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「永遠のいのち」ダニエル書12章1~4節 宮村武夫牧師

2014年3月31日19時07分
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宮村武夫牧師+

[1]序

今回は、ダニエル書12章1節から4節を味わいます。主なる神様の導きを求めつつ、次回は、ダニエル書の最後12章5節から13節の箇所を通して、私たちに対する主なる神様の御心を求めたいのです。こうして読み進めてきましたダニエル書を、後2回で読み終えようとしているわけです。

今回最後の章12章を味わうにあたり、今まで教えられて来たことの一つをまとめ、12章の味わいに備えます。私たちがダニエル書を通して教えられて来たメッセージの一つは、教会と国家の関係をどのように理解したらよいかの課題でした。

例えば1章、3章、4章で教えられたことを簡単に振り返って見ます。ダニエルの姿を通してキリスト者・教会の在り方、バビロンの王ネブカデネザルを通して国家の現実を垣間見るのです。

1章では、特に2節に注意したのです。「主が……彼(ネブカデネザル)の手に渡されたので」と驚くべき言葉。ここにはダニエルの神、そうです、聖書の神様がどのような御方であるか良く示しています。イスラエルを支えてくださる神は、同時に、イスラエルをさばく御方です。イスラエルの目先の利益のためだけに利用されるような偶像とは全く違うのです。

またネブカデネザルは自分の力でイスラエルに勝利し世界帝国を打ち立てたと誇りますが(4章30節)、彼も真の主なる御方の御手にある器なのです。

教会と国家の関係を考えるとき、教会が国家を支配するのでも、国家が教会を支配するのでもなく、政教分離と言われるように教会と国家のそれぞれの領域で神から使命を与えられているのです。

しかし何よりも大切なことは、主なる神ご自身が真の歴史の統治者である事実です。教会も国家もこの御方に対して責任があるのです。この御方こそ、一人一人を愛し導いてくださるのです。ですから教育一つも、国家が自らの目的のために利用してはならないことを学びました。

また3章1節から18節の箇所では、国家は自らを絶対化し礼拝を要求する傾向があるのです。そこに見る偶像礼拝においては、すべてがおおげさに行われる事実を見ました。その現実の中で、の友人のように神に対する確信と従順(3章17、18節)に生きる者の姿を、例えその人々がどれ程数少なくとも、偶像化した国家は無視できないと教えられました。神に対する確信と従順に生きることこそ、教会の国家に対する重要な使命の一つです。

さらに4章を通しては、ネブカデネザルの見た夢を通して、国家の限界と目的を教えられました。17節後半が鍵でした。「いと高き方が人間の国を支配し」とネブカデネザルは夢の中で明らかに示されていたのです。

問題はこの明らかなメッセージにネブカデネザルは答え従う意志があるかどうかです。ダニエルの夢の解釈も、17節後半ですでに明らかにされている事実を、25、26節でさらに詳しく繰り返すと共に、27節、「それゆえ、王さま、私の勧告を快く受け入れて、正しい行いによってあなたの罪を除き、貧しい者をあわれんであなたの咎を除いてください。そうすれば、あなたの繁栄は長く続くでしょう」では、その事実に答えて、ネブカデネザル(国家)は、神から委ねられている使命、つまり正しい行いをなし、貧しい者をあわれんで行く使命を果たすべきことを率直に伝えることを含みます。ダニエル(教会)の使命には、ネブカデネザル(国家)に対してその限界と使命を指し示す見張り人としての役割もあります。

以上簡単にまとめました教会と国家の関係について教えるダニエル書の結びの12章。その最初の1節から4節には、「地のちりの中に眠っている者のうち、多くの者が目をさます」と復活と「ある者は永遠のいのちに、ある者はそしりと永遠の忌みに」と永遠のいのちについて言及しています。

[2]復活

「しかし、今やキリストは、眠った者の初穂として死者の中からよみがえられました」(Ⅰコリント15章20節)

[3]永遠のいのち

「その永遠のいのちとは、彼らが唯一のまことの神であるあなたとあなたの遣わされたイエス・キリストとを知ることです」(ヨハネ17章3節)

[4]結び

ダニエル書12章1節から4節において指し示されている復活と永遠のいのちの希望、この希望に導かれる生活と生涯について教えられ続けたいのです。

「御子に関することです。御子は、肉によればダビデの子孫として生まれ、聖い御霊によれば、死者の中からの復活により、大能によって公に神の御子として示された方、私たちの主イエス・キリストです」(ロマ1章3、4節)

「私の福音に言うとおり、ダビデの子孫として生まれ、死者の中からよみがえったイエス・キリストを、いつも思っていなさい」(Ⅱテモテ2章8節)

◇

宮村武夫(みやむら・たけお)

1939年東京生まれ。日本クリスチャン・カレッジ、ゴードン神学院、ハーバード大学(新約聖書学)、上智大学神学部修了(組織神学)。宇都宮キリスト集会牧師、沖縄名護チャペル協力宣教師。

主な著訳書に、編著『存在の喜び―もみの木の十年』真文舎、『申命記 新聖書講解シリーズ旧約4』、『コリント人への手紙 第一 新聖書注解 新約2』、『テサロニケ人への手紙 第一、二 新聖書注解 新約3』、『ガラテヤ人への手紙 新実用聖書注解』以上いのちのことば社、F・F・ブルース『ヘブル人への手紙』聖書図書刊行会、『哀歌講解説教 哀歌をともに』、『ルカの福音書 味読身読の手引き①』以上クリスチャントゥデイ、など。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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