 長崎に原爆投下した機長、教皇に被爆地支援要請していたこと明らかに

  • 戦争経験者に聞く戦後70年(4):「汝の敵を愛せ」 長崎で被爆した市原憲二郎さん

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 学校法人聖学院、新理事長に田村綾子氏

  • ワールドミッションレポート(7月5日):コロンビア コカ農家から最前線の福音伝道者へ

  • 聖書のイエス(12)「初めに、ことばがあった」 さとうまさこ

  • 聖書から事実を引き出す学び「IBS」を分かりやすく説明する講座 7月12日から

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • シリア語の世界(27)シリア語旧約聖書の各書名と1章1節の和訳 川口一彦

  • 苦しみというプレゼント 菅野直基

  • 同志社女子大学とノートルダム女学院高校、教育連携協定を締結

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(8)「建物の話」 三谷和司

  • Gゼロ時代の津波石碑(3)日中韓、泥沼化する「桜の起源」論争 山崎純二

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(8)「建物の話」 三谷和司

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(225)エンディングを伴走して日本宣教を進めよう! 広田信也

  • ヨハネの黙示録(4)死とハデスの鍵 岡田昌弘

  • シリア首都で教会狙った自爆テロ、25人死亡 現地のキリスト教徒ら、さらなる暴力懸念

  • 花嫁(28)伝道の思い 星野ひかり

  • 全ての人の主イエス・キリスト 万代栄嗣

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(7)人は「単独者」である 三谷和司

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(8)「建物の話」 三谷和司

  • Gゼロ時代の津波石碑(3)日中韓、泥沼化する「桜の起源」論争 山崎純二

  • 同志社女子大学とノートルダム女学院高校、教育連携協定を締結

  • 学校法人聖学院、新理事長に田村綾子氏

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(233)聖書と考える「キョコロヒー」

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(225)エンディングを伴走して日本宣教を進めよう! 広田信也

  • ヨハネの黙示録(4)死とハデスの鍵 岡田昌弘

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.