Skip to main content
2025年6月16日16時38分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際

香港前司教「手遅れになる前に今こそ闘わなければ」

2014年10月11日16時57分 翻訳者 : 行本尚史
  • ツイート
印刷
関連タグ:香港中国中国共産党
香港前司教「手遅れになる前に今こそ闘わなければ」+
香港前司教のヨセフ陳日君枢機卿(写真:Rock Li)

香港の前司教が、増大する中国の影響力について警告し、民主主義のための「闘い」で団結するようキリスト教徒に強く求めた。

携帯電話をライト代わりにし灯す最近の街頭抗議で、「中環占拠(オキュパイ・セントラル)」運動では82歳と最年長の運動家の一人であるヨセフ陳日君枢機卿は、中国の影響力が日ごとに増大していると警告した。陳枢機卿は、もしこの英国の旧植民地における信教の自由が過去のものとならないようにするのであれば、キリスト教徒は自らの信仰のために闘う備えをしなければならないと語った。

2002年から2009年まで香港の司教を務め、何十年も民主派運動で活動してきた陳枢機卿は、「北京政府は香港に対する統制をますます強めており、憲法の約束について後退しつつあります」と述べた。

「危険を伴い犠牲を払う覚悟を決めるというこれらの努力、この勇気は全て、私たちがとても大切なことのために闘っているからなのです。もし(香港の指導者が中国政府によって選ばれるのであれば)・・・、その時、その人はきっと中央当局が命令することなら何でもやるに違いないのです」。陳枢機卿は「共産党は自分たち自身の権力以外に興味がなく、人民をみな奴隷にしてしまったのです」と付け加えた。

香港では、1人1票による開かれた普通選挙が2017年に行われることが予定されていたが、中国の全国人民代表大会(全人代)は8月、これに反する動議を承認した。香港の多くの人々は、この決定はいつの日か香港に普通選挙を認めるという北京政府の約束と矛盾すると考えている。

陳枢機卿は、何日にもわたって多くの学生らを含む群衆に演説をし、香港市民の声が聞こえるようにしたいという希望をもって街頭で夜を過ごした。

「それに(中国共産党は)腐敗もしているのです。賄賂という意味だけではなく、文化、生活様式を腐敗させてもいるのです。人々は物質主義的になり、利己的になり、不正直になって、奴隷であることを受け入れてもいいというようになってしまうのです」

「誰もが各自の分野で絶望的になるのです。このひどい文化は、ここ香港での教育や学校で私たちが徐々に教え込んできたことに反します。そして結局は、遅かれ早かれ、あるいはとても早く、私たちは中国のようになってしまうでしょうし、それはひどいものです」

香港前司教「手遅れになる前に今こそ闘わなければ」
香港龍半島中部の繁華街・旺角(モンコック)でのデモとそれに反対する人々(写真:Wing1990hk)

上海生まれでありながら1949年の中国共産党設立を前に香港へ移った陳枢機卿は、民主主義と自由のために声を大にすることが、自らの指導的な立場と共に、自らのカトリック信仰において、不可欠な部分であると信じている。

「これは教会の教説にもあります。社会教説には、人々の参加が大切だと述べられています」と陳枢機卿は言う。

「私たちは人間の尊厳を大切にしているがゆえに、私たちは神の子たちなのであり、私たちが奴隷にされてしまうことがあってはならないのです。それが私たちが闘わなければならない理由なのです」

現在も残っている抗議活動家たちは、そのほとんどが学生たちだが、今はわずか200人〜300人と、今週になって中環占拠運動が衰えかけているように見える。しかし、陳枢機卿はまだデモをしている人々に帰宅するよう呼び掛けつつも、諦めてはいけないと語る。「今の時点では、学生たちは退却すべきでしょう。なぜなら退却することは大義名分を放棄することを意味しないのですから」

「私たちは自らの主張が正しいことを示しましたし、そしてなおも自らの要求をするかもしれませんが、少し休まなければ、まったく理不尽な人たちに対して理屈を通すことはできません。私たちは集まって次の歩みについて考えなければなりません。私は、今の時点で一つ重要なことは、この運動がもはや学生のものでもなければ、中環占拠運動の推進者たちのものでもなく、(香港の)全ての市民のものだということを理解しなければならないということです」

「もっと幅広い協議会や委員会があるべきでしょうし、そうすれば私たちの声はより強いものになり、そして私たちは計画を立てることができるようになるでしょう」「当面、この闘いは長期戦になるでしょうから、私たちは賢くならなければなりません」

香港前司教「手遅れになる前に今こそ闘わなければ」
9月29日に行われた香港島北岸の銅鑼湾(コーズウェイベイ)での集会の様子(写真:Wing1990hk)

陳枢機卿の主な関心は依然として香港における信教の自由であるが、それは中国政府が権力の要求を明らかにするにつれて、不安定な状態にある。

「今の時点で、中国政府はすでに教会から学校を経営する権利を奪い去ってしまいました。次の段階は、恐らく教会に重い税金を要求することでしょうし、そうすればそれは中国と同じことになってしまいます。それはあり得ないことでは全くありませんし、手遅れになる前に私たちは今こそ闘わなければならないのです」と陳枢機卿は語った。

「とても危険なのは、毎日、北京政府がその影響力を増していることです。もしかしたらもう手遅れなのかもしれませんが、でも少なくとも今はやっと市民が目覚めましたから。全市民が私たちと共にいるのです」

※ この記事は、英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:香港中国中国共産党
  • ツイート

関連記事

  • 香港民主化デモ、キリスト者も支援

  • 香港民主化デモ 最前線に立つ牧師・枢機卿・クリスチャン学生たち

  • 香港占拠デモ、現地の教会組織が相次いで声明発表

  • 香港の教会、政庁に教育指針撤回を要求

  • 香港の枢機卿、自由の保護・拡大を要請

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • 自分の考えを大切に生きよう 菅野直基

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.