ルーテル世界連盟とイスラム国際人道支援機構、人道支援活動における協力で了解覚書に署名

2014年8月27日11時10分 記者 : 行本尚史 印刷
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イスラム国際人道支援機構(IRW)のCEOであるモハメド・アシュマウェイ博士と、ルーテル世界連盟(LWF)世界奉仕部(DWS)のエベルハルト・ヒツラー部長による了解覚書の署名。右から、LWF人権問題担当副総幹事のラルストン・デッフェンバウ氏、IRW国家プログラム・ディレクターのメディ・ベン・ムラド氏、UNHCR高等副弁務官のアレクサンダー・アレインコフ氏、LWF総幹事のマルティン・ユンゲ牧師、LWFグローバル・プログラム・コーディネーターのマリア・イモネン氏、LWF宗教間協力担当プログラム・アシスタントのエリザベス・ガノ氏がその証人となった。(写真:ルーテル世界連盟 / S. Gallay)

ルーテル世界連盟(LWF)とイスラム国際人道支援機構(IRW)は、人道支援活動における協力のための了解覚書に署名したと、LWFが25日、公式サイトで発表した。LWFによると、この署名は世界的なキリスト教組織と世界的なイスラム教人道組織の間で交わされた公式な協力関係としては初めてのものだという。

「きょうイスラム国際人道支援機構との協力関係を正式なものにできたことを私たちは誇りに思う」と、LWF世界奉仕部(DWS)部長のエーベルハルト・ヒツラー氏は述べた。「私たちの協働の中心にあるのは、尊厳や正義、憐れみや責務など、私たちが共有している多くの核心的な価値であり、災害によって悪影響を受けた脆弱な社会や人々を力づけ支援するための私たちの共通の展望であって、それらは宗教の違いを超えて私たちを結び付ける」

「私たちの脆弱な世界が人間の災いによってさらに崩壊しているように見える時代を、私たちは生きている。宗教は対立している民族同士の分割線であると解釈されることが多い」と、イスラム国際人道支援機構の最高経営責任者(CEO)であるモハメド・アシュマウェイ博士は付け加えた。「この脆弱な時代にあって、信仰に基づく人道組織は、人類全体をより良くするべく、相互の尊重・奉仕と協力のために固有の力強い模範を示す用意が最も良くできている」。アシュマウェイ博士はまた、人道活動の宗教的な根源を強調した。「私たちは最初(から)ここにいた」と彼は語った。「人々が病気で飢えていたとき、彼らはどこへ行こうとしただろうか?彼らは教会やモスクに来ようとしたのだ!」

UNHCRの高等副弁務官であるアレクサンダー・アレイ二コフ氏は、この協力を模範的であると称賛した。「どういうわけか世俗の人道支援の世界では、難民が求めている信仰に基づいたニーズについて、十分に留意してこなかった」と彼は述べた。「この協働は夢の実現だ。あなた方は素晴らしいことが一緒にできる。私は、これが他の人たちが模倣すべき模範になるよう望む」

彼はまた、これら2つの組織が自らの協力についての反応をUNHCRに伝えるよう求めた。すでに、LWFとIRWはケニアのダダーブ難民キャンプで、難民状況の中で見過ごされることが多い障碍者たちを共同で援助するにはどうすれば最も良いのかについて、事前評価を実施した。

「今は、私たちが信仰に基づく組織として、宗教は暴力に関するものではないと、とてもはっきりと言わなければならない時だ」と、LWFのマルティン・ユンゲ総幹事は付け加えた。「この覚書は細かい専門的な事柄だけでなく、自己理解の問題に触れている。その関係のうちに成長し、その関係の神学的課題を私たちの加盟教会に戻することを、私は楽しみにしている」

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